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リボ払いと分割払いの違いとは?手数料・利子を比較すればどちらがお得かは明白

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クレジットカードは一括払いで決済している人が多いと思いますが、一括以外にも「分割払い」や「リボ払い」といった支払い方法が選択できます。

イメージとしては「支払いを何回かに分割して払える」という感じだと思いますが、分割払いとリボ払いは実際には全く別物。返済金額の決め方や手数料や利子負担という点には大きな違いがあります。

ここを理解しないまま何となく分割してクレジットカードを使っていると、気づかないうちに返済地獄に陥ってしまう可能性があります。

そこで今回は、リボ払いと分割払いの仕組みの違いを解説し、どちらの支払い方法がお得かを徹底的に比較してみます。

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リボ払いと分割払いの違い

photo credit: Rachel.Adams Payday via photopin (license)

分割払いの計算

分割払いはショッピングクレジット(普通の買い物決済ですね)で採用している計算方法です。代金を何ヶ月かに分割して支払う方法で、これは誰しも分かりやすいですよね。

支払いを分割することで購入時の負担を減らせるというメリットがある代わりに、分割するごとに手数料がかかってくるのがデメリットです。

下記は、三井住友VISAカードの会員規約から抜粋した分割払いの料率表です。

※横スクロール可能

支払月数 3 5 6 10 12 15 18 20 24 30 36
実質年率(%) 12 13.3 13.8 14.3 14.5 14.8 14.8 14.8 14.8 14.8 14.5
利用代金100円当りの分割払手数料の額(円) 2.01 3.35 4.02 6.7 8.04 10.1 12.1 13.4 16.1 20.1 24.1

参照URL: https://www.smbc-card.com/mem/kiyaku/pop/kiyaku_kojin.jsp

分かりやすい例として、10万円を10回払いで毎月の返済金額を計算してみましょう。

100,000円+100,000円✕6.7%
106,700円(支払総額)

106,700円÷10回
10,670円(毎月の返済額)

上記の料率表を使うと、10回払いで10万円を利用した場合、100円あたりの手数料が6.7円なので、手数料総額は100,000円✕6.7円÷100円=6,700円と割り出すことができます。

つまり、

10万円の買い物をしたいけど、10万円もお金がない……。
そんな時に10回分割払いを選択することで1回あたり10670円で済ますことができるけど、分割してもらえる分6700円の手数料がかかってくるわけですね。

リボ払いの計算(元利均等)

先の分割払いは、代金を何回に分割するかを決め、代金を分割回数で割った金額(+手数料)が1回ごとの支払い金額でした。

それに対して「リボ払い」は、毎月の返済金額を最初に決めます。

10万を○回に分けて返済するか決めるのが分割払い。
10万を毎月○万円ずつ返すか決めるのがリボ払いです。

分割払いと同じ例で、10万円の代金を毎月1万円ずつ返済すると決めたときのリボ払いの推移を表にしてみます。

※スマホは横スクロール可能

支払回数 支払金額 元金 手数料 残高
1 ¥10,000 ¥8,808 ¥1,192 ¥91,192
2 ¥10,000 ¥8,913 ¥1,087 ¥82,278
3 ¥10,000 ¥9,020 ¥980 ¥73,259
4 ¥10,000 ¥9,127 ¥873 ¥64,132
5 ¥10,000 ¥9,236 ¥764 ¥54,896
6 ¥10,000 ¥9,346 ¥654 ¥45,550
7 ¥10,000 ¥9,457 ¥543 ¥36,093
8 ¥10,000 ¥9,570 ¥430 ¥26,523
9 ¥10,000 ¥9,684 ¥316 ¥16,839
10 ¥10,000 ¥9,799 ¥201 ¥7,039
11 ¥7,123 ¥7,039 ¥84 ¥0
合計 ¥107,123 ¥100,000 ¥7,123

毎月まったく同じ金額を返済するリボ払いでは、手数料負担が大きく返済期間も長くなることがわかります。

10万円10回払いではまだそこまで大きな違いにはなりませんが、毎月の返済額を低くすればするほど、また使った金額が大きくなればなるほど、手数料も返済期間も無限のように肥大していきます。

例えば上記の10万円返済を毎月3,000円にした場合、返済回数は実に43回、手数料総額は30,000円近くになり、手数料負担と返済回数は一気に4倍となります。

リボ払いは毎月の返済額が一定のため、その裏でどんどん膨らんでいる手数料に気付きにくく、返済しても返済しても終わらないというリボ払い地獄に陥る人があまりにも多くいます。

リボ払いは毎月の返済額を自分で決められるという明確なメリットがありますが、その反面で見えにくい手数料デメリットがあることをしっかり理解しておきましょう。

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リボ払いと分割払いはどっちがお得か?

photo credit: cafecredit Broke! via photopin (license)

同じ金額を同じ返済金額で利用すれば、分割払いのほうが手数料負担は少ないことがわかりましたが、分割払いにもデメリットがあります。

リボ払いと分割払いのメリット・デメリットを比較してどちらがお得か考えてみます。

分割払いのメリット・デメリット

分割払いのメリットは、リボ払い(元利均等払い)に比べて手数料負担が少ないということです。

一方で分割払いのデメリットは、追加のカード利用をすると返済金額も増えるという点です。

10万円10回分割の買い物をすれば毎月約1万円返済ですが、その返済中に同じ条件の買い物をもう一回すれば毎月の返済額も約2万円になります。

つまり、分割払いだけでクレジットカード利用していると、毎月の返済金額も増え続けてしまいます。計画的に利用しなければ、返済金額が増えて支払いができなくなる可能性もあります。

