法人カードは会社経営者にとっては経費の管理を楽にしてくれ、さらに経費の節約もできる便利なカードです。
しかし、法人カードにはそれ以上のメリットもあります。
それは、ステータスのある法人カードを利用することで、その法人のステータスも高くしてくれること。
ただしどんな法人カードでもステータス性があるわけではありません。おすすめなのは、国内外で知名度も高く、特に国内では銀行系クレジットカードとしてステータスのある三井住友ビジネスカードです。
今回は、法人カードとしても「格」がある三井住友ビジネスカードの中でも、はじめての法人カードにピッタリの「三井住友ビジネスクラシックカード」を取り上げてみます。
ビジネスゴールドカードの方に興味がある人は下記記事参照。
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三井住友ビジネスクラシックカードのスペック
三井住友ビジネスクラシックカード | |
【年会費】税別1,250円(2人目から税別400円) 【国際ブランド】VISA/マスターカード(同時発行も可) 【申し込み対象】法人(カード使用者20名以下が目安) 【ショッピング利用枠】原則20万円~100万円(1回払いのみ) 【キャッシング利用枠】0~30万円(海外キャッシュサービスのみ) 【ポイントサービス】「ワールドプレゼント」1,000円1ポイント付与(ポイント還元率0.5%) 【旅行傷害保険】最高2,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯) 【ショッピング補償】お買物安心保険年間100万円(海外のみ) 【決済口座】法人名義口座 【支払日】15日締め翌月10日支払または月末締め翌月26日支払 |
ビジネスクラシックカードは基本的に中小企業向けのカードなので、追加カードの発行は20枚以下となります。もちろん社員全員に追加カードを発行するわけではないので、充分な枚数かと思います。
海外旅行傷害保険は旅行費用をカード決済しないと保険が適用にならない利用付帯となっています。「自動」の保険適用ではないので気を付けましょう。
とはいえ、経費をカード決済する目的で法人カードを作るのですから、利用付帯はデメリットにはなりませんね。法人カード作ってカードを使わないなんてことはないでしょう。
全体的には個人向けの 三井住友VISAクラシックカード とほぼ同じサービス内容となっていますが、この他にもビジネス向けサービスが付帯されています。
三井住友ビジネスカードのビジネス特典
ビジネスサポートサービス
アスクルサービス
アスクルは「明日来る」をもじったオフィス用品の宅配サービス会社です。
翌日までには必要なオフィス用品を配達してくれる便利なサービスですね。
DHLエクスプレス
DHLは小口貨物輸送、エクスプレス輸送、航空海上貨物輸送、陸上輸送、国際メール便といった国際輸送サービスを提供しています。
日本からの輸出の場合カード会員価格になりますよ。
日産レンタカー/タイムズ カー レンタル
出張先で車が必要な場合には優待価格で利用できるので便利でお得ですね。
アート引越センター
社員の転勤などで便利なサービスです。
引越し基本料金(車両費+人件費)20%割引やダンボール最大30箱サービスなどの特典がありますよ。
出張・福利厚生サービス
ビジネスでは出張費用が経費の負担となることも多いですが、三井住友ビジネスクラシックカードでは出張費の軽減ができるサービスもありますよ。
ビジネス用じゃらんnetホテル予約
じゃらん.netはリクルートの国内宿泊施設予約サービスです。
そのサービスがカード会員向けに提供されていて、さらにお特に利用できます。
航空券チケットレス発券サービス
ANAとJALの国内航空券をチケットレスで利用できます。
EX-IC(JR東海)
航空チケットだけでなくJR東海のチケットレス予約もできます。
ビジネスカードにプラスして利用しますが、カードを追加するわけではないので枚数は増えません。
年末年始でも変わらない料金で利用できます。
海外レンタカー優待サービス
海外旅行サービスには海外旅行傷害保険の他に、レンタカーサービスもあります。
世界的なネットワークがあるハーツレンタカーサービスが優待料金で利用できますよ。
この他に福利厚生代行サービスも利用することができます。月会費1名320円で900,000の優待サービスが利用できるので、社員の福利厚生費用も節約できますね。
VISA提供のビジネスサービス
三井住友カードが提供するサービス以外に、VISAブランドが提供するサービスもあります。
Visa ビジネスオファー
法人カード会員限定で、飲食・トラベル・ビジネスサービス・オフィスサプライなどの優待サービスを提供しています。
取引先との商談から自社の経費節減まで幅広く利用できますね。
Visa ビジネスグルメオファー
全国人気レストランの優待特典があるので、得意先の接待などに利用できますね。
VJタクシーチケット
VJタクシーチケットを利用すると利用時はサインだけ、支払は利用した分だけカード請求になるのでとても便利ですよ。
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三井住友ビジネスクラシックカードの審査基準・必要書類
三井住友ビジネスクラシックカードでも一般的な個人カードと同じように、まずは審査を通過しないとクレジットカードが発行されません。
ビジネスカードの申し込み対象は法人なので、個人カードとはどのように審査基準が違うのか解説しましょう。
申し込みの流れと必要書類
個人カードの場合はオンラインで申し込みがほぼ完結しますが、法人カードのではオンラインで記入した後に記入内容がプリントされた申込書が郵送されてきます。
郵送された申込書に本人確認資料を添付して返送することで申し込みが完了します。
本人確認資料についてはホームページでは明記していませんが、法人の商業登記簿謄本や代表者の運転免許証の写しと考えていいでしょう。
本人確認資料については申込書が届いた時点で指示があります。
審査対象は法人と法人代表者
審査対象は法人となるので、追加カードとして社員名で申し込みしても社員は審査の対象にはなりません。引き落とし口座は法人口座に限定されているので、社員の返済能力は関係ないからです。
ただし、申込書には法人代表者を記載する欄があるので、法人代表者も審査対象となります。
法人代表者に関しては個人カードの審査同様、個人信用情報機関のチェックなどが行なわれます。
法人の審査基準
クラシックカードのカード利用枠は20万円~100万円となっています。この額から推測してもそれほど審査基準は高くありません。
20万円のクレジットカード利用枠は、学生や専業主婦に与えるくらいの利用枠ですので。
過去に倒産歴や銀行取引停止などの記録がない限り、ある程度の業歴があれば審査は通過するでしょう。
場合によっては赤字決算や設立間もない法人でも、最低のカード利用枠であればクレジットカードを発行する可能性はあります。
たとえカード初期のカード利用枠が低くても、利用実績を積んでいけば増枠やゴールドカードへの切り替えも可能なので心配は要りませんよ。
まとめ
ビジネスシーンで利用する法人カードは、個人カード以上にステータスの力が大きくなります。
その点を考えると、三井住友ビジネスカードは国内では銀行系クレジットカードとしてステータスが確立しているので、どこに出しても恥ずかしくありません。
さらに上級カードとして「ゴールドカード」「プラチナカード」とグレードアップもできるので、法人として利用実績を積んでさらなる高ステータス高品質カードを目指せます。
初めての法人カード、あるいはまだ設立して間もない法人代表者は、まずはクラシックカードから始めてグレードアップを目指しましょう。
ビジネスゴールドカードの方に興味がある人は下記記事参照。
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