専業主婦の中には、クレジットカードは本カードではなく家族カードを使っている人もいるかと思います。
家族カードなら(本カードに比べて)年会費が安いですし、支払いは本カード会員になるので支払い明細を一枚にまとめられて家計簿的に便利な面もあるかもしれません。
ただそれでも、
専業主婦であっても自分のクレジットカードは持っておくべきだと言えます。
クレジットカード会社は女性会員を獲得するために女性向けカードを多く発行しています。どちらかというと若い女性向けのサービスが多いですが、専業主婦がおトクに使えるカードもいくつかあります。
そこでこの記事では、
- 専業主婦でも自分のクレジットカードを持つべき理由
- 専業主婦におすすめのクレジットカード
この辺りを詳しく解説していきたいと思います。
※手っ取り早くおすすめカードだけ知りたい人は、ココをクリックしてカード紹介のところまでジャンプしてください。
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専業主婦は家族カードと本カードどっちがお得なの?
主婦にとってクレジットカードは2つの選択肢があります。
- 配偶者の家族カード
- 自分で申し込みをする本カード
家族カードとは、本カード(この場合は家主のクレジットカード)に追加して発行できるクレジットカードです。
ETCカードや家族カードを「子カード」、本カードを「親カード」と呼ぶこともあります。
子カードを利用した場合でも、請求は本カード会員に対して行われます。なので家族カードの審査は比較的簡単なのが特徴です。本カード会員の利用状況に問題がなければ、家族カードはすぐに発行されます。
家族カードのメリットは?
主婦が家族カードを利用するメリットは、自分で支払わなくても良いという点でしょう。
これは気持ちの面でのメリットもあるかもしれませんが、夫婦の財布を一本化するという意味で支払い請求を本カード1枚にまとめられるメリットもあります。明細が管理しやすく家計簿もつけやすいでしょう。
またもう一つのメリットは、専業主婦でも作りやすい(審査に通りやすい)ということです。支払いは本カード会員に行くので、主婦側の支払い能力はそこまで審査に重要視されません。
ただ、近年はクレジットカード会社も女性会員の獲得に本腰になっており、たとえ主婦でも世帯年収を参考に作れるクレジットカードは多々あるので、この点はさほど大きなメリットにはなりませんね。
家族カードのデメリットは?
家族カードのデメリットは大きく2つ。
- 買い物をした内容がすべて配偶者に知られてしまう
- いくら家族カードを利用しても自分のクレジットヒストリーにはならない
という点です。
家族カードでは配偶者に知られたくない買い物はできないし、いくら使ってもクレジットヒストリー(クレヒス)は積まれません。
今後ずっと自分のクレジットカードを持たないならクレヒスは必要ありませんが、年を重ねてからいざ自分のカードを作ろうとした時にクレヒスが全くないようだと審査には通りづらくなります。
クレヒス(クレジットヒストリー)って何?
……クレヒスは、クレジットカードの利用実績のことで、クレジットカードを使うたびにその記録が個人信用情報機関にデータとして蓄積されていきます。
クレヒスは社会の中で「その人の支払い能力」を示す参考データとして使われ、クレジットカードの審査や金融系商品の審査、住宅ローンの審査などにも影響してきます。
普段からクレジットカードの利用&返済を繰り返すことで実績が貯まっていきますが、逆に支払い遅延や返済の踏み倒しなど「事故」を起こすと、事故履歴としてクレヒスが大きく傷つきます。
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自分のカード(本カード)を作った方が自立した使い方ができる
結論を言うと、やはり専業主婦でも家族カードではなく自分だけの本カードを持った方が良いでしょう。
メリットはやはり、配偶者に気兼ねせずにカードショッピングを楽しめるという点です。自分のお金で支払えば、買ったものに対して文句も言われませんし、知られたくない高額な買い物だってできますからね。
それに、たとえ主婦でもクレヒスを積んでおくに越したことはありません。今後の人生でいざ何かの審査が必要になるかもしれませんから、信用は築いておいた方が良いでしょう。
あえてデメリットを挙げるとすれば自分で支払いをするという点ですが、自分の物は自分のお金で買うというのはいい大人なら当たり前のことなので言及する必要もないでしょう。
収入がない専業主婦は審査が心配なんだけど……?
本カードを作るには当然審査を通る必要があります。収入を持たない専業主婦はこの点が心配でしょうが、実はさほど心配はいりません。
完全な専業主婦でパートもしていなくても、配偶者の年収を世帯年収として記載すれば、専業主婦でもクレジットカード審査の対象になります。
ほとんどの一般カードは主婦でも申し込みを受付していますし、主婦層をターゲットにしているカードもあります。
ここから、専業主婦がカードを選ぶポイントとおすすめカードを紹介するのでぜひ参考に。
主婦がクレジットカードを選ぶポイントは3つ!
