クレジットカードは、大学生になって初めて作る人が多いです。私も大学生(19歳)の時に初めてカードを作りましたが、そのときは慣れないことだらけで色々な心配がありました。
例えば、カードの作り方(審査の時に親の同意が必要?収入がなくても大丈夫?など)や、どのカードを選ぶべきなのか、知識ゼロのど素人なので何から調べればいいのかもわかりません。
そこでこの記事では、私の実体験も踏まえつつ、大学生が初めてクレジットカードを作る時に知っておきたい情報や、おすすめのクレジットカード(年会費無料になるもの)を紹介します。
これからクレジットカードを作る予定の大学生の方は、この記事を読んでおけば迷うことはないはずです。
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知っておきたい!大学生のクレジットカードの作り方
- 「バイトしてないけど、発行できるの?」
- 「保護者の同意って必要?」
など、クレジットカードの申込みにの疑問を含めた基本情報からチェックしましょう。
申込み方法はカード会社ごとに異なる
大学生がクレジットカードを作る場合注意したいのは、カード会社ごとに申込み方法が決まっていることです。
例えば、ネット上で申し込めるカードでも、学生だけは対象外で書類を郵送して申し込まなければいけない場合があるので、申し込み前に公式サイトをしっかり確認しましょう。
バイトしてなくて収入なしでも、審査に通る(発行できる)カードは多数ある
「バイトとかしてなくて収入ないので審査に通るの?」と疑問に思いますが、学生の場合はバイトしてなくてもクレジットカードは作れます。実際に私は大学生時代アルバイトをしたことがありません。しかしクレジットカードは何枚も持っていました。
というのも、学生には保護者という後ろ盾があるからです(申し込み時に親権者の年収の記載を求められます)。むしろカード会社にとって学生は青田買いしたい存在なので、フリーターなんかよりはよほど審査に有利に働きます。
とはいえ当然、どのカードでも審査に通るわけではないので注意してください。「学生」「バイトしてない」などの条件は別に不利には働かない……という意味です。
20歳に満たない場合は親の同意が必要だった
私が初めてカードを発行したのは19歳の時でしたが、親権者に連絡が届き同意を得た上での発行となりました。
20歳になってから申し込んだクレジットカードは、同意不要で申し込むことができました。
現在大学1~2年生で20歳未満の方は、親権者の同意が必要になることに注意しましょう。
クレジットカード申し込みに必要なもの
大学生がクレジットカードを申し込む時に必要なものは、主に以下の3つです。
- 銀行口座(通帳やキャッシュカードを用意)
- 運転免許証(所有している場合のみ)
- 本人確認書類(求められた場合のみ)
運転免許証は、持っていなくても特に審査に響くことはないと思います。私は21歳の時まで免許を持っていませんでしたが、カードの審査に落ちたことは一切ありませんでした。
基本的に銀行口座があればOKですが、カード会社によっては学生証のコピーなど本人確認書類を提出しなければいけないケースもあります。
例えば後述で紹介するカード「Orico Card THE POINT」は、学生が申し込む場合運転免許証や住民票の写しなどの本人確認書類が必要でした。
審査中は、電話がかかってきた場合しっかり出ればOK
カードを申し込むと審査が行われますが、とくに自分からなにか手続きをする必要はありません。カード会社によっては意思確認の電話がかかってくるので、電話にだけ出ればOKです。
電話では主に氏名や生年月日などを聞かれるくらいで、とくになにか書類がなければ説明できないような難しいことを聞かれたことはありません。
「審査」と言われると緊張してしまいますが、心配は無用です。
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初めて作る大学生におすすめのクレジットカード5枚
ここまでの点を含め、大学生で初めてのクレジットカードとしておすすめのカードを5枚選んでみました。
どれも学生に人気のカードなので、好みの一枚を申し込んでみましょう。
学生カードでなくてもOK
カード会社によっては「学生カード」など学生向けのカードを用意している所もありますが、必ずしも学生カードを選ばなければいけないわけではありません。
ただ、学生向けカードは学生を獲得するために”お得”になっているカードもあるので、一応チェックしておく価値はあります。
