ゴールドカード 基礎知識・審査

作るなら今!ダイナースクラブカードの審査基準やカード種類を徹底解説

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ダイナースクラブは、クレジットカードのブランドの中でもトップクラスといえるステータスを持つブランドです。

ブランドの中で”一般カード”に位置付けされる「ダイナースクラブカード」の年会費は実に22000円(税抜き)。一般カードでありながら、他カード会社のゴールドカードの中でもトップクラスの水準です。

そもそも、クレジットカードを世界で初めて発行したのがダイナースクラブ。ステータスが高いのは必然とも言えます。

そんな最高ステータスの象徴であるダイナースクラブカードですが、近年は入会のハードル(審査基準)が下がっているようです。

というのも、最近ダイナースクラブカード公式サイトで審査目安の記載に変更があり、明らかに審査難易度を下げた様子が見受けられます。

その辺りを含め、この記事ではダイナースクラブカードの基礎知識から審査基準、現在発行されているカードの種類まで1記事にまとめていきます。

公式サイトダイナースクラブカード

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ダイナースクラブの歴史

ダイナースクラブの歴史はクレジットカードの歴史とも言えますが、簡単に振り返ってみましょう。

世界初のクレジットカード発行

neshom / Pixabay

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ダイナースクラブの設立は1950年のこと。
設立者の一人が、レストランで財布を忘れてしまい、(支払い能力があるのに)恥ずかしい思いをしたことがきっかけだったという逸話は有名です。

しかし、この当時すでにガソリンスタンドなどでは現在の給油カードのようなシステムが存在していたので、ダイナースクラブはあらゆる業種にそのシステムを応用したというのが正確なところです。

当初はクレジットカードと言っても紙製の小冊子で、現在のようなプラスティック製になったのは1960年以降です。

そのシステムを考えたのは、日本ダイナースクラブでした。

日本初のクレジットカード会社

ダイナースクラブ

日本においても、日本ダイナースクラブが初めてのクレジットカード会社でした。

設立は1960年ですが、実際にクレジットカードの発行をしたのは翌年の1961年です。同じ年にはJCBもクレジットカードの発行を開始しています。

そのためダイナースクラブは日本で初めて設立されたのクレジットカード会社ですが、日本で初めてのクレジットカードを”発行した”とは言えないようです。

ダイナースクラブの審査基準は変更された?

Unsplash / Pixabay

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ダイナースクラブと言えば富裕層向けの高級ブランドというイメージが定着しているので、審査基準も厳しいというのが定説です。

しかし、最近ではその審査基準も以前ほど厳しくはなくなっています

変更された入会審査の目安

以前ダイナースクラブのホームページ記載されていた入会の目安は「33歳以上、勤続10年以上の役職者または自営10年以上、自家保有」となっていました。

これを見ると、普通のサラリーマンは入会基準すら満たすのが難しく、庶民の入会を拒否しているようにさえ見えます。

しかし現在、ダイナースクラブの入会目安には「27歳以上」としか記載されていません。

これだけ入会基準が大きな落差で変更されたケースも珍しいですが、実際、一般的なサラリーマンでもダイナースクラブカードを取得しているという情報もあるので、以前ほど厳しい入会基準ではなくなったのは事実のようです。

カード発行クイック診断

2016年7月現在は表示されなくなっていますが、以前は「カード発行クイック診断」というツールがあり、年齢、年収、3か月以内の利用実績、1年以内の遅延の有無を入力して、審査通過の可能性を示してくれました。

これで様々なケースを入力して確認してみると、27歳で年収500万円が最低ラインのようです。
もちろん3か月以内に実績があり、1年以内の支払い遅延がないのが条件です。

こうしたツールを設置すると申込してみようとする人が増える一方で、ツールでは審査が通ったのに実際は却下されるというケースもあるのでトラブルのもとになります。

現在利用できないのもそうしたことが原因かもしれません。いずれにしても上記の条件に当てはまる人はダイナースクラブカードの審査を通過する可能性があるのは否定できないでしょう。

公式サイトダイナースクラブカード

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ダイナースクラブが発行するクレジットカード

ダイナースクラブが日本で発行している個人向けのクレジットカードは2種類です。
いわゆる一般カードと、プレミアムカードという他社にはない組み合わせのプロパーカードとなっています。

ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカード

年会費22000円(税別)のダイナースクラブカードは、一般カードとして発行されていますが、年会費やサービス内容から一般的にはゴールドカードやプラチナカードとして認識されています。

