2017年2月1日から、法人カードとして人気の「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」の年会費が、税別26,000円から31,000円に引き上げられました。
ただ年会費が上がっただけでなく、同時に新しいサービスがいくつか追加されています。
新サービスは、年会費の値上げ分を補うことができるのでしょうか?
今回はアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード(アメックス・ビジネスゴールドカード)の新サービスをご紹介します。
公式サイト アメリカンエキスプレス・ビジネスゴールドカード
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アメックス・ビジネスゴールドカードの新サービス
2017年2月以降から提供されている新サービスとアップデートしたサービスを見てみましょう。
ミーティング・スクエア(月会費20000円)
こちらは、東京都千代田区「帝国ホテル」本館5階にある「ミーティング・スクエア」を利用できる特典です。別途月会費は20,000円(税別)です。
こちらはビジネス用の商談などに使えるラウンジで、アメックスビジネスゴールド会員だけが使えるリッチなビジネスルームです。
特に事務所を持たない個人事業主は、取引や商談等の際にオシャレめなカフェなどで済ませる人も多いかもしれませんが、帝国ホテルのビジネスラウンジが使えるようになればかなり嬉しいでしょう。
都内の人であれば頻繁に利用できますし、地方の方は出張時に利用すると便利でしょう。
専用ウェブサイトから予約すると1日最大2時間まで利用可能です。同伴者1名までは無料で使えるので、1対1の商談や打ち合わせには最適ではないでしょうか。2名以上は1名につき税別500円/1時間の利用料金がかかります。
都心部にミーティング場所を用意する費用を考えると、十分なメリットがあります。
ビジネス・ダイニングbyぐるなび
こちらは食事をする際に、専用コンシェルジュが場所、予算・人数に合わせてレストランを提案・予約してくれるサービスです。
年間5回以上の利用で人気の手土産を抽選でプレゼントなんて企画もあります。
会食や接待の際にちょっと馴染みのないお高めなレストランを取りたい時や、地方出張などで土地勘のないときにぜひ利用したいサービスですね。
プラチナのコンシェルジュサービスクラスの特典が付くのはさすがアメックスというところ。
手荷物宅配サービス(東京駅)
こちらは東京駅構内のカウンターで手荷物を預かり、東京23区内の宿泊先に当日無料配達するサービスです。
事前の予約登録が不要とのことなので、急な出張にも対応できて嬉しいですね。
今までは、手荷物宅配サービスは航空便だけだったので、新幹線での出張にも対応でき便利さが増しています。
手荷物宅配サービス(空港)
このサービスはリニューアルになります。
すでに提供していたサービスですが、成田国際空港/中部国際空港/関西国際空港の他に、羽田空港も追加となっています。
また、出発→対象空港だけだった手荷物宅配が、帰国時にも対象空港→自宅に無料宅配してもらえます。
ただし、カード会員1名に付きスーツケース1個の宅配となるので注意しましょう。
国内航空機遅延費用
付帯保険として唯一サービス追加となったのが、国内航空機遅延費用の補償サービスです。
補償内容は次のとおりです。
【乗継遅延費用】1回の到着便の遅延について最高20,000円の宿泊料金や食事代を補償。
【出航遅延、欠航、搭乗不能費用】1回の出航遅延、欠航もしくは運休または搭乗不能について最高20,000円の食事代を補償。
【受託手荷物遅延】1回の受託手荷物の遅延について最高20,000円の衣類や生活必需品の購入費用補償。
【受託手荷物紛失】1回の受託手荷物の紛失について最高40,000円の負担した衣類や生活必需品の購入費用補償。
今回の年会費値上げは5,000円ですが、これらの補償を年に1回受けるだけで年会費の値上げ以上の価値があります。
また国内便が対象なので、保証を受ける可能性が高い点も大きなメリットですね。
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アメックス・ビジネスゴールドカードのビジネス向けサービス
アメックス・ビジネスゴールドカードには、個人用ゴールドカードでも提供しているサービス以外に、ビジネスで活用できるサービスもあります。
書ききれないほどのサービスがあるので、下記ではその中の一部をご紹介します。
ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」年会費無料