【1位】将来的にゴールドカードも!三井住友VISAデビュープラスカード
銀行系カードとして人気の三井住友カードが、18歳〜25歳の若者限定に発行しているのが 三井住友VISAデビュープラスカード 。ステータス性のあるブランドカードであり、歳を重ねるにつれてゴールドカード・プラチナカードに進化できる1枚です。
三井住友VISAデビュープラスカードの機能・特徴はこちら。
年会費 | 1250円(初年度無料) 年1回の利用で翌年度年会費無料 |
申込資格 | 18~25歳の学生(高校生は除く) |
ポイント還元率 | 1%(0.5%の2倍) 入会後3ヶ月間は2.5% |
国際ブランド | VISA |
追加カード | 家族カード、ETCカード、バーチャルカード |
旅行傷害保険 | なし |
電子マネー | iD、WAON、PiTaPa |
申し込みサイト | 三井住友VISAデビュープラスカード |
三井住友VISAデビュープラスは年1回でもカードを使えば年会費無料で持てます。よほどカードを使う機会が少ないのでなければ年会費が発生することはありません。
ポイント還元率は常時1%なので非常に優秀ですね。三井住友VISAの一般カードである 三井住友VISAクラシックカード は還元率0.5%なので、若者限定のデビュープラスは2倍になります。完璧な若者優遇カードですね。
スペックのほか、三井住友VISAデビュープラスカードの魅力はステータス性にあります。
三井住友VISAデビュープラスカードは対象年齢が18~25歳に限られますが、26歳になった時点でワンランク上の 三井住友VISAプライムゴールドカード へ、30歳になったらさらに上の三井住友VISAゴールドカードへとランクアップします。
学生のうちにデビュープラスカードを持っておけば、将来的にゴールドカードが約束されているのが大きなメリットですね。
20代前半はお得なポイント還元を受けながらカードをバリバリ使って、20代後半からは豪華なゴールドカードで保険や旅行の特典を活用。そんな将来を見据えたカード運用をしたい人には、三井住友VISAデビュープラスカードがおすすめです。
>> 三井住友VISAデビュープラスカード公式サイトはこちら
【2位】圧倒的知名度と人気を誇る楽天カード
カード会員数1200万人越えと、もはや国民の10人に1人が持っているほど人気なのが 楽天カード 。
楽天というメジャーなブランドですし、年会費無料でポイント還元率1%というスペックの高さからも、初めて作りたいカード候補には必ず上がる1枚です。
そんな楽天カードには、一般向けと学生向けの「楽天カードアカデミー」が存在します。
両方の情報を以下の表にまとめました。
楽天カード | 楽天カードアカデミー | |
年会費 | 永年無料 | |
申込資格 | 18歳以上(高校生は除く) | 18~28歳の学生(高校生不可) |
ポイント還元率 | 1%(100円につき1ポイント) | |
国際ブランド | VISA、MasterCard、JCB | VISA、JCB |
追加カード | 家族カード、ETCカード | ETCカード |
旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険:最大2,000万円 | |
電子マネー | 楽天Edy | |
申し込みサイト | 楽天カード |
スペック自体はそう変わりませんが、楽天カードアカデミーを選ぶと一応以下のような特典が付いてきます。
アカデミーの特典
- 発行から1年間、楽天ブックスでポイント最大5倍
- 発行から1年間、楽天トラベルでポイント3倍
- 楽天ダウンロードでポイント3倍
学生なら旅行行ったり書籍マンガ買ったりする機会が多いと思いますが、そうした時に楽天トラベルや楽天ブック使うとポイントが貯まりやすいのでメリットはあります。
スタンダードカードがいいか、若者限定カードがいいか、好みで選んでOKです。
【3位】都会の大学に通学するなら、SuicaチャージができるビックカメラSuicaカード
Suicaを使って電車やバスに乗る機会が多い方には、ビックカメラSuicaカードがおすすめです。Suicaへのオートチャージでポイントがたまったりするので、東京など関東都心に通学するひとには非常に便利な1枚です。
以下の表に基本情報をまとめました。
年会費 | 477円、初年度無料、2年目以降前年1回の利用で無料 |
申込資格 | 18歳以上、高校生不可 |
