ブラックカード

超欲しい!ブラックカードの種類と年収基準、年会費などまとめてみました。

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Kaleem-1989 / Pixabay

世の中には、ブラックカードと呼ばれているクレジットカードが存在します。

遡れば、アメックスのセンチュリオンカード(最上級カード)のデザインが黒を基調としていたことから、ブラックカードという名称の由来になったと言われています。

ブラックカードはカード発行会社の最上位カードの総称なので、カード名称はクレジットカード会社によって違いますが、最上級のサービスを提供しているという点で共通しています。

ブラックカードはまさに庶民には手の届かない「選ばれし者」のためのカードなわけですが、実際どんなものなのかは誰でもちょっとは気になりますよね。

そこで今回は、ブラックカードと呼ばれているクレジットカードをいくつか紹介してみます。その年会費や限度額、豪華すぎる特典など”最上級のクレジットカード”の威力をのぞいてみましょう。

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ブラックカードの種類|年会費5万円超えの本物ブラック

まずは代表的なブラックカードをサクッと紹介します。

ブラックカードの定義ははっきりとは決まっていませんが、

  1. 発行カード会社の最上位カードであること、
  2. プラチナカードの標準年会費5万円を超える年会費であること

この基準を満たす正真正銘のブラックカードをまず紹介します。

アメックス「センチュリオンカード」

ブラックカードというと、アメックスセンチュリオンカードを思い浮かべる人が多いでしょう。

入会金だけで54万円年会費35万円という正真正銘のブラックカードであり、全てのクレジットカードの頂点に立つ1枚です。

古代ローマ兵士の百人隊長(センチュリオン)をメインに黒をベースとしたこのカードのデザインから、「ブラックカード」という言葉が生まれました。

入手方法ですが、アメックスのプラチナカードかゴールド会員として、高額なカード利用していると送られてくるインビテーションがなければ入会することはできません。

年間カード利用金額は1,500万円以上でないと難しいという噂もあるくらいで、インビテーションの条件も謎に包まれています。

ポイントの交換商品に高級車も用意されているという、何もかも桁外れのカードですね。

ダイナースクラブ「プレミアムカード」

アメックス同様に富裕層を対象としたカードブランド「ダイナースクラブ」のプレミアムカードも、ブラックカードにふさわしいクレジットカードです。

ダイナースクラブは、一般カードである ダイナースクラブカード でも年会費税別22,000円と高めの設定ですが、プレミアムカードは年会費税別13万円です。

日本で発行されているダイナースクラブのプロパーカード(*1)は、この2枚しかありません。

年会費はアメックスセンチュリオンと比べると安く感じますが、提供しているサービスは質が高いので、センチュリオンよりもコスパ的なお得感はあります。

もちろんインビテーションがなければ手にすることができない招待制です。

しかし、ブラックカードの中では比較的一般人でも入会できる可能性が高いカードです。まずは ダイナースクラブカード をゲットすることから始めましょう。

(*1)他社との提携カードを除き、そのカード会社が独自で発行しているカード。例えばダイナースANAカードは、ANAとの提携カードなのでプロパーではありません。

関連プロパーカードと提携カードはどちらがお得?特徴の違いやメリット比較

スルガ銀行「VISA Infinite(インフィニット)カード」

VISAブランドの最高峰クレジットカードは三井住友カードが発行していてもおかしくありませんが、日本ではスルガ銀行が発行する「VISAインフィニットカード」となっています。

VISAインフィニットカードの年会費は税別12万円。
当然インビテーションによる入会が必須ですが、他のブラックカードとは少しインビテーションの条件が違うようです。

カードを利用してインビテーションを待つというのがブラックカードの基本ですが、VISAインフィニットカードはスルガ銀行のサービス利用実績によってインビテーションが送られるようです。

高額融資(住宅ローンなど)の利用実績、預金残高などが大きく影響するようですね。

日本ではスルガ銀行以外では発行していないので、欲しい人はまずは銀行口座を開設するところから始めましょう。

SBI「ワールドマスターカード」

マスターカードの最高峰は「ワールドマスターカード」で、日本での発行会社はSBIカードです。

年会費は税別15万円で、カード券面にダイヤモンドが練り込まれているとして話題になりました。

SBIカードはSBIホールディングスのグループ企業です。
ちなみに、SBIグループをソフトバンクグループの関連グループと勘違いしているかもしれませんが、それは過去の話で現在はソフトバンクグループからは完全に独立しています。

