ANAマイル向けのクレジットカードについて、こちらの記事「ANAマイルを貯めるのにおすすめのクレジットカード5選!」でおすすめのカードを紹介しましたが、どれも年会費が2000円〜1万円以上かかるカードです。
マイラーの中には「年会費無料のクレジットカードでマイルを貯めたい!」という人も多いはず。
なのでこの記事では、無料でANAマイルを貯められる(=年会費無料で持てる)クレジットカードを3枚紹介していきます。それぞれANAマイルの貯めかたも解説するので、ぜひ参考にしてください。
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楽天ユーザーなら一択「楽天ANAマイレージクラブカード」
楽天ANAマイレージクラブカード | おすすめポイント |
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無料でANAマイルを貯めたいのであれば、一番のおすすめカードが「楽天ANAマイレージクラブカード」です。
おなじみの楽天とANAの共同で発行しているカードで、基本は楽天カードの機能にANAマイレージクラブカードがセットになったものと考えればよいです。
楽天ANAマイレージクラブカードの特徴
楽天ANAマイレージクラブカードは、
- クレジットカード
- ANAマイレージクラブ
- 電子マネー(楽天Edy)
- 楽天ポイント
この4つの機能が1つにまとめられているカードです。
買い物などで楽天スーパーポイントを貯めることができ、その楽天スーパーポイントをANAマイルに交換して貯めていくのが基本的な流れです。
年会費は初年度無料ですが、2年目以降は540円かかります。
ただし、1年間で1回でもカードの利用をすれば翌年度の年会費が無料になります。1年で1回もカードを使わないということはないと思うので、実質的に年会費無料で持てるカードと言えます。
(全くカード使わない人でも年1回コンビニでコーヒーでもカードで買いましょう。それで年540円が浮きます)
ANAマイルはどれくらい貯まる?マイルの貯めかた
楽天ANAマイレージクラブカードでは、クレジットカードで支払いをしたときに、付与されるポイントを2つのコースから選択できます。
- 100円当たり1ポイントが付与されるコース
- 200円あたり1ANAマイルが付与されるコース
このコースは、正直どちらにしても問題ありません。
途中でコースを変更することも可能ですし、楽天スーパーポイントとANAマイルは互換性があるので、貯めた楽天スーパーポイントはどのみち「2ポイント=1マイル」に交換可能です。
マイル付与率でみると0.5%なので正直そこまで高くはありませんが、年会費が実質無料で持てるカードなので上々でしょう。
特約店の利用でポイントを効率よく貯める
楽天ANAマイレージクラブカードのおすすめポイントが特約店での利用です。
特約店:https://pointcard.rakuten.co.jp/partner/
ENEOSやエースコンタクトなどが特約店になりますが、こうした特約店でカードを使うと200円で1マイルとは別に、100円で1ポイントの楽天スーパーポイントが付与されます。
特約店では単純に2倍の還元になるので、実質100円で1マイル貯まることになります。
注意点は、ANAカードの特約店とはお店が違うことです。分けて利用しましょう。
SPUプログラムで最大限のポイントUP
楽天カードにはSPU(スーパーポイントアッププラグラム)というポイントアップ制度があります。これは基本的に、楽天のサービスを利用すれば利用するほどポイント還元率がUPするという仕組み。
例えば、
- 楽天モバイル(通話SIM)を利用すると+2倍
- 楽天証券を利用すると+1倍(月500円以上の投資)
- 楽天銀行を利用すると+1倍(楽天カードの口座引き落とし)
- 楽天市場のアプリを利用して買い物をすれば+1%
- 楽天ブック&Koboで各1回ずつ1,000円以上の買い物で+0.5%
これはほんの一部で、まだまだポイントUPにつながる楽天サービスが色々あります。日々の生活で使うサービスや買い物をなるべく楽天サービスにまとめるだけで、獲得できるポイントは大幅に増えていくわけですね。
ただひとつ注意点は、カード利用でもらうことができるポイント(またはマイル)と楽天市場でもらえる基本ポイントは通常ポイント扱いなのでANAマイルに移行できますが、それ以外の上乗せポイントは期間限定ポイント(使い道が限られるポイント)になり、期間限定ポイントはANAマイルに移行することはできません。
商品購入ボーナスポイントはANAマイルに