ポイント還元率 | 通常1%(JRE POINT0.5%+ビックポイント0.5%、1000円につきJRE POINT5ポイント、ビックポイント5ポイント) |
国際ブランド | VISA、JCB |
追加カード | ETCカード |
旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険:最高1000万円 国内旅行傷害保険:最高500万円 |
電子マネー | Suica |
私は大学生時代、クレジットカードでSuicaの残高をチャージするためにビックカメラSuicaカードへ入会しました。
通常、Suicaチャージは券売機で行うと時間がかかって面倒ですよね。それに現金チャージではもちろんポイントも貯まりません。
しかし、ビックカメラSuicaカードならオートチャージ可能、Suicaチャージで1.5%ポイント還元です。さらにビックカメラではポイントカードとしても使えるなど、役立つ機能が満載です。
電車やバスで通学している、あるいは移動に電車・バスを使う機会が多い都市部に住んでいる方は、ビックカメラSuicaカードを持っていれば日々の生活をより快適にできますよ。
なおビックカメラSuicaカードは年に1回も使わなかった場合に限り年会費が477円かかるので、あまりSuicaチャージなどでカードを使わないなら他のカードを選びましょう。
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ビックカメラSuicaカードの活用法!5年使用で分かったメリットデメリット【ポイント/オートチャージあり】
私はSuicaを使って電車に乗る機会がとても多いので、Suicaへのチャージをもっと楽に簡単にできるSuica用クレジットカードの存在が欠かせません。 いま愛用しているのが「ビックカメラSuicaカー ...
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【5位】Orico Card THE POINTは高還元率で電子マネーも充実!
私が学生時代にとても強い魅力を感じた オリコカード・ザ・ポイント は、年会費無料でポイントが常時1%還元、さらにiDとQUICPayの2種類の電子マネーが付帯されています。
以下の表に、特徴をまとめました。
年会費 | 永年無料 |
申込資格 | 18歳以上(高校生は除く) |
ポイント還元率 | 1%(100円につき1ポイント) |
国際ブランド | MasterCard、JCB |
追加カード | 家族カード、ETCカード |
旅行傷害保険 | なし |
電子マネー | iD、QUICPay |
学生時代はコンビニや自販機などでちょっとした買い物をする機会が多く、タッチで簡単に支払えてポイントも貯められるiDやQUICPayを魅力的に感じていました。
さらにポイント還元率が1%と高く、貯まったポイントはAmazonギフト券に交換して買い物をしたり、iTunesギフトカードに交換して音楽を購入したりと便利に使えます。
強いあこがれを抱きながらもOrico Card THE POINTを学生時代に発行していなかったのですが、理由は郵送での申込みしかできず面倒だったからです。
2018年8月現在も、Orico Card THE POINTは学生だと郵送による手続きでしか申し込めません。
申込みにはちょっと手間がかかりますが、電子マネーや高還元率のポイントシステムでカードをお得に使いたい人にはOrico Card THE POINTがおすすめです。
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クレジットカードを選ぶにあたり、私は「ポイント還元率」と「ポイントの交換先(使い道)の充実度」を何よりも重視しています。 私は月々の出費が平均30万円かかっているので、ポイント還元率が高ければ高いほど ...
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まとめ
以上、大学生が初めてクレジットカードを作る時の知識と、おすすめカードを紹介しました。
クレジットカードは1度作ると、多くの人は数年〜10年単位で長く使うことになるので、テキトーに決めずに最低限のスペック(年会費、ポイント還元率など)はチェックしておきましょう。
今回紹介したカードは、学生でも問題なく持てるカードなので安心して申し込みましょう。