現在、日本国内にクレジットカードがどれだけ発行されているかご存知ですか?
正解は、約3億枚です。
日本の人口が1億2〜3千万人程度。クレジットカードを持っていない人と18歳以下を除くと1人あたり3枚程度のクレジットカードを保有している計算になりますね。
ちなみに私は記事執筆時点で、クレジットカード6枚とデビットカード1枚の計7枚を使っています。
あなたは何枚持っているでしょうか?
1枚しか持っていないようではちょっと心もとないですね。数字が示すように最低2〜3枚は持っておくべきです。その理由はこの記事では割愛しますので下記記事をお読みください。
クレジットカードを複数持つとなると、考えるべきはクレジットカードの組み合わせと使い分けです。
同じようなクレジットカードを何枚持っていても意味ないので、なるべく利用シーンや利用特典ごとに使い分けられる組み合わせで持っておきたいところ。
下記では、私が考えるクレジットカードの組み合わせ基準と、参考までに実際に私が使い分けているクレジットカード例を紹介していきます。
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これが最強!クレジットカード3枚の理想的な組み合わせ・選ぶ条件とは?
ステータス用、ポイント用などカードの特徴で組み合わせる
仮に一般人の平均値である「3枚」を持つとすると、以下の特徴で組み合わせるのがおすすめです。
- 安定感とステータス性のある有料カード(メイン)
⇨ビジネスシーンや社交の場で使う「恥ずかしくないカード」。年会費ありの銀行系カードなど。 - ポイント還元率の高い無料カード(メインも可)
⇨とことん効率重視で、主にプライベートの買い物でポイント貯める用。年会費無料が○ - 特定店舗や特定シーンで活躍する無料カード(サブ)
⇨特定店舗・シーンで使える特典系カードが良し。年会費無料。
1. メインカードはステータス重視で「どこに出しても恥ずかしくない一枚」を
まず、ビジネスシーンや社交の場で出しても恥ずかしくない「ステータス重視」のカードは(とくに男性は)1枚持っておいた方がいいです。商談や出会いの場で、年会費無料のショッピング系カードを出すのはちょっと恥ずかしいですよね……。
また見栄だけでなく、ステータスカードは使えば使うほどカードグレードをアップできるメリットもあります。ゴールドカードなら比較的誰でも手が届きますし、その先のプラチナカードやブラックカードになると贅沢な特典が多数受けられるようになります。
上級カードに進化させるために「使い込む価値・楽しみ」があるのもステータスカードの魅力ですね。ビジネスシーンや社交の場でプラチナ以上のカードを出せばイメージ効果も抜群です。
ステータス重視カードなら
- 銀行系カードの1番人気「 三井住友VISAクラシックカード 」
- 国産ブランドJCBの「 JCBカード 」
- ステータスの象徴と言われる「 アメリカンエキスプレス・カード(グリーン) 」
2. プライベート利用のカードはとことん還元率重視!
食費や生活品などプライベートの買い物で使うクレジットカードは、見栄えやステータスはどうでもいいので、とことんポイント還元率重視でいきましょう。
とはいえ、ただ還元率が高ければいいわけではなく、ポイントの使いやすさも重要です。なじみの企業のポイントが貯まるか、商品や他ポイントに交換しやすいことが最低条件ですね。
ポイント還元率は最低1%は欲しいところ。還元率1%なら年会費無料カードでも何枚かあるので、コストをかけずに持つなら「年会費無料」「ポイント還元率1%以上」で絞るといいと思います。
年会費無料でポイント還元1%以上のカード
- 還元率1.2%と文句なしで最強レベルの「 リクルートカード 」
- 楽天サービスならポイント倍増!基本還元率1%の「 楽天カード 」
- 還元率1%でTポイントが貯まる「 Yahoo! JAPANカード 」
サブカードは特典やサービス重視!
