クレカコラム

クレジットカードのICチップの仕組み。チップなしとは何が違う?

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昔はクレジットカードといえば磁気テープがほとんどでしたが、最近のクレジットカードではICチップが付帯されていることが多くなりましたね。

ICチップがないカードよりもICチップ付きカードの方がセキュリティ的安全であろうことはイメージ的に分かっていても、その細かい性能や仕組みについて正確に理解している方は少ないでしょう。

そこで今回は、このICチップが付帯しているクレジットカードについての仕組みやメリットなどについて解説していきます。

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クレジットカードに付帯するICチップの役割と仕組みとは?

By: vew82

ICチップの役割について

ICとは「integrated circuit」の略称であり、電子部品の一つです。

日本語で表すと集積回路という表現になり、高度の情報がこのICの中に記録されています。要するに非常に小さなコンピューターのようなイメージです。

従来の磁気ストライプよりも何十倍、何百倍という量のデータを記録することが出来、なおかつ記録されたデータは暗号化することもできますので、読み取られただけでは簡単に情報を解読することはできません。

つまり、従来の磁気ストライプより何百倍も情報を記録できる上、セキュリティも頑丈なのがICチップということです。

このICチップはセキュリティ性が高いクレジットカードに付帯しており、現在も普及が進んでいます。

最近では、2015年10月から外資系のアメリカンエキスプレスカードが、2016年2月から同じく外資系ダイナースクラブカードがICチップを付帯させるようになりました。

一方の日本では東京オリンピックがある2020年までに国内で発行されているすべてのクレジットカードにICチップを付帯させる計画が進んでいますので、今後このICチップが付帯されているクレジットカードは増えてくるでしょう。

ICチップの仕組み・得られるメリット

ではこのICチップですが、具体的にどのようなメリットを得ることができるのでしょうか?

最大のメリットは、不正利用を防ぐことができるということです。

クレジットカードを利用する上で最も不安なのがカードの不正利用です。それがICチップ付きのクレジットカードであれば、不正利用をされる可能性が磁気カードと比較すると極めて少なくなります。

不正利用の中でも、特に代表的なものがスキミングです。

スキミングとは、スキマーという機械でクレジットカードの重要情報を読み取り、カードを複製するという犯罪行為で、クレジットカードを利用する上で最も警戒しなければいけない犯罪の一つです。

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磁気カードだと読み取り情報が少なく、情報の更新もほとんどされないため、短時間で簡単に情報を抜き取られてしまいます。

読み取りする工程も非常に素早いため、ちょっとトイレに行ったすきに被害にあってしまうなんてことも少なくありません。

しかしながら、ICチップであれば読み取り情報が桁違いに多く、常に新しい情報に更新されており、さらには情報の暗号化もされているため、情報を読み取るのが複雑な仕組みとなっています。

スキミングをするのに長い時間を要し、簡単にはできなくなります。

またカードの利用に暗証番号が必須となっていますので、それも合わせて不正利用されづらいという特徴があるのです。

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ICチップ付きとICチップなしのカードがある

ICチップがないカードの危険性や困ること

ICチップの有効性は明白なものの、まだまだICチップが付帯しているクレジットカードは少ないのが現状です。

ICチップが付帯していない場合はどんなことが懸念されるのでしょうか?

ICチップが付帯していないクレジットカード、つまり磁気カードの場合は、読み取り作業が単純で素早くできてしまうため、スキマーに通すだけで情報を読み取られてしまいます。

つまり、スキミングの被害にあう可能性が高くなってしまいます。これがまず一つ。

その他にもICチップがないと困ることがあります。

それは、海外でクレジットカードを利用できなくなる可能性があるということです。

特にクレジットカードの普及が進んでいるヨーロッパではICチップが付帯カードが当たり前なので、ICチップがないクレジットカードの場合は利用を断られてしまうケースもあります。

いざという時クレジット決済ができないとせっかくの海外旅行が台無しになんてことにもなりかねない事態が発生しかねません。なので海外へ行くときに1枚はICチップ付きのクレジットカードを保有しておくと良いでしょう。

また、経済産業省はクレジットカードにICチップを付帯させることを義務化させようとしています。

今後日本でも、ICチップがないクレジットカードは利用できなくなる可能性が十分に考えられますので、今からでも可能な限りICチップ付きのクレジットカードを利用していく方が良いでしょう。

⇒セキュリティ第一!安全性の高いおすすめクレジットカード3選

ICチップのないカードに付帯できないのか?

