私はSuicaを使って電車に乗る機会がとても多いので、Suicaへのチャージをもっと楽に簡単にできるSuica用クレジットカードの存在が欠かせません。
いま愛用しているのが「ビックカメラSuicaカード」。
- チャージ額に対して1.5%のポイント還元!
- オートチャージ機能あり!
を使えるようになったりと、Suicaに関する嬉しい機能が満載の1枚です。
ちょうど先日カードの更新を迎えましたが、この5年間で電車や新幹線に乗る際や買い物の際にはビックカメラSuicaカードを徹底的に活用してきました。
改めてこの記事では、5年間使い倒して分かったビックカメラSuicaカードのメリット・デメリットを書いていきたいと思います。
スポンサーリンク
ビックカメラSuicaカードのスペック
年会費 | 477円、年1回の利用で翌年度の年会費無料 |
申込資格 | 日本国内にお住まいで電話連絡の取れる満18歳以上の方 |
ポイント還元率 | 通常0.5%、JR東日本利用時1.5% |
国際ブランド | VISA、JCB |
追加カード | ETCカード:1枚まで、年会費477円 |
旅行傷害保険 | 国内旅行傷害保険:最高1000万円 海外旅行傷害保険:最高500万円 |
電子マネー | Suica、Apple Pay |
ビックカメラSuicaカードのスペックはそこまで高くはないものの、年会費などのコストから考えれば十分な1枚です。
詳しく説明しましょう。
年1回使えば年会費が無料になる
ビックカメラSuicaカードは通常年会費477円ですが、私は年会費を一度も支払ったことがありません。年に1回でもカードを使えば、もれなく翌年の年会費が無料になるからです。
ビューカードの他の選択肢となる「ビュー・Suicaカード」だと年会費無料特典がないので、実質年会費無料で持てるビックカメラSuicaカードを選びました。
私はSuicaへのチャージや新幹線の切符購入にビックカメラSuicaカードを使います。年に1回以上は確実にクレジット決済を行っているため、年会費が発生したことがありません。なので長期間持ち続けていても苦になりませんね。
申込資格は18歳以上、19歳で申し込んで発行できた
ビックカメラSuicaカードは、満18歳以上で高校生以外の人が申し込めるクレジットカードです。
私は大学時代の19歳でビックカメラSuicaカードを申し込みましたが、問題なく発行できました。年会費からしても審査基準が高いクレジットカードではありません。
過去にクレジットカード返済を踏み倒すなど「事故歴」がなければ、安心して申し込んで大丈夫でしょう。
未成年の場合、当時保護者への電話連絡による確認が行われたことを覚えています。
ビックカメラSuicaカードを使ってみて分かるメリット
以前まではSuicaへのチャージで活用していました。現在はSuicaがあまり普及していない地域に住んでいるので、主に新幹線などの旅費の支払いに使うようにしています。
JR東日本エリアに住んでいて度々旅行に出かける人なら、持っておいて損はないクレジットカードですよ。
SuicaへのチャージやJR東日本でのきっぷ購入時にポイント還元率が1.5%になる!
ビックカメラSuicaカードでは1000円の買い物につき、以下の2つのポイントを貯められます。
ポイント
- ビックポイント5ポイント(5円相当)
- JREポイント5ポイント(5円相当)
JREポイント側は還元率が通常0.5%ですが、
- Suicaチャージ(オートチャージ含む)
- JR東日本のきっぷや定期券、回数券、国内ツアー
という場面ではビックポイントが貯まらない代わりにJREポイントで1.5%還元(1000円につき15円分)を受けられる仕組み。私も実際に3倍還元を受けられています。
私は3ヶ月に1回程度新幹線で東京に足を運びますが、行きと帰りでクレジット決済により合計19940円を支払うことで、およそ285円分のポイントを獲得できています。
新幹線の乗車券など対象になる支払いでポイントをお得に貯められるのは、還元率が高くなる=ポイントを使うことでの将来的な節約につながるので大助かりです。
Suica付帯でカードを別途持ち歩く必要なし!モバイルSuicaも年会費無料!