3枚目のサブカードは、特定のお店・施設や特定シーンで有効活用できる特典系のカードが良いですね。
中にはカードを使わなくても「持ってるだけで」割引が使えたりするカードもあるので、財布に1枚入れておくと便利ですよ。
自分のライフスタイルで使える魅力的な特典を持つ1枚がベスト。もちろんサブカードなので年会費無料は絶対です。
特典が魅力の年会費無料カード例
- 全国5000店を超える施設やお店で割引優待が使える「 エポスカード 」
- イオンでの買い物割引やイオン銀行のお得な機能がある「 イオンカードセレクト 」
- スマホ代の10%がポイント還元されるので年会費以上のポイントが取れる「 dカード GOLD 」(年会費は有料ですが、特典でもとが取れます)
クレジットカード複数保有の推奨条件は「旅行保険が付帯している」こと
クレジットカードを複数持つ場合は、それぞれに国内・海外旅行保険が付帯している方が断然良いです。なぜなら、旅行保険は複数カードで合算して適用することが可能だからです(死亡後遺障害を除く)。
カード3枚を合計すれば補償額も相応になるので、旅行保険としては十分ですよね。今までのように、わざわざお金を出して保険商品を購入する必要がありません。手間もお金も節約できるので、旅行保険はなるべくクレジットカードで済ませたいところです。
年会費無料カードでも旅行保険が付帯しているカードはいくつかあるので、できればサブカードも旅行保険付きを選んでおくと旅行の際に安心できます。
年会費無料で旅行保険付きのカード例
私のクレジットカード組み合わせ・使い分けの例
参考までに私が使い分けているカード例を紹介します。
私は現在5枚のカードを持っていて、VISA5枚/Mater Card1枚/JCB1枚の内訳ですが、使い分けているのは主にVISAブランドです。Master CardとJCBは普段使わないので今回は割愛します。
メインカードにはステータス性のある「三井住友VISAカード」
メインカードには銀行系カードの代表格である三井住友VISAカードを使っています。上写真は、三井住友VISAの一般カードである「 三井住友VISAクラシックカード 」ですね。この1枚からステータスカードデビューしました。
同じ銀行系カードの「 JCBカード 」もあるのですが、世界中で使えるVISAブランドをメインにしたいと思い直して三井住友VISAカードにしました。
その後、三井住友VISAが20代限定で出しているゴールドカード「 三井住友VISAプライムゴールドカード 」に乗り換えました。念願の初めてのゴールドカードです。
カードデザインもめちゃくちゃ格好良く、持ってるだけでコレクター欲が満たされます(笑)。
三井住友VISAプライムゴールドカード は20代限定のゴールドカードということで、審査はそこまで厳しくありません。新卒や若い社会人の人には一番おすすめしたいカードですね。
さらにいうと、30歳になった時点で自動的にワンランク上の「 三井住友VISAゴールドカード 」へ昇格できるのもメリット。30代でゴールドカードまでエスカレーターで登っていけます。
さらにゴールドの先には、最上級の「プラチナカード」が待っています。
最上級プラチナになるとカード券面もブラックになるので高級感MAXです。私もいち早くこのカードを手にいれるべく頑張っているところ。
ステータス性のあるカードとしては王道で、デザインも格好良いので個人的イチオシです。
こんな人におすすめ
- 学生や初めての人は「 三井住友VISAクラシックカード 」
- 20代社会人の人は「 三井住友VISAプライムゴールドカード 」
- 30代以上の人は「 三井住友VISAゴールドカード 」
プライベートの生活費などはポイント還元率1.2%のリクルートカード
食費や生活品などプライベートの買い物は全て「 リクルートカード 」を使っています。年会費無料でありながらポイント還元率1.2%という最強スペックなので、どこで使ってもポイントがザクザク貯まります。
貯まるポイントはリクルートポイント。リクルート関連サービスで使えますが、もし馴染みがないならPontaポイントに交換できるので安心です。ポイントの使い道に困ることはありません。
さらに、年会費無料ながら旅行保険が国内・海外ともに付帯しています。そこまで高額ではないですが、旅行の際は補償額の足しになるので持っていて損はありません。
個人的に、年会費無料カードの中ではリクルートカードが最強だと思っています。
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最強と評判!還元率1.2%を誇るリクルートカードのメリットデメリット
私が密かに「このカード最強じゃない?」と考えているのが、今回紹介するリクルートカードです。 数多のクレジットカード雑誌における総合ランキング特集で、リクルートカードは必ずと言っていいほどトップ3に入っ ...
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最強のサブカード|豪華特典と旅行保険を持つエポスカード
サブカードに持っているのは「 エポスカード 」です。はっきり言って、全員持っておいて損はない最強のサブカードだと思っています。
基本ポイント還元率こそ0.5%と普通ですが、エポスカードはショッピング目的ではないので別に良いです。
それよりも、
- 年会費無料で海外旅行保険が自動付帯
- 全国5000店以上のお店や施設で割引特典あり
という2つの豪華すぎる特典サービスが付帯しているのが保有する目的です。
まず、年会費無料で海外旅行保険が付いている時点で素晴らしいのですが、特筆すべきは「自動付帯」であることです。つまり持ってるだけで保険適用となります。
海外旅行の時は財布に入れておくだけで補償額を合算できるので、海外旅行にエポスカードは必須です。先に紹介した リクルートカード も旅行保険付きなので、この年会費無料カード2枚を持つことでコストゼロで保険の補償額を大幅にアップできます。
そしてもう一つ、エポスカードの最強特典は、提携している全国5000店舗以上のお店を優待価格で利用できるという優待特典にあります。
レジャー、映画館、カラオケ、ホテル、ファミレス、飲食店などあらゆる場所で割引が受けられます。
テーマパークはめちゃお得!