1)ポイントサービス
クレジットカードのポイントサービスは、だれにとってもお得なサービスです。主婦にとっても貯まったポイントを商品や金券類に還元できるので節約になりますよね。
男性に人気の銀行系や信販系のクレジットカードは1,000円単位でポイントを付与することが多いですが、主婦におすすめなのは流通系(ショッピング)クレジットカードです。
流通系カードの場合は100円や200円単位でポイントを付与するケースが多いので、ポイントのロスが少ないメリットがあります。
2)ポイント還元率よりも割引特典の方がメリットが大きい
クレジットカードのポイント還元率は標準で0.5%、高還元率カードで1%~1.5%です。これに対して特定店舗で割引になるというサービスは5%割引が多いので、ポイント還元率と比べると10倍お得です。
割引特典と言っても毎日割引なるわけではなく、月に数回程度の割引デーのような特典ですが、それでも割引額とポイント率を比較すれば割引の方がおトクでしょう。
なので、自分がよく利用する店舗で割引サービスがあるクレジットカードを選ぶのも一つの方法です。
3)百貨店よりもスーパーでお得なクレジットカードが便利
主婦の買い物と言えば、百貨店よりはスーパーが日常的です。日常でよく利用するスーパーで割引があるクレジットカードがよりお得ということになります。
同じ流通系のクレジットカードを選ぶのであれば、スーパー系列のクレジットカードを選びましょう。
スーパー系列といってもスーパーだけではなく、関連するコンビニやネットショップでもお得なサービスがあります。
⇒買い物主婦の味方!デパート・スーパー系クレジットカードのおすすめ5枚!
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主婦向けのおすすめクレジットカード3枚
というわけで本題です。
主婦向けサービスが充実しているクレジットカードを3枚ご紹介しますので、自分の利用スタイルに合いそうなカードを作ってみてください。
イオン利用者はイオンカード(WAON一体型)で決まり
イオンカード | おすすめポイント |
毎月20日と30日は買い物5%オフ 毎月5のつく日はポイント2倍 毎月10日もポイント2倍 毎月15日は55歳以上限定で5%オフ |
|
付帯保険 | カード盗難補償 |
その他特典 |
電子マネーWAON搭載 家族カード無料 ETCカード無料 |
申し込みサイト | イオンカード(WAON一体型) |
イオンのクレジットカードであるイオンカード。主に地方郊外にお住まいの主婦層に爆発的な人気を誇っています。
ご存知の通り、イオンは1ヶ月のうちにセールを連発し、イオンカードを持っていれば最大の恩恵を受けられます。
- 毎月20日と30日は買い物5%オフ
- 毎月5のつく日はポイント2倍
- 毎月10日もポイント2倍
- 毎月15日は55歳以上限定で5%オフ
年会費無料のカードでこれだけの特典が受けられるのですから素晴らしいです。
電子マネーWAONも搭載されているので、コンビニやスーパーの少額決済にも非常に便利ですよ。
ポイントも、イオンカードの「ときめきポイント」とWAON決済での「WAONポイント」の2種類を貯めることができます。
おすすめというよりもはや、生活圏内にイオンがある人は必ず1枚作っておくべきカードです。
⇒ イオンカード公式サイトを見る-
イオンカードセレクトは普通預金金利がおトク!ATM手数料も無料です
イオングループの店舗において割引・ポイントアップ特典が目白押しなイオンカード。「」をスタンダードカードとして数十を超える種類がありますが、 その中でも、利便性で言えば最もおトクなのが『イオンカードセレ ...
