”無料航空券でハワイに行く”
そんな夢のようなことを実現できるのが「マイル」です。
私も半信半疑でマイル集めを始めましたが、工夫することで年間20万マイルを越えるデルタ航空のスカイマイルを稼ぐことができるようになり、念願のハワイ旅行に行ってきました。
この記事では、私なりに効率の良いデルタ航空スカイマイルの貯め方、そしてマイルの使い道についてまとめていきます
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デルタアメックスゴールドカードでデルタ航空のスカイマイルを貯める!
年間20万マイルを貯めるには、普通に生活をして生活雑費をマイルカードを支払うだけだとなかなか難しいです。
そこでいくつかの工夫を行い、効率よくマイルを稼いでいくのがポイントになります。
デルタ・アメリカンエキスプレス・ゴールドカードを発行する
まず、スカイマイルを獲得していくのに欠かせないパートナーが「デルタ・スカイマイル・アメリカンエキスプレス・ゴールドカード」です(以下・デルタアメックスゴールド)。
名前の通り、デルタ航空のスカイマイルを貯めるのに特化したカードです。このカードを最大限に活用することにより、年間で数十万マイルを貯めることが可能になります。
デルタアメックゴールドの基本情報
年会費 | 26,000円(税別) (家族カード:1枚目無料/2枚目以降は12,000円税別) |
国際ブランド | AMEX |
ポイント還元率 | 100円利用=1マイル 海外では100円利用=1.25マイル デルタ航空での利用は3倍 |
保険 | 旅行保険:最大1億円(自動付帯) オンラインプロテクション(不正被害) リターンプロテクション(商品返品) キャンセルプロテクション(旅行キャンセル) ショッピングプロテクション(商品の破損・盗難) |
機能・特典 | デルタ航空「ゴールドメダリオン」資格を無料提供 各種ボーナスマイル エアポート送迎 手荷物配送 空港パーキング優待価格 スーツケース1個無料配送 |
公式サイトデルタ・アメックスゴールドカード
旅行特典に強いアメックスブランドとあって、旅行関連サービスの豪華さが際立ちますね。
その中でも、この記事で紹介したいのはデルタアメックスゴールドの3つの大きな特徴です。
3つの特徴
- 日常の支払いでデルタアメックスゴールドを利用することによる加算マイル
- デルタ航空の上級ステータスである「ゴールドメダリオン」の恩恵
- カード発行に伴うボーナスマイル
この3つの特徴について詳しく説明します。
日常の支払いでデルタアメックスゴールドを利用することによる加算マイル
デルタ航空のスカイマイルを貯めていくときの基本が、デルタ・アメリカンエキスプレス・ゴールドを日常の支払いで頻繁に利用し、ショッピングマイルを稼ぐことです。
基本はカード利用100円=1マイルが加算されます。海外での利用は優遇されており、カード利用100円=1.25マイルが加算されます。
生活費や携帯電話料金など日常の支払いを全てデルタアメックスゴールド支払うことで毎月コツコツとマイルを貯めることができます(電気料金、ガス料金や税金といった公共料金の支払いはマイル加算率が半分になりますが、貯めることは可能です)
私も月の支出が15万以上ありますが、それを全てアメックスで支払うことで年間2万~5万マイル以上に換えることができました。
カード保有でデルタ航空の上級ステータス「ゴールドメダリオン」の資格を取得!マイル上乗せなど特典多数!
