年々増え続けている百貨店系クレジットカードの中でも、一際大きな存在感を放つのが、お馴染み東急百貨店の『東急カード(TOKYU CARD ClubQ JMB)』です。(以下、東急カードClubQ)
今回紹介するのは、東急カードの中でもワンランク上の『TOKYU CARD ClubQ JMBゴールド』です。
ショッピングのみならず、バスや電車など生活のあらゆるシーンでポイントが貯まる上、東急百貨店では年間利用額に応じて翌年の基本ポイント還元率が最大10%にアップするなど、通常の東急カードの特徴はそのまま。
ゴールドカードではさらに、空港ラウンジサービスや、海外旅行保険とショッピング保険が手厚くつくなど、プラスアルファのゴールド特典が新たに加わっています。
現在、通常クラスの東急カードをお持ちの方、または東急百貨店の利用機会がある方は、ぜひ東急ゴールドカードを検討してみて下さい。
公式サイト東急カード
通常の東急カードは下記記事へ
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東急カードClubQの基本スペック
カード名 | TOKYU CARD ClubQ JMBゴールド |
カードデザイン | |
国際ブランド | VISA/MasterCard |
申込資格 | 18歳以上(高校生不可) |
年会費 | 6000円+税 |
ポイント還元率 | 利用状況に応じて0.5%〜最大10% |
追加可能カード |
|
付帯保険 |
|
主な特典 |
|
申込サイト | 東急カード公式HP |
東急ゴールドカード特典まとめ
まずは通常の東急カードClubQと比較して、新たに加わったゴールドカード特典からまとめてみます。
年会費が6000円にアップ
ゴールドカードとあって、年会費は6000円(+税)に跳ね上がっています。ただ、ゴールドカードにしては安い方です。
下記に紹介するラウンジサービスや手厚い付帯保険を買ったと思えば、プラス5000円の価値は十分にあると言えます(一般クラスの東急カードは年1000円)。
エアポートラウンジサービス
国内の主要28空港(+ホノルル空港)のエアポートラウンジを無料で利用できるようになります。これはゴールドカードに定番の特典ですね。
空港ラウンジは雑誌や新聞・ネット環境などが完備されているのはもちろん、場所によっては軽食やドリンクサービスが付いたりと、旅のひと時をリラックスして過ごせる贅沢サービスです。
通常はひとり3000円程度かかる空港ラウンジが無料利用できるようになるので、旅行好きにとっては空港ラウンジ巡りが新たな旅の楽しみになることは間違いありません。
海外旅行保険は最高1億円が付帯(国内は最高3000万)
海外旅行に行く際は、航空機や電車、タクシー代などの料金を東急カードで支払っておくことで、最高1億円の海外旅行保険が付帯されます。億単位の保険額はさすがゴールドカードの水準です(一般カードは1000万)。
最高1億円の保険が付帯していれば、海外旅行の際に他の保険商品を別途料金で購入する必要はないでしょう。金銭的にも手間の面でも、ゴールドカード1枚持っているだけで大分ラクになります。
ただし、国内旅行は保険額がやや低くなり、最高3000万円の付帯になります。もし3000万円で心もとないようなら、他の海外旅行保険付きカードをサブで持っておくだけで、万が一の場合は合算で保険適用することができます(死亡時など例外あり)。
⇒年会費無料で海外旅行保険が付帯のおすすめクレジットカードまとめ|サブカードで保険料の節約を!
ショッピング保険は最高300万円
ゴールドカードからはショッピングガード保険も付帯します。これは、カード購入した商品が破損や盗難などの被害にあった場合、購入より90日以内なら年間300万円まで被害額を補償してくれる保険です。
とくに海外でのショッピングは多少の不安が付き物ですが、万が一の保険が付帯しているので安心してショッピングを楽しむことができます。
あらゆる生活シーンでポイントが貯まる!
ここからは通常の東急カードと同様のサービス内容を紹介していきます。
基本ポイント還元率は0.5%、Web明細サービス利用で1%に
東急カードClubQの通常ポイント付与は、200円⇒1P(還元率0.5%)です。これは基本還元率なので、いかなる場面でも無条件で0.5%還元でTOKYUポイントが貯まります。
さらに、クレジットカードの明細を郵送ではなくWeb明細にすれば(要登録)、基本還元率は倍の1%になります。紙の明細に特別なこだわりがないのであれば、必ずWeb明細サービスに登録して基本還元率を1%にしておきましょう。
東急百貨店では年間利用額に応じてポイント増!