ワールドマスターカードも富裕層向けインビテーション方式のクレジットカードですね。

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年会費5万円以下、階級的にはプラチナに値する”ブラックっぽい”カード

中には、カードデザインやカード名が「ブラック」でありながら、カード階級的にはプラチナカード(年会費5万円以下)に値するカードもあります。

その中でも人気の高い「楽天ブラックカード」と「JCB ザ クラス」の2枚を簡単に紹介しておきます。

楽天ブラックカード

ご存知、楽天カードの最上級ランクが「楽天ブラックカード」です。名前がストレートにブラックカードですが、年会費3万円(税抜き)なので階級的にはプラチナカードになります。

ただ、楽天ブラックカードの審査基準はかなり厳しいことで知られています。「直接申し込み」と「インビテーション」の2通りの入手方法がありますが、実際インビテーションを待つのが現実的です。

直接申し込みした人の口コミを調べたことがありますが、年収2000万円以上で士業、楽天会員ランクゴールドでも却下されている事例がありました。あの楽天カードとは思えないほどの厳しさです。

楽天ブラックカードが欲しいならすべきことは3つ。

  1. 楽天プレミアムカード を持つ
  2. プレミアムカードで利用実績を積む
  3. 楽天市場を使いまくり優良顧客になる

とくに楽天カードの場合、カードの利用実績と同じくらい「楽天サービスの利用度(貢献度)」を重視します。

まず 楽天プレミアムカード を取得し、楽天サービスを使いまくってカード払いしまくり、「私は楽天の優良顧客ですよ」と存分にアピールすることでブラックカードのインビテーション(招待)を待ちましょう。

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JCB ザ クラス

銀行系カードとして人気の JCBカード 。その最高ランクに位置するのが「JCB THE CLASS」です。

カードデザインがブラックな上に高級感がスゴいので一見するとブラックカードそのものですが、こちらも年会費5万円と階級的にはプラチナカードです。

JCB ザ クラスの入手方法はインビテーションのみ。インビテーションの基準としてある程度の年収も必要ですが、それと同等にJCBカードの利用実績が重視されます

20代、30代のなるべく早いうちからJCBゴールドを持っておき、年間最低100万円以上の利用実績を数年は積み重ねる必要があります。

(JCBゴールドから1個上のゴールド ザ プレミアへのインビテーション条件が、「年間100万以上利用」を「2年間」なので)

見た目は派手ですが階級的にはあくまでプラチナカードなので、サラリーマンでも持っている人は結構います。目指すなら早めにJCBカードを作って使いまくっておきましょう。。

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ブラックカードを年収基準やインビテーション条件で比較

さて、ここからは年会費5万円以上の文句なしのブラックカードについて、「推測できる範囲」で比較してみます。ブラックカードはサービスの詳細や入会条件も公表していないので、あくまで目安程度にお読みください。

まずは年収の審査基準やインビテーション条件を比較してみます。

すべてのブラックカードのインビテーション情報は非公開なので、ネットでの情報を参照して推測するしかありませんが、基本的には同じ発行会社の下位カードにて利用実績を積むしかインビテーションを受ける方法はありません。

つまり同会社のプラチナカード、プラチナがなければゴールドカードを使いまくることですね。

また、基本的にどのブラックカードも支払遅延やリボ払いの利用はインビテーションが発行されません。富裕層向けのクレジットカードなので、1回払いだけを利用するのが原則です。

アメックスセンチュリオンのインビテーション基準

まず アメリカンエキスプレス・ゴールドカード を1年以上保有し、年間100万円以上の利用を続けてプラチナカードを取得します。

プラチナカードで1,000万円~2,000万円の利用をするという情報もありますが、累計利用金額がインビテーション発送の条件という可能性もあります。

また、センチュリオンの会員数は決められていて、会員枠に空きがないとインビテーションが発行されないようなのでタイミングも重要です。

年収に関してはプラチナカードを取得した時点でインビテーションの条件にはならないでしょう。プラチナを越えれば後はもうカード利用金額が全てです。

幸い、スタートとなるアメックスゴールドカードは20代でも自営業者でも普通に作れる(審査に厳しくない)ので、将来的にアメックスの上位カードを狙う人は早めにゴールドカードを作っておきましょう。