ダイナースクラブカードのサービスや特長は下記のとおりです。

■利用枠には一律の制限がなくカード会員個別に設定される

■支払い方法は1回払い、リボ払い、ボーナス一括払いで、分割払いはない

■グルメ、トラベル、エンターテイメント、ゴルフの各分野で優待サービスがある

■「ダイナースクラブ リワードプログラム」は100円で1ポイント付与されるが、還元率は0.4%と低い。
マイルに移行するには年会費税別6000円の「ダイナースグローバルマイレージ」への参加が必要。
ANA、アリタリア航空、大韓航空、デルタ航空、ユナイテッド航空のマイルに1000ポイント⇒1000マイルで移行できる。

■海外旅行傷害保険は自動付帯ですが、死亡後遺障害は1億円の補償金額のうち5000万円は利用付帯となります。
国内旅行傷害保険は利用付帯で最高5000万円の補償。ショッピングリカバリー(ショッピング保険)は500万円。

■空港ラウンジ無料サービスは国内主要空港のほかに、海外の主要空港でも利用できます。海外の空港ラウンジはダイナースクラブ公式HP内の検索によって調べることができます。

空港関連のサービスには「空港送迎タクシーサービス」「空港前泊ホテルサービス」「空港パーキングサービス」「手荷物宅配サービス」なども提供されています。

⇒ゴルフ場予約・割引・保険まで!ダイナースクラブカードはゴルファー必携です。

⇒ダイナースクラブカードの会員限定イベントをご紹介!ハイステータスを優雅に満喫しよう!

そのほか記載しきれないくらい質の高いサービスが提供されていて、他社のプラチナカード並みのクレジットカードと言われても納得ができる内容です。

公式サイトダイナースクラブカード

ダイナースクラブ・プレミアムカード

ダイナースクラブプレミアム

ダイナースクラブ・プレミアムカードは入会申し込みができず、ダイナースクラブからインビーテション(招待状)が送られて初めて入会することができます

いわゆるブラックカードと呼ばれているクレジットカードです。
年会費は驚異の130,000円(税別)

詳細については公表されていませんが、招待状が発送される条件は年間利用金額によるところが大きいと思われます。それも100万円や200万円ではない可能性が高いでしょう。

日本では三井トラストクラブ株式会社がダイナースクラブを運営しているため、三井トラストクラブ株式会社の優良顧客に直接招待状が送られることもあるようです。

サービスの詳細は公表されていませんが、実際の会員がネットに流している情報では「一休.com」のダイヤモンド会員のサービスが受けられます(高級ホテルや旅館の部屋がグレードアップ、アーリーチェックイン、レイトチェックアウトなど)。

また、通常予約すらできない高級料亭の代理予約ができる「料亭プラン」、プライオリティ・パスのプレステージ会員の無料登録、誕生日プレゼントといったサービスがあります。

ダイナースクラブ提携カード

ダイナースクラブの提携カードには次のようなクレジットカードがあります。

  • ANAダイナースカード
  • JALダイナースカード
  • デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード
  • MileagePlus ダイナースクラブファースト
  • MileagePlus ダイナースクラブカード
  • BMW ダイナースカード
  • 銀座ダイナースクラブカード
  • ニューオータニクラブ ダイナースカード

マイレージカードを初めとして高級車、高級ホテルなどと提携しているクレジットカードがほとんどで、ダイナースクラブの高級志向が表れています。

マイル好きにおすすめのANAダイナースカード(申込可)

この中でも特にANAダイナースカードはANAマイルを貯めている人にはうれしいサービスが満載です。

ANAダイナースクラブカード

ANAのマイレージサービスとして毎年2000マイル付与され、フライトマイルは常に25%増しになります。

またダイナースクラブカードではマイルの移行には年税別6000円かかりますが、ANAダイナースカードはこれが無料になります。

ANAカードマイルプラスの加盟店ではポイント移行で貯まるマイル以外に、100円または200円でマイルが貯まります。

これら三つのサービスでANAマイルを貯めうることができます。

ANAダイナースカードは申込で作ることが可能なので、マイルを貯めたい人はANAダイナースカードがおすすめです。

公式サイトANAダイナースカード

まとめ

ダイナースクラブは富裕層向けのクレジットカードを長年発行し、そのステータスの高さも維持しています。

しかし、最近の傾向として入会基準の引き下げに伴い、少なくても以前よりは入会しやすくなったのは間違いのないことです。

つまり、ダイナースクラブに入会するには今が絶好のチャンスと言えます。

公式サイトダイナースクラブカード

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