リボ払いのメリット・デメリット

リボ払いのメリットは、毎月の返済金額が変わらないので、繰り返し利用しても返済できなくなることはないという点です。

しかし、デメリットとしては、繰り返し利用すると残高が増え続けてしまう点と手数料負担が大きくなる(しかもそのことに本人が気付きにくい)という点があります。

残高が増えてカード利用枠がいっぱいになると、クレジットカードを利用できなくなってしまいます。まさに分割払いとは正反対のメリット・デメリットがあります。

返済地獄に陥りやすいのは圧倒的にリボ払い

クレジットカードで破産する人のほとんどは、リボ払いによって破産すると言われています。

その理由はやはり、毎月の返済額が変わらないので裏で無限に膨らんでいる金利手数料に気づかない人が多いからです。

中には、毎月の返済額が全て手数料に消えていることに本人が気づいておらず、元金が一向に減らないまま延々と手数料だけを毎月返している状態の人もいます。

こうした金利や手数料についてあまり詳しくない人は、リボ払いはやや危険なので最も推奨できない支払い方法です。

参考記事クレジットカード破産はリボ払いが原因?延滞、強制解約、強制執行の恐怖

手数料がリボより増えないだけ分割払いの方がまだマシですが、分割払いにしても分割回数はなるべく少なくするのが鉄則です。

返済方法を使い分けるポイント

1回払いを含めて、3つの返済をうまく活用するルールは下記の通り。

  • 毎月現金で支払っている公共料金などはカード決済にしてもリボ払いにしない(自動リボを利用しない)
  • 高額利用は分割払いにして返済完了まで、大きな買い物をしない
  • リボ払いは返済可能な範囲で毎月の返済金額はなるべく大きくする
  • 毎月の返済金額はリボ払いと分割払いを合計して返済可能な金額にする

上記のルールを守っていれば、手数料負担が大きくなることや、残高が増え続けるということはないでしょう。

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リボ払い専用カードは初回手数料無料なら一括払いが可能

毎月の返済額をカード限度額に設定

クレジットカードの中には「リボ払い専用カード」というカードがあります。

支払い形式がリボ払いしか選べないというデメリットの変わりに、ポイント還元率が高いなどのメリットがあるケースが多いです。

しかし、リボ払いの初回手数料が無料のカードであれば、「毎月の返済額をカード限度額と同額に設定」することで、初回の返済で全額を返す(=つまり一括払いと同じ)ことができます

初回で全額返すことができれば、手数料もかかりません(初回手数料無料カードなら)。

つまり、ポイント高還元というメリットを享受しつつ、リボ払いのデメリットをなくせるので、使い方次第でかなりお得になるということです。

その代表的なカードが、JCBが発行するリボ専用 JCB EIT です。

リボ払い専用のおすすめカード「JCB EIT」

スクリーンショット 2016-06-19 11.50.35

カード名 JCB EIT
国際ブランド JCB
申込資格 18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方(高校生不可)
年会費 永年無料
ポイント還元率 1000円=2P(OkiDokiポイント)
追加可能カード
  • ETCカード
  • QUICPay(電子マネー)
  • 家族カード
付帯保険
  • 海外旅行保険:最大2000円
  • ショッピング保険:年間最大100万円
主な特典
  • JCBでe安心(ネット不正を補償)
  • WEB明細サービス「MyJチェック」
申込サイト JCB EIT

年会費無料でポイント還元率1%(通常JCBカードの2倍)を誇り、さらに海外旅行保険まで付帯するという高スペックです。

この高スペックは本来「リボ払いしかできない」というデメリットと表裏一体なのですが、上記で説明した通りJCB EITはリボの初回手数料無料なので、

毎月の返済額を、カード限度額と同額に設定する

という技を使えば、高スペックのまま一括払い(手数料無料)で使うことができます。そうなれば非常にお得なカードに変身しますね。

このように、カードによってはリボ払いでも初回手数料無料としているカードも多くあります。そういうカードは、返済額を設定して「わざとリボ払いにする」ことでメリットだけを享受することができるので知っておきましょう。

初回手数料無料にならないリボ払いは、原則として選択しない方が賢明です。

>> JCB EIT公式サイトはこちら

 

もっと詳しくリボ払い専用JCB EITカード、手数料無料で一括返済に変更できる?

まとめ

クレジットカードは返済方法に関係なく、計画的に利用することを考えましょう。たとえ手数料のかからない1回払いでも、無計画に買い物をすると返済できないくらいの請求となります。

それが手数料負担のあるリボ払いや分割払いではなおさらです。

手数料負担で返済地獄に陥る人は、ほとんどが分割やリボ払いの仕組みをきちんと理解していない人です。

それぞれにどんなメリットがあり、同時にどれだけ大きなデメリットがあるのかを理解し、状況や利用シーンに合わせて有効に活用していきましょう。

 

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