- 富士急ハイランド:大人5700円⇨5300円
- サンシャイン水族館:大人2000円⇨1800円
- 大江戸温泉物語:大人2480円(平日11時〜)⇨1986円
- 鴨川シーワールド:100円引き
- ハウステンボス:パスポートや飲食代全て7%引き
(※ 割引店舗や割引内容は時期によって異なります)
詳しくは下記記事でもまとめています。
恋人や友人、家族でお出かけに行くときは、エポスカードを財布に入れておくだけでこれだけの割引が受けられます。
私も土日祝日に外出するときエポスカードの出番です。ファミレスやカラオケとか超安くなりますからね。たまにいく遊園地や水族館だってめちゃくちゃお得に利用できます。
年会費無料カードでこれだけの特典付いているカードは、言うまでもなくエポスカード以外にありません。まさに最強のサブカードです。
ちなみに、エポスカードは年間50〜100万円くらい使うと、エポスゴールドカードへのインビテーション(招待状)が届きます。
エポスゴールドは通常年会費5000円ですが、インビテーションによって昇格すると年会費無料のまま持つことができます。ゴールドになると空港ラウンジ特典なども付くのでめちゃくちゃお得ですよ。
なので、エポスカードを作ったら最初1年間で50〜100万くらい使い、サクッと年会費無料版エポスゴールドに昇格させておくのがおすすめですね。
クレジットカードは最低3枚!VISA、マスターカード、JCBの各国際ブランドを押さえておこう
最後に、クレジットカードを選ぶ際の「国際ブランド」についても書いておきます。
なぜクレジットカードを最低3枚持ちたいかと言うと、三大国際ブランドを1枚ずつ持っておくという意味もあります。
3大国際ブランド
- VISA
- MasterCard
- JCB
この主要3ブランドですね。「決済ブランド」と言われることもあります。
実際のところ、クレジットカードの国際ブランドを意識している人は少数派でしょう。日本国内においては大体どこでも3ブランドは使えるので困ることはそうありません。
ただ、海外に出るとちょっと事情が違います。
日本と同レベルの先進国であっても、田舎や地方郊外となると使えないブランドが出てきます。世界中で最も使えるVISAであっても田舎では使えない店が多々あると言います。
「そんな外国の、ましてや田舎なんて行かないし……」
なんて思っていても、いつどこに行くことになるか分かりません。
仕事の関係で、あるいは友人とのプチ旅行でひょっと行った東南アジアのお店で、持っていたクレジットカードが対応してなかった……なんてことになりかねません。海外でクレジットカードが使えないと相当困りますよ。
なので、世界のどこに行っても確実にクレジットカードが使えるように、世界の主要3大国際ブランドは1枚ずつ持っておいた方が安心なんです。
ちなみに、世界の加盟店数(使える店)でみると1位VISAと2位マスターカードが圧倒的シェアを誇っています。「迷ったらVISA」と言われるとおり、優先順位でいうとVISAは必ず最初に持っておくべき。
我ら日本のJCBブランドは世界基準になると大幅にシェアが落ちるので海外では使えない場所が多いのですが、そのぶんJCBブランドにはVISAやマスターカードにはない特典や機能が付いたりするのがメリットです(例えばJCBのディズニー特典など)。
複数カードを持つなら、国際ブランドもバラしておいて損はありません。
国際ブランドとは?
※国際ブランド(決済ブランド)とは、世界中のお店でカード決済するためのブランドです。全てのクレジットカードはどこかの決済ブランドと提携しています。
世界的に5大ブランドと言われるのは下記5つ。
- VISA
- Master card
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
日本企業のクレジットカードではVISA/Mastercard/JCBからブランドが選べるケースが多いです。
この3ブランドなら国内ならほぼどこでも使えますが、アメックスやダイナースは使えないお店がたまにあったり、アプリでクレカ登録できないことがわりとある印象です。
まとめ
自分のライフスタイルに合ったカードの組み合わせを考えてみてください。クレジットカードを上手く使えれば、年間10万以上の節約も余裕で可能です。
クレジットカードは、枚数に関係なく、一人が持てる総合計利用枠が信用情報でおおよそ決められているので、現在使っていないカードを持っている人は、一度不要なカードを解約してから新カードに申し込んだ方が審査通過率が高まります。
現在1枚しかカードを持っていない人は、最低もう1枚は作っておきましょう。できれば3枚程度持っていると安心ですよ。