もし今手持ちのクレジットカードにICチップが付帯していない場合、あとからICチップを付けることが可能なのでしょうか?

現時点で磁気カードしか発行していないカードに対してはICチップを付けることはできませんが、ICチップが付帯したクレジットカードを新しく発行開始しているカードの場合は(後からでも)付帯させることが出来ます

原則として、次の更新月から順次発送されますが、それ以外でもサービスデスクなどに直接問い合わせるとICチップ付きのクレジットカードを新たに発行できる場合があります。

その場合はカード番号などが変わってしまう可能性が高いですが、セキュリティ面は大幅に強化されますので、新しくICチップ付きのクレジットカードを導入している場合は切り替えをお願いしてみるのも良いでしょう。

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ICチップは傷がつくと磁気不良になりやすいので注意

以上のようにセキュリティ面では強みを持つICチップですが、ICチップは精密にできていますので、外からの衝撃に弱いという弱点があります。

ICチップに傷や汚れがついてしまうと利用できなくなることがあるので取り扱いには注意が必要です。

よくありがちな具体例をあげると、

  • 財布に入れて、出し入れしている間にこすれてしまう
  • スマホや電気製品などの磁気を近づけてしまう
  • 利用しているうちに指紋や汚れが付着してしまった

などなど、上記のように普通に利用しているだけでも、下手すると利用できなくなってしまうことがあるというのがデメリットです。

再度、ICチップの取り扱いについては十分注意をする必要があります。

暗証番号の取り扱いは極めて注意が必要

このICチップ付きのクレジットカードは、暗証番号を知らなければ利用することが出来ません。逆に言うと、暗証番号を知っていれば利用することが出来てしまいます

4桁しかない暗証番号なので、暗証番号自体のセキュリティには疑問符が残ります。この暗証番号を他人に知られてしまい、カードが盗まれてしまう。

この2つの行為のみで、ICチップが付帯していてもカードの不正利用がされてしまう可能性があります。

絶対に暗証番号は知られないよう気をつけましょう。生年月日など推測されやすい番号をつけるのは言語道断ですよ。

とはいえ、不正利用されたときにサインによる筆跡確認を行うことが出来ないシステムにはやや不安が残りますよね。。

ICチップ付帯でセキュリティに強いカードなら三井住友VISAカード

これから新しくカードを作る人は、ICチップ付帯のクレジットカードを選んだ方が良いでしょう。

ICチップ付帯でセキュリティが高く、かつ初心者向けでもあるおすすめカードは「 三井住友VISAクラシックカード 」ですね。三井住友VISAカードの中で最もスタンダードな1枚です。

三井住友VISAカードはセキュリティに非常に強く、ICチップはもちろんのこと、希望すればカード裏面に顔写真を載せることも可能です。

さらにカード会社が24時間体制で不審な決済がないか顧客の利用状況をチェックしており、不正利用の疑いがあればすぐに対応してくれるというセキュリティレベルの高さです。

さすが銀行系カードとあって、安心と信頼には確かなものがあります。

クレジットカードの不正利用を心配する人は、ICチップ付きでセキュリティが徹底された三井住友VISAカードが最も堅実で良いかと思います。

スタンダード 三井住友VISAクラシックカード

ゴールド 三井住友VISAゴールドカード

まとめ

ICチップのメリットをまとめると、

  • 不正利用されにくい
  • ヨーロッパでも問題なく使える
  • 偽造されづらい

とまぁ有利な点しかありません。

特にセキュリティ面のメリットは大きいもので、磁気カードよりも不正利用される可能性は極めて低くなります。

スキミングの被害はクレジットカードを利用した犯罪の中でも極めて多く、スキミングを防げるだけでも不正利用される可能性は大幅に減少しますからね。

現在磁気カードを保有している方は一度サービスデスクにICチップを付けることができないか問い合わせてみるか、メインカードにICチップ付きのカードを新しく作っておくのが良いでしょう。

ちょっとした手間で大きな損害を防ぐことができるのなら、絶対にしておいた方がいいですからね。




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