ビックカメラSuicaカードは当然ながらSuica付帯なので、改札やレジのリーダーにかざせばすぐに支払いを行えます。これ1枚でクレジットカードとSuicaの2役ができるため、財布があまり分厚くならないのが助かります。
またビックカメラSuicaカードをモバイルSuicaに登録すると、通常1000円のモバイルSuica年会費が無料になるのも嬉しいですね。余計な費用がかかりません。
モバイルSuicaだと新幹線に乗る時に切符の発券と管理の手間がかからず、さらに新幹線の切符代も1000円程度割安になります。節約の面でもとても助かっています。
貯まったポイントをSuicaにチャージできる
ビックカメラSuicaカードで貯まったJREポイントはSuicaにチャージできるので、私も貯めたポイントはすべてSuicaにチャージして使っています。
以前のビューサンクスポイント時代は、1000円分である400ポイント(通常20万円程度の支払いで貯まるポイント数)を貯めなければチャージできないデメリットがありました。
しかし6月28日にポイントがJREポイントに変更されてからは、1ポイント1円単位でチャージ可能となりました。
試しに、所有するJREポイント901ポイントをSuicaにチャージしてみました。JREポイントの公式サイトで、手持ちのポイントをSuicaに交換する手続きをします。
この際、カードのSuicaだけでなくモバイルSuicaへのチャージも選べます。
AndroidスマホのモバイルSuicaへチャージを申し込みました。
申し込み手続き後にモバイルSuicaのアプリを開くと、ポイントのチャージができる通知が表示されていました。
指示にそって手続きをすると、チャージ画面になります。
手続きをすると、数秒後に無事残高がチャージされました。901ポイントという中途半端な額が、そのままチャージできていますね。より使い勝手が良くなりました。
ちなみに、1000円分のポイントをビックポイント1000円分に交換することもできますが、Suicaの方が運賃の支払いやコンビニの買い物など使い道が豊富なので、ポイントはSuica残高への交換がおすすめです。
毎日電車に乗るなら、Suicaのオートチャージ機能は嬉しい!
現在は関東に住んでいないため全く使わなくなってしまいましたが、関東に住んでいた時はSuicaのオートチャージ機能がとても役立っていました。
わざわざ券売機でチャージしなくても残高不足になると勝手に手持ちのSuicaへオートチャージしてくれるので、手間も時間を節約できていました。
もちろんSuicaへのチャージ時はポイントが1.5%還元なのでお得にポイントを貯められます。通勤通学で毎日電車に乗る人はオートチャージ機能を活用しましょう。
ただしオートチャージは自動で行われる関係上、「本当はチャージしたくないのにうっかりチャージされてしまった!」というトラブルが起こることもあります。私も何度か経験しました。そういう場合は、一旦機能をオフにするなどして対策できます。
スポンサーリンク
ビックカメラSuicaカードのイマイチだったデメリット・注意点
一方で、イマイチだった部分もあります。
通常時のポイント還元率が低い
ビックカメラSuicaカードでは、「ビックポイント」と「ビューサンクスポイント(JREポイント)」がそれぞれ1000円につき5円分ずつ還元されます。2つ合計で1%還元になりますが、ポイントが分散されて貯まるのでちょっと使いづらかったです。
まず、それぞれで翌月に貯まるポイントの計算をするのが手間ですし、ビックポイントは使えるお店が限られるため「このポイントがビューサンクスポイントだったら…」と思うことがよくありました。
ビックポイントは1500ポイント貯めればSuica1000円分と交換できるので、周りにビックカメラ系のお店が全く無い場合は、還元率が下がるのに納得したうえでSuicaに交換してしまうのもおすすめです。
(私はビックカメラのオンラインショップやコジマで使うようにしています)
専用アプリがない
dカード GOLD や 楽天カード など、他社のクレジットカードでは専用アプリが提供されているのに、ビックカメラSuicaカードにはアプリがないのが残念でした。
以下のようなブラウザのマイページを利用するしかありません。
マイページへのログイン時は読みづらい英語入力での認証が必要な場合があり、かなり手間です。今後改善されて欲しいですね。
オートチャージ設定の変更やポイントチャージは専用ATMの利用が必須
ビックカメラSuicaカードにて、オートチャージ設定や貯まっているポイントをSuicaカードへチャージする手続きは、VIEW ALTTEというATMで行います。
VIEW ALTTEは関東ならたくさんあるのですが、地方だと大きな駅やビックカメラにしかありません。ちなみに西日本には、九州と名古屋に1つずつあるのみです。
以前、岐阜に住んでいた時は、わざわざ名古屋のビックカメラまで足を運ばなければいけませんでしたし、宮城に住んでいる今も仙台駅まで時間をかけて移動しなければATMにたどり着けません。
細かい設定をもっと気軽にできるようになって欲しいと常々思っています。パソコンやスマホで設定できるようになると嬉しいのですが……。
ビックカメラのカードなので、他の店でちょっと出しづらい
ビックカメラSuicaカードはその名の通りビックカメラのカードで、カード前面には「ビックカメラ」と書かれています。
幸い「Suica」という文字のほうが大きくそこまで目立たないものの、ヨドバシカメラなど他の家電量販店で使う時はちょっと申し訳ない気分にあります。
まとめ
私がビックカメラSuicaカードで満足しているのは、新幹線やSuica利用時のポイント還元率が1.5%になることです。
JR東日本エリアに住んでいて新幹線や電車に乗る機会が多い方は、これ1枚持っているだけでかなり便利ですよ。年1回使えば年会費もかからないので、財布に入れておくだけで節約になります。