楽天で商品購入するときに、お店からのポイント付与率が10倍、5倍になっているようなことがあります。
ここで付与されるポイントはANAマイルに移行可能なので、マイル付与率が大幅に上がります。
例1
楽天で10,000円の商品をポイント付与率1%で購入
- カード利用で50マイル
- 付与された100ポイントをマイル移行して50マイル
=合計で100マイル(マイル付与率1%)
例2
楽天で10,000円の商品をポイント10倍で購入
- カードの利用で50マイル
- 付与された1,000ポイントをマイル移行して500マイル
=合計で550マイル(マイル付与率5.5%)
このようにお店から付与されるポイントが増えている場合には、積極的に狙っていくとよいです。
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マイルも貯められる人気筆頭の年会費無料カード「オリコカード・ザ・ポイント」
オリコカード・ザ・ポイント | おすすめポイント |
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オリコカード・ザ・ポイント は、マイル抜きにして、数ある年会費無料カードの中でもトップクラスに人気のある1枚です。
オリコカード・ザ・ポイントの特徴/ポイントをANAマイルへ交換可能
年会費無料ながらポイント還元率1%と高く、さらにiD/QUICPay/Apple Payといったキャッシュレス決済にも器用に対応している点が、非常に優秀なクレジットカードです。
さらに今回のテーマのようにANAマイラーにとっても嬉しいことに、オリコカード・ザ・ポイントで貯めたポイントは1,000P=600マイルに交換することが可能です。レートでいうと60%ですね。
オリコカード・ザ・ポイントは基本ポイント還元率1%なので、マイル交換前提で考えると、マイル還元率は0.6%という計算になります。
この数字は今回紹介する年会費無料で持てるマイルカードの中では最も還元率が高いです。
入会後6か月間のポイント2倍キャンペーン
オリコカード・ザ・ポイントを作るときに忘れてはいけないのが、入会後の6ヶ月間ポイント2倍キャンペーンです。
文字通り、カードを作ってから半年間はポイント還元率が2倍の2%になります。ポイント還元率2%という数字は全クレジットカードの中でも実現可能なトップ級の高さなので、高額な出費はこのキャンペーン期間にまとめるなど計画しないともったいないでしょう。
もちろん、ポイントが2倍になるということは、マイル還元率も2倍になるので1.2%になります。
オリコモール経由で買い物すればポイントUP
公式HPオリコモール
もう一つおすすめポイントが、オリコモールを経由して買い物をする方法です。ネットショッピングするときはオリコモールを経由することで、ポイントアップを狙うことができます。
お店によってポイント付与率は異なるものの「Amazon」や「楽天」といったようなお馴染みの店舗もあるので、Amazon/楽天で買い物するときは必ずオリコモールを経由しましょう。
特に楽天で商品を購入するとオリコポイントと楽天ポイントの二重取りが可能になり、楽天ポイントと併せて、ANAマイルに交換することができます。
オリコカードの中でもオリコカード・ザ・ポイントは、オリコモールでもらえる規定のポイントのほかに0.5%の上乗せポイントがあります。
例えば……
【オリコモール経由で、楽天ポイント1倍の10,000円の商品を購入した場合】
- 基本のオリコポイントが100ポイント
- モール経由によるポイント(0.5%)と特別加算の(0.5%)で100ポイント
- 楽天ポイントが100ポイント
- 200オリコポイントが120マイル、楽天ポイントから交換して50マイルの獲得合計170マイル
=10,000円の商品購入で170マイルの獲得(マイル還元率1.7%)
このように、非常に高い還元率でポイント/マイルを貯めることができます。
オリコカード・ザ・ポイントについては下記記事でも詳しく書いているので、興味がある人はぜひ参考にしてください。
公式サイト オリコカード・ザ・ポイント
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評判高いOrico Card THE POINTのメリットデメリット|便利な使い方を紹介【オリコカード・ザ・ポイント】
クレジットカードを選ぶにあたり、私は「ポイント還元率」と「ポイントの交換先(使い道)の充実度」を何よりも重視しています。 私は月々の出費が平均30万円かかっているので、ポイント還元率が高ければ高いほど ...