東急百貨店では、年間の買い物金額に応じて、翌年の基本ポイント還元率が3%〜10%加算されます。
年間の買い物金額(1~12月) | 翌年のポイント還元率(1月10日〜12月) |
〜10万円未満 | 3% |
10万円以上〜50万円未満 | 5% |
50万円以上〜100万円未満 | 7% |
100万円以上〜300万円未満 | 10% |
300万円以上〜 | 10% |
見ての通り、東急百貨店で年間100万円以上の買い物をすれば、翌年1年間のポイント還元率は10%にもなります。
これは凄まじい還元率です。ポイント10%の1年間で再び100万円の買い物をすれば、貯まるポイントは10万円分です。
これだけポイントが貯まるなら、それはもう余計に東急百貨店で買い物しますよね? その意気で100万円以上利用すればまた翌年も10%還元です。
初年度で100万円以上ショッピング ⇒ 翌年10%還元に ⇒ ポイントが貯まりまくるからさらに買い物 ⇒ また翌年も10%還元に ⇒ 以下ループ
コレ、素晴らしいスパイラルではないでしょうか?
東急百貨店の利用機会がある人にとっては、最強のクレジットカードであることは間違いありません。
東急グループの他、加盟店でもポイントが貯まる
東急百貨店のほか、東急ハンズや109といった東急グループ店舗でもクレジットカード支払いでポイントがおトクになります。
ポイント加算については店舗ごとに異なります。各店舗のポイントについては公式サイトで確認できます。
公式サイト東急カード
また、東急グループ以外でも、ENEOSやニッポンレンタカー、ブックファーストといったTOKYUポイント加盟店でもポイントが貯まります。
TOKYUPOINTモールを経由すると購入金額の20%のポイント加算!
同社の新ポイントモール『TOKYU POINT モール』を経由してショッピングをすると、最大で購入金額の20%のポイントが加算されます。
楽天やYahoo!ショッピングなど大手を始め、リニューアルに伴い提携店舗も増えているので、ネットショッピングを上手く利用すればポイントは爆速で貯まっていきます。
PASMOでおトク、電車とバスでもポイントが貯まる!
東急線、東急路線バスに乗車するときは、PASMOの利用によってポイントを貯めることができます。
- PASMO定期券購入でポイント1%
- 午前7時までに東急線の改札に入ると5Pプレゼント(1日1回限り)
- PASMOへのオートチャージでポイント1%
午前7時前の電車に乗ることで5Pもらえるなど面白いサービスもありますね。
中でも便利なのは、PASMOのオートチャージサービスです。
PASMOはプリペイド型電子マネーなので、いざ改札を通る時に残高が足りなくて恥ずかしい思いをしたことは誰にでもあると思います。
オートチャージ機能が備わっていれば、もし残高が足りなくとも、クレジット機能で自動チャージされるのでブザーが鳴る心配はありません。
オートチャージされた分の金額は後日クレジットカード請求されるようになっており、1%分のTOKYUポイントが貯まるようになっています。
朝の通勤時にも残高を気にする必要がなく、さらにポイントも貯まるので一石二鳥ではないでしょうか。
※「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」への登録が必要になります。
公式サイトPASMO一体型の東急カード
VISA、MasterCardの加盟店でもポイント1%還元
VISAとMasterCardの加盟店でも、1%ポイント還元になります。ショッピングはもちろん、公共料金の支払いでもOKです。
旅行など大きな出費が出るときは、ぜひクレジットカード利用でポイントを貯めておきましょう。
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貯めたポイントはJALマイレージバンクでマイルとの相互交換できる
JALマイレージバンク「JMB」は、フライトやホテル宿泊などでマイルを貯めることができ、貯まったマイルを航空券や旅行・ショッピング関連の特典と交換することができるサービスです。
東急カードClubQ JMBでは、貯めたTOKYUポイントをマイルに交換したり、貯まったマイルをTOKYUポイントに交換したりできます。
旅行などで飛行機を利用する機会が多い人には嬉しいマイルプログラムです。
⇒JALマイルの効率的な貯め方|特典航空券で年1回の沖縄旅行へ!
東急ホテルズのコンフォートメンバーズポイントが貯まる
全国の東急ホテルズに宿泊する際、宿泊代やホテル内のレストランなどの支払いで、100円につき5Pの「コンフォートメンバーズポイント」が貯まります。
貯めたコンフォートメンバーズポイントは、1000P=1000円で、ホテルの支払いに充てることができます。
利用頻度は多くはならないと思いますが、ポイント還元率は5%と高いので、複数回利用すればそれなりの節約になるかと思います。
総評まとめ
通常カードに比べると、旅行保険や空港ラウンジの面で特典が豪華になっています。年会費も6000円(税抜き)と高くはないので、特典分の価値は充分にあるでしょう。
ただ、旅行に行く機会のない人にとってはグレードアップの意味はさほどないかもしれません。
東急百貨店で最大10%還元や、PASMOの活用などは通常カードと変わらないので、ショッピングにおいておトクに使うのなら通常の東急カードClubQで十分に事足ります。年会費1000円なのでコストも抑えられますし。
旅行に行く機会がしっかりある人で、ゴールドカードのステータスも欲しい人であれば、東急カードゴールドを持つ価値があります。
公式サイト東急カード
ショッピングでしかクレジットカードの利用機会がない人であれば、通常の東急カードClubQを検討してみてはいかがでしょうか。