G-Search(ジー・サーチ)は、「帝国データバンク企業情報」や「東京商工リサーチ企業情報」等のデータをオンラインで入手できるサービスです。
登録費用や会費は無料で、入札・落札公告情報、企業情報、新聞・雑誌記事、人物情報までリサーチすすることができます。
新規取引の事前調査などにも利用できる優れたサービスですね。
福利厚生プログラム「クラブオフ」
クラブオフは福利厚生プログラムを提供するサービスですが、このVIP会員に無料登録が可能です。
VIP会員はスタンダード会員に比べ優待割引率が高く、毎月500円相当の独自ポイント(COAポイント)が自動付与されます。
また、クラブオフで予約宿泊をするとスタンダード会員の2倍ポイントが付きます(200~1,000ポイント)。さらに年間1万ポイントに達すると特典もあり(1万ポイント未満は無効)。
有効期限は1年と短いですが、年に数回予約・宿泊するだけで1万ポイントが貯まるので、福利厚生と経費節約のメリットがありますよ。
さらに、追加カードを持っている社員も利用することができるのでお得です。
四半期レポート(登録制)
3ヶ月ごとのカード利用記録を、カード会員別・業種別に集計したレポートを年4回郵送してくれます。
このレポートでは経費管理はもちろん、経営上・税務処理上の資料や分析をし、無駄な経費のチェックができます。
こちらは無料登録なので、是非登録して経費管理に役立てましょう。
その他にも、アメックスビジネスゴールドには紹介しきれないほどの特典があるので、詳細は公式サイトでチェックしてみてください。
公式サイト アメリカンエキスプレス・ビジネスゴールドカード
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アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの使い方
新サービスも追加されたところで、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの効果的な使い方についてチェックしておきましょう。
経費管理を簡単にする
ビジネスカードのメリットは何と言っても、経費をカード決済することで経費管理を楽にできることです。
個人カードでも公共料金などをカード決済すると返済日が統一されて家計管理が楽になりますよね。それと同じ効果がビジネスカードにもあります。
経費を現金で購入すると会社組織では社員が立て替え払いするか、小払いで先に現金を経理処理する作業があります。また購入後の精算処理もあり面倒だったり。。
時間も労働コストもかかるので生産性が著しく悪い例ですね。
カード決済はこうした処理が不要になるので、経理処理の手間が大幅に省けます。
追加カードできめ細かい経費管理
ビジネスカードも、個人カードと同じように追加カード発行ができます。これはETCカードだけでなく、社員に発行できる追加カードもあります。
この追加カードを活用して、社用車や営業車の運転者の数だけ追加カードを発行すると、車両単位で経費管理ができて便利ですよ。
ガソリン代や修理費などを追加カードで決済することで、車両ごとに経費管理ができるので、経費が高くつく車両もすぐに分かります。これを台替えの目安にすれば効率的ですよね。
ポイントやマイルで経費節約
ビジネスカードもポイントが付き、マイレージに移行することもできます。
アメックス・ビジネスゴールドカードでも100円で1ポイント貯まり、2,000ポイントを1,000マイルに移行できます。
社員が出張で航空機を利用するときにカード決済をすればポイントが貯まり、マイル移行すれば出張費の節約につながります。
マイル以外にもポイントの交換方法はいろいろあるので、他の節約方法も考えてみましょう。
まとめ
結論を述べると、今回のアメックス・ビジネスゴールドカードのサービス強化は、年会費値上げ以上のメリットがあります。
特に国内航空機遅延費用補償は年に一度でも利用すれば、年会費値上げ分は充分にカバーすることができるので、喜んで受け入れるべき値上げであるのは間違いありません。
国内出張が多い企業や個人事業主にとっては、十分価値があるサービス追加となっています。
アメックス・ビジネスゴールドカードは個人事業主でも法人代表者でも申し込みができるので、あらゆるビジネスシーンに対応できるビジネスカードです。
もちろんアメックスブランドの高級ステータスも十分価値があるので、全ての事業主におすすめしたいビジネスカードです。
>> アメリカンエキスプレス・ビジネスゴールドカード公式サイトはこちら-
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