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ヤマダ電機で活躍する「ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード」
ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード | おすすめポイント |
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ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードは、ヤマダ電機が発行しているクレジットカードです。カードブランドには(珍しく?)高級感のあるアメリカンエキスプレスがついているのが一つ推しポイント。
実質年会費無料でアメリカンエキスプレスを持てる
このカードの大きな特徴は、世界的なブランドであるアメリカンエキスプレスを実質年会費無料で持つことができるということです。
通常年会費は540円(税込)かかるのですが、初年度は無料に加えて、1年で1回以上カードを利用すれば翌年も年会費無料になります。つまり、カードを利用する限りは年会費は無料で持ち続けることが可能です。
アメックスには会員向けの「アメリカンエキスプレス・コネクト」という旅行やグルメの豊富なサービスがあるので、それらサービスが使えるのが嬉しいところです。
ANAマイルの貯めかた
ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードは、2つのポイントを貯めることができます。
- セゾンの「永久不滅ポイント」
- ヤマダ電機の「ヤマダポイント」
この2つのポイントをそれぞれANAマイルに交換することができます。
ただし、交換レートが違うので注意が必要です。
マイル交換レート
- 永久不滅ポイント:ポイント数の×3.125倍がANAマイルに。
- ヤマダポイント:ポイント数の0.25倍がANAマイルに。
簡単に買い物の例でみてみると、
例えば
【例】10,000円の商品をヤマダLABI ANAマイレージクラブカードで購入した場合。
獲得するポイントは↓
- 10ポイントの永久不滅ポイント
- 50ポイントのヤマダポイント
それぞれのポイントをANAマイルに交換すると↓
- 永久不滅ポイント10ポイント→31.25マイル
- ヤマダポイント50ポイント→12.5マイル
=合計で43.75マイル貯まります。
マイル還元率で計算すると、還元率約0.44%になります。
先に紹介した楽天ANAマイレージクラブカードも0.5%還元なので、年会費を実質無料で持てるレベルのカードであれば0.5%前後くらいがベーシックですね。
ヤマダ電機での支払いで10.5%還元
さすがヤマダ電機が発行しているカードだけであって、ヤマダ電機のカードで買い物をすると最大還元率10.5%を得ることができます。
10,000円の商品をヤマダ電機で購入すると、獲得できるポイントは1050ポイント。
このポイントをマイルに移行すると262.5マイル。
さらに永久不滅ポイント分の31.25マイルも加算されるので、合計で293.75マイル。
つまり、マイル還元率は約2.94%となります。
ヤマダ電機を頻繁利用する人であれば、ポイント大量獲得のチャンスです。
ヤマダモールの利用でポイントアップ
ヤマダ電機の通販サイトである「ヤマダモール」を利用して商品を購入すると、獲得ポイントが1%アップします。
ヤマダモールでは、電化製品だけでなく、コンタクトレンズや食料品などさまざまな商品の取り扱いをしています。生活品をなるべくモールで購入することによって効率的にポイントを貯めることができますよ。
まとめ
無料でANAマイルを貯めるなら
- 楽天サービスを利用している人なら間違いなく「楽天ANAマイレージクラブカード」
- 特定店舗ではなく、オールラウンドにマイルを貯める人気カード「 オリコカード・ザ・ポイント 」
- ヤマダ電機で大きな買い物をよくする人なら「ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード」
自分の利用スタイルにあった1枚をぜひ持ってみてください。
あるいは、「年会費がかかってもいいから、もっとガツガツマイルを貯めたい!」という人は、下記記事でANAマイルを貯める最強のおすすめカードを紹介しているので、こちらの方が参考になります。
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