>> アメリカンエキスプレス・ゴールドカード公式サイトはこちら

ダイナースクラブプレミアムカードのインビテーション基準

ダイナースクラブカード を利用してインビテーションを待つのは同じですが、1年でプレミアムカードを手にしたという例もあります。やはり年収は関係なく、400万円でも年間300万円以上の利用でプレミアムカードに切り替えることができたようです。

また、インビテーション以外でもプレミアムカード会員の紹介という方法もあるようですが、会員を探すのも簡単ではありません。

アメックスに比べるとブラックへのハードルは低いですが、ダイナースクラブは一般カードの審査基準がアメックスより高いです。

前述の通り、 アメリカンエキスプレス・ゴールドカード は比較的誰でも作れるカードですが、ダイナースクラブカードは年収700万程度が必要と言われるほどですね。スタートのハードルはダイナースの方が高いです。

>> ダイナースクラブカード公式サイトはこちら

VISA Infiniteカードとワールドマスターカードに関しては、会員数が極端に少ないせいかネット上にもほとんど情報がありません。どちらもブラックカードとしては知名度が低いということもあるのかもしれませんね。

ブラックカードをカード利用限度額は?

ブラックカードの利用限度については、戦車や家が買えるといった噂もあり、無制限の利用限度額とも言われています。

実際のところは一律の利用限度枠を設定していないというだけで、カード会員の年収や利用状況に応じて会員ごとに個別設定しているようです。

VISA Infiniteカードは利用枠100万円の会員もいるという情報もあるくらいです。

ただし家が買えるというのは本当で、タマホームではダイナースクラブカード(プレミアムカード限定可は不明)での決済実績は300件以上のようです。

1回払限定なのでプレミアムカード会員の可能性が高いですが、300件以上の実績が本当であれば、プレミアムカードの会員数はかなり多いようです。

参考http://www.tamahome.jp/credit

ブラックカードの特典を比較

ブラックカードの特典としては「コンシェルジュサービス」や「プライオリティパスのプレステージ会員無料登録」などが有名ですが、やはりサービスの詳細が公開されていないのでなかなか比較は難しいのが現状です。

それでも、プライオリティパスの同伴者や家族カード会員のプライオリティパス発行に関しては差があるので比較してみましょう。

アメックスセンチュリオン

→同伴者2名無料。家族カード会員へのプライオリティパス発行可

ダイナースクラブプレミアムカード

→同伴者有料。家族カード会員へのプライオリティパス発行可

スルガ銀行VISA Infiniteカード

→同伴者全員無料

SBIワールドマスターカード

→プライオリティパスからラウンジ・キーに切り替え。同伴者全員無料

「ラウンジ・キー」は詳細不明ですが、プライオリティパスのように直接入会できず、クレジットカードの付帯サービスとして世界中の空港ラウンジを無料で利用できるサービスのようです。

そのためプライオリティパスのように専用カードはなく、クレジットカードを提示して利用します。ちなみにVISA Infiniteカードでも利用可能です。

まとめ

今回紹介したブラックカードは富裕層向けのクレジットカードで、ステータスだけのために持つには年会費が高すぎるので、一般のサラリーマンでは憧れていても手が出ないクレジットカードです。

それでも比較的サラリーマンでも手にする可能性があるのは、ダイナースクラブプレミアムカードですね。まずは下位の ダイナースクラブカード を作ってみましょう。

コンシェルジュサービスも豪華に見えますが、しょっちゅう高級レストランで外食するような立場でなければ、あまり使いこなせない気がします。

それでもブラックカードを手にしてみたいという人は、プラチナカードを手にすることから始めて利用実績を重ねましょう。

クレジット利用実績を作るコツは、カード会社にお金があると思わせる使い方です。

1回払いだけを利用し、できるなら海外利用も多ければ理想的です。カード決済できるものはすべて現金払いから切り替えましょう。

確実に手にできるかどうかわかりませんが、少なくてもブラックカードを手にする最も確実な方法であることは間違いありません。

クレジットカードのステータス階段を上るのであれば、まずはアメックスゴールドかダイナースクラブカードを作ることから始めましょう。

(ダイナースは年収500万はほしいところですが、アメックスゴールドは年収300万台で審査に通る例も多いです)

公式サイト アメリカンエキスプレス・ゴールドカード

公式サイト ダイナースクラブカード

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