デルタアメックスゴールドの一番の恩恵は、デルタ航空の上級ステータスである「ゴールドメダリオン」の資格を得ることができる点です。
メダリオンとは、デルタ航空の会員優待プログラムのこと。
- シルバーメダリオン
- ゴールドメダリオン
- プラチナメダリオン
- ダイヤモンドメダリオン
という4つの階級があり、階級が上になるほどデルタ航空から様々な特典や優待が受けられるようになります。
デルタアメックスゴールドを持つと、1年間は無料でゴールドメダリオンの資格がもらえます。翌年からはカード利用額に応じて以下のように決まる仕組みです。
年間のカード利用額 | メダリオン |
150万円以上 | ゴールドメダリオン |
100万円以上 | シルバーメダリオン |
100万円未満 | なし |
ゴールドメダリオンが受けられる特典としてはザッと以下の通り。
ゴールドメダリオン特典
- 航空券購入でマイル加算(通常5% → 8%に)
- 座席の無料アップグレード
- 優先チェックイン
- 手荷物・航空券変更の手数料免除
- ハーツレンタカー利用でマイルプレゼント
- などなど他にも……
とくにマイルを貯める面からいうと、デルタ航空の航空券購入時に付与されるボーナスマイルが違います。
ANAやJALでは「飛行距離によるマイル付与」という仕組みではなく、デルタ航空では「航空券の購入価格でマイル付与」が行われます。
このときにステータスによってもらえるボーナスマイルが異なり、一般の場合は5%、ゴールドメダリオンは8%になります。
これに加えて、デルタ航空でのカード利用はショッピングマイルが通常の3倍(3%)付きます。
仮に40,000円の航空券をデルタアメックスゴールドカードで購入したとすると
- 【一般会員】40,000×(5%+3%)=3,200マイル
- 【ゴールドメダリオン】40,000×(8%+3%)=4,400マイル
4万円の航空券1枚購入するだけでもこれだけの差になります。
通常、こうした航空会社のステータスは、カードのステータスとは切り離されており、その航空会社を多頻度で利用した人に対して与えられる恩恵です。(ANAのプラチナやJALのサファイヤなどと同じ)
クレジットカードを発行するだけで、上級ステータスを与えられることは珍しいものですね。
デルタアメックスゴールドカード発行に伴うボーナスマイル
デルタアメックスゴールドカードを発行するにあたり、欠かせないのがカード発行時のボーナスマイルです。
このボーナスマイルを確実にゲットするためにも、デルタ航空に1度でも搭乗する可能性のあるときを狙ってカード発行するのが大切です。
大量マイル獲得できるボーナスは以下のものです。
ボーナスマイル一覧
1. カード発行による入会ボーナスマイル:
→8,000マイル
2. カード入会3ヶ月以内に40万円の利用でボーナスマイル:
→10,000マイル
(もちろん40万円分のショッピングマイル4,000マイルも付きます)
3. 入会後6ヶ月以内のでデルタ航空フライトでボーナスマイル:
→エコノミークラス:10,000マイル/ビジネスクラス:25,000マイル
4. 毎年のカード継続更新
→3,000マイル
私の場合、仕事の関係もありデルタ航空のビジネスクラスで北米を往復したため、ボーナスマイルだけで47,000マイルをゲットできました。
さらに工夫を加えて獲得マイルを増やす方法
ここまで書いたデルタアメックスゴールドカードの力だけでは、年間15万マイルぐらいまでが限界でした。
そこで、さらに獲得マイルを増やすために工夫をします。
1フライト500マイルもらえる「ニッポン500マイルキャンペーン」
デルタスカイマイルを確実に稼ぐことができる「ニッポン500マイル」というキャンペーンが開催されています。
このキャンペーンは、毎年3月末が終了期限となっているものの毎年更新されているキャンペーンで(現在では2020年3月31日まで)、日本国内線の搭乗券を送ると1フライトにつき500デルタマイルを獲得できます。
マイル獲得できる主な国内線
- ANA
- JAL
- スカイマーク
- エアドゥ
- ソラシドエア
- スターフライヤー
- フジドリームエアラインズ(FDA)
- IBEXエアラインズ
- 北海道エアシステム
- オリエンタルエアブリッジ
- 天草エアライン
- 新中央航空
- ジェットスター
- ピーチ
- バニラエア
- 春秋航空(スプリングエア)
- エアアジアジャパン
しかも、他の航空会社を利用して他社マイルを獲得したうえでデルタマイルをもらうことができます(例えばANAマイル + デルタマイルなど)。マイレージプログラムのない格安航空会社の搭乗でも日本の国内線であれば500デルタマイル加算されます。
ちなみに、特典航空券を使ったフライトでも500マイルは加算されますよ。
通常の会員は、年間10フライト5,000マイルまでしか加算することができませんが、デルタ航空の上級会員であるゴールドメダリオンは40フライト20,000マイルまで加算することができます。
デルタ・アメリカンエキスプレス・ゴールドカードを保有すれば、ゴールドメダリオンの資格が付与されるので、年間20,000マイルまで加算可能です。
公式HPの詳細はこちら:デルタ航空|キャンペーンでマイルを獲得
スカイチーム加盟航空会社に搭乗してマイルを貯める
デルタ航空は、世界的な航空連合のスカイチームに加盟しています。
日本の航空会社は含まれていませんが、大韓航空やチャイナエアライン、ヨーロッパのエールフランスやKLMオランダ航空などが含まれています。
そこで、海外に行くことがあれば、なるべくスカイチームの加盟航空会社を利用するようにします。
デルタ・アメリカンエキスプレス・ゴールドを保有していれば、スカイチームのエリート会員扱いになるので、優先チェックインやラウンジの利用、ボーナスマイルなど様々な恩恵を受けることができます。
ポイントサイト「Gポイント」と「PeX」を利用する
ANAマイルやJALマイルを貯めるときに多く利用されるポイントサイトですが、スカイマイルでもポイントサイトを利用して貯めることができます。
ポイントサイトって?