セブン・イトーヨーカドー派はセブンカード・プラス
セブンカード・プラス | おすすめポイント |
通常年会費500円/初年度無料/年間5万利用で次年度も無料 セブン&アイグループでポイント2〜3倍 毎月8のつく日はイトーヨーカドー5%オフ nanacoチャージでポイントが貯まる |
|
付帯保険 | ショッピングガード保険 |
その他特典 |
電子マネーnanaco付き セブン旅デスク優待(5%オフ) |
申し込みサイト | セブンカードプラス |
セブンカード・プラスは、イトーヨーカドー・セブンイレブンでお得なクレジットカードです。また電子マネーnanacoと最も相性のいいカードなので、nanacoを使っている主婦の方におすすめですね。
基本は200円利用=1nanacoポイントですが、イトーヨーカドーやセブンイレブンでは200円=3nanacoポイントと3倍の還元率になります。
また、ゼブンカードプラスは、公共料金や税金の支払いでポイントが貯められる貴重なカードです。
一般的に公共料金や税金はクレジットカード支払いができませんが、nanacoでなら支払うことができます。
セブンカードプラスはnanacoへのチャージでポイントが貯まるので、
- セブンカードプラスでnanacoチャージ
↓ポイントが貯められる - チャージしたnanacoで公共料金や税金を支払う
ということが可能になります。
とくに自営業の家庭なんかは、毎年高額な税金を払っていると思います。その額でポイントを貯められたら、かなりの量のポイントを一気に稼ぐことができますよ。
通常年会費は500円ですが、年間5万使えば無料ですし、あってないようなものです。電子マネーnanacoとしても使えるので、カード初心者には使いやすくてぴったりの1枚です。
>> セブンカードプラス公式サイトはこちら-
nanacoチャージ可能なセブンカードプラス|コンビニカードのポイント還元率は大きな節約に
普段、自分がよく使うスーパーやコンビニでお得に使えるクレジットカードは、ぜひサブカードに1枚持っておきたいものです。 日用品や食費で大きくポイントを貯められれば、それだけで1ヶ月の出費がだいぶ節約でき ...
東急線沿いならTOKYU CARD(東急カード)
TOKYU CARD | おすすめポイント |
カード利用額に応じてポイント還元率が0.5%〜最高10%! PASMO搭載、オートチャージあり JALマイレージバンクでマイルも 楽天市場でポイント2倍 楽天Edy付き |
|
付帯保険 |
海外旅行保険:最高1000万 国内旅行保険:最高1000万 |
その他特典 |
PASMOオートチャージ機能 東急ホテルズ「コンフォートメンバーズ」 JALマイレージバンク(JMB) |
申し込みサイト | 東急カード公式サイト |
こちらは百貨店系のカードですが、東急グループの「TOKYU CARD」も、東急を利用する主婦層に非常に人気があります。
その理由は、圧倒的なTOKYUポイントの貯まりやすさ。
TOKYU CARDは、1年間の東急百貨店でのカード利用額に応じて、翌年のポイント還元率が変動するというユニークな仕組みをとっています。
変動の幅は、3%〜最大で10%(!)
年間の買い物金額(1~12月) | 翌年のポイント還元率(1月10日〜12月) |
〜10万円未満 | 3% |
10万円以上〜50万円未満 | 5% |
50万円以上〜100万円未満 | 7% |
100万円以上〜300万円未満 | 10% |
300万円以上〜 | 10% |
見ての通り、東急百貨店で年間100万円以上の買い物をすれば、翌年1年間のポイント還元率は10%にもなります。
これは凄まじい還元率ですよね。
ポイント10%の1年間で再び100万円の買い物をすれば、貯まるポイントはなんと10万円分です。
これだけポイントが貯まるなら、それはもう余計に東急百貨店で買い物しますよね? その勢いで年間100万円以上利用すればまた翌年も10%還元です。
さらに、PASMO機能を付けることで、定期券購入やオートチャージでもポイントが貯まり、そのポイントをPASMOに還元できたりします。
年会費が地味に1000円かかってしまいますが(初年度無料)、東急百貨店を利用する人や東急沿線に住んでいる女性は持っておいて損はないクレジットカードです。
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東急カード(ClubQ JMB)は年間100万利用で最大10%ポイント還元!
年々増え続けている百貨店系クレジットカードの中でも、一際大きな存在感を放つのが、お馴染み東急百貨店の『東急カード(TOKYU CARD ClubQ JMB)』です。(以下、東急カードClubQ) JM ...
まとめ
なんとなくクレジットカードは面倒くさい……というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、今はむしろクレジット決済の方が断然ラクになっています。
スーパーやコンビニでも3万円以下の買い物なら「サイン不要」になっていますし、よりスピーディな電子マネー搭載のカードもかなり増えています。
なのでよくよく考えれば、現金で買い物するより、
- よりラクで、
- 優待割引も受けられて、
- ポイントも貯められる。
と良いことづくめなのです。
主婦であるからこそ、毎日の少額決済をクレジットカードや電子マネーに切り替えることで、節約に結びつけることができます。
家族カードはダメとまでは言いませんが、せっかく主婦でも当たり前にクレジットカードを作れる時代になったのですから、自分のカードを持っておいた方が良いことは言うまでもありません。
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