ポイントサイトとは、オンラインショッピングや口座開設、クレジットカード発行、アプリダウンロードなどを、ポイントサイトに掲載している広告経由で行うことで内容に応じたポイントを貯められるサイトのことです
スカイマイルに移行できるポイントサイトは、GポイントとPeXが有名です。
どちらのポイントサイトも、ハピタスやモッピーといったような定番のポイントサイトから移行することが可能。さまざまなポイントサイトで貯めてきたポイントをスカイマイルに移行してもマイルを貯めることができますよ。
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貯めに貯めたデルタスカイマイルの使い道
定番は特典航空券
貯めたスカイマイルの使い方として定番なのが「特典航空券」です。特典航空券とは、無料で飛行機に乗れるマイル交換専用の航空券のことです。
私も特典航空券を利用してハワイまで行きました。
乗れる飛行機はデルタ航空だけでなく、スカイチーム加盟の航空会社の特典航空券にすることもできます。日本からハワイに行くにしてもデルタ航空だけでなく、大韓航空やチャイナエアラインを選択することができます。
ただデルタ航空の場合、少し面倒なのが必要マイル数の確認です。
ANAやJALの場合には、特典航空券を発行するのに必要な必要マイル数がマイル公式サイトなどで示されていますが、スカイマイルの場合には明確に表示されていません。
例えば日本からハワイ路線の場合、エコノミークラスが片道で「30,000~85,000マイル」といわれており、残席数によって変動します。
調べ方は、インターネットの予約サイトで日付や搭乗区間などを入力すればすぐに分かりますが、出発日によって必要マイル数が変わるので、ちょっとややこしいのが難点。
詳細はこちら|デルタ航空 フライトのご予約
意外と便利!特典航空券の片道発券
スカイマイルの使い方で、他の航空会社ではあまりできないものに「特典航空券の片道発券」があります。これが意外と便利に使えます。
通常、特典航空券を発券するときには出発地と帰着地を同一にする必要があります。しかしスカイマイルでは片道のみの発券も可能なので、片道はマイルで行き、もう1つは格安航空会社のチケットを発券するといったこともできます。
さらに少しマイルが足りないときには、デルタ航空のサイトから片道はマイルで、片道は有償航空券で購入することもできます(キャッシュ&マイル)。手っ取り早く旅費を節約したいときは片道だけマイルを使うのもアリですよ。
海外旅行に行かない人は、スカイマークの特典航空券で国内旅行へ
海外旅行にあまり行かないという人には、スカイマークの特典航空券にする方法があります。
日本の国内線を運航しているスカイマークはマイレージ制度がなく、本来は特典航空券を手に入れることはできないのですが、スカイマイルから特典航空券を発券してもらうことが可能です。
2週間前までの予約や予約後のキャンセルはできないなど、制約はあるものの国内にたくさんの路線を持っているスカイマークを使うことができるのは便利です。
詳細はこちら|デルタ航空 スカイマーク特典旅行ご予約
飛行機の座席のアップグレードも可能
マイルの使い方で2つ目の定番が座席のアップグレードです。
有償の航空券を購入し、マイルを使ってエコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードをします。
デルタアメックスゴールドカードを保有しているとゴールドメダリオンの資格が付与されているので、アップグレードされやすくなる特典があります。
JTBの旅行券にもなる
スカイマイルの変わった使い方として、JTBの旅行券にする方法があります。
日本国内のパッケージ旅行を取り扱っているJTBの支払いに使うことができる旅行券で、年間30,000マイル(30,000円分)までという制約はあるものの、日本各地への旅行で使えます。
しかもこの旅行券は、2親等以内であれば譲渡することも可能です。家族などへのプレゼントとしても使うことができますよ。
マイルをプレゼントしてしまう
マイルのプレゼントや譲渡はANAやJALでも可能ですが、家族までしかプレゼントできません。
しかし、スカイマイルは誰にでもプレゼントをすることができます。
あまり良くないかもしれませんが、マイルの売買ということも可能になっています。
まとめ
スカイマイルを年間20万マイル以上貯めるのであれば、デルタアメックスゴールドカードは欠かせない存在です。デルタ航空のマイルを貯めるのであれば必ず持っておくべき1枚でしょう。
一般クラスの「デルタ・スカイマイル・アメリカンエキスプレスカード」もありますが、一般カードだとシルバーメダリオンの資格しか与えられないので、よりマイルをガツガツ貯めるならゴールドメダリオンになれるデルタアメックスゴールドカードの方がおすすめですね。
ボーナスマイル、フライトマイル、ショッピングマイルとあらゆるシーンでスカイマイルを貯めまくることで、年間数十万マイルもを貯めることができるようになります。
ぜひ皆さんも、マイルで特典航空券に交換して無料でハワイ旅行へ行きましょう!