法人カードを利用するなら、会社の価値を高める意味でもなるべくステータスの高い法人カードがいいですよね。
盤石な信頼性とステータス性で比較するとやはり総じて銀行系カードが強く、法人カードで言えば三井住友ビジネスカードがその筆頭です。
初めての法人カードであればスタンダードな「三井住友ビジネスクラシックカード」がおすすめですが、多少の法人実績なり法人カード利用歴があればサービスの質が高くグレードもワンランク上の「三井住友ビジネスゴールドカード」がベターです。
今回は、ワンランク上の法人カードを持つべき時におすすめの「三井住友ビジネスゴールドカード」についてスペックや特典を紹介します。
クラシックカード(一般)については下記記事参照。
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三井住友ビジネスゴールドカードのスペック
三井住友ビジネスゴールドカード | |
【年会費】税別10,000円(2人目から税別2,000円) 【国際ブランド】VISA/マスターカード(同時発行も可) 【申込み対象】法人(カード使用者20名以下が目安) 【ショッピング利用枠】原則20万円~300万円(1回払いのみ) 【キャッシング利用枠】0~30万円(海外キャッシュサービスのみ) 【ポイントサービス】「ワールドプレゼント」1,000円1ポイント付与(ポイント還元率0.5%) 【旅行保険】最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険(カード利用の有無で補償額が異なる) 【空港ラウンジサービス】国内主要28空港 【ショッピング補償】お買物安心保険年間300万円(海外のみ) 【決済口座】法人名義口座 【支払日】15日締め翌月10日支払または月末締め翌月26日支払 |
三井住友ビジネスクラシックカードと比べると、最大カード利用枠も3倍になり、海外旅行傷害保険も増額、国内旅行傷害保険も付帯されるなど全体的にサービスがグレードアップしています。
ゴールドカードの定番サービスの空港ラウンジ無料サービスも、もちろん付帯されている本格的なゴールドカードですね。
それではもっと詳しくサービス内容を見てみましょう。
ゴールドカードの特典サービス
クラシックカードと比べてゴールドカードのサービスの質は高いと言われますが、具体的にはどのように違うのでしょうか。
海外旅行傷害保険の補償内容
クレシックカードと比較して、ゴールドカードの海外旅行傷害保険の内容にどれだけ違いがあるのかを比較してみましょう。
補償内容を一覧表にしてみました。
※スマホは横スクロール可能
補償内容 | ゴールド | クラシック(一般) |
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高2,000万円 |
自動付帯分1,000万円 | ||
利用条件分4,000万円 | ||
傷害・疾病治療費用(1回の限度額) | 300万円 | 50万円 |
賠償責任(1事故の限度額) | 5,000万円 | 2,000万円 |
携行品損害 自己負担:1事故3,000円 (1旅行中・1年間の限度額) |
50万円 | 15万円 |
救援者費用(1年間の限度額) | 500万 | 100万 |
クラシックカードの場合、補償はすべてカードで旅行費用などを決済した場合に適用される「利用付帯」ですが、ゴールドカードでは補償金額も高額になる上に、利用付帯は死亡・後遺障害の4,000万円に限られ、他は自動付帯です。
- 死亡・後遺障害のみ:利用付帯
- その他全て:自動付帯
国内旅行傷害保険の補償内容
さらに、ゴールドカードでは国内旅行傷害保険も付帯されていてさらにお得ですね。
補償内容は次のとおりです。
- 傷害死亡・後遺障害 最高5,000万円
- 入院保険金日額 5,000円
- 通院保険金日額 2,000円
- 手術費用 最高20万円
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空港ラウンジサービス
三井住友ビジネスゴールドカードには空港ラウンジ無料サービスが付帯しています。これは個人カードでもゴールドカード以上なら付いてくる鉄板の人気特典です。
全国28ヶ所の空港ラウンジがゴールドカード会員は無料で利用することができます。出張のときなど空港でちょっと一息する時にラウンジ利用はマストですね。軽食やドリンクサービスも付いてきます。
追加カード会員ももちろん利用できますが、利用するにはカードと搭乗券が必要です。カードは常に携帯しておきましょう。
利用できる空港は下記ページ。
参照https://www.smbc-card.com/mem/service/tra/kokunai_raunge.jsp
ポイントサービス
三井住友ビジネスゴールドカードのポイントサービスは、クラシックカードと同じ「ワールドプレゼント」です。
- ポイント付与:1,000円1ポイント
- ポイント還元率:0.5%(キャッシュバックは0.3%)
上記の内容はクラシックカードと共通ですが、ボーナスポイントに違いがあります。
年間獲得ポイントが1,000ポイントに達するとボーナスポイントが加算されますが、ゴールドカードでは300ポイント加算となります。
ボーナスポイント
- クラシックカード:100ポイント加算
- ゴールドカード:300ポイント加算←3倍!
※年間獲得ポイントが1000Pに達したらボーナス。
ドクターコール24
三井住友ビジネスゴールドカードのサービスとして「ドクターコール24」があります。
これは、24時間年中無休で、健康に関する相談に専門家が電話で応えてくれるサービスです。
もちろん診療とは違うので、緊急時の対応や治療の指示はできませんが、専門家のアドバイスを受けるだけでも安心できますね。
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三井住友ビジネスゴールドカードの審査について
クラシックカードと比べるとゴールドカードの審査基準は高いのは当然ですが、法人カードの場合はどんな点が審査のポイントとなるでしょうか?、
法人の審査方法
個人カードでは、申込者の自己申告による年収や個人信用情報機関に記録されている過去の利用状況が審査判断の基準となります。
クレジット系の個人信用情報機関CICでは、法人情報がありません。
しかし、三井住友カードをはじめとして、ほとんどのクレジットカード会社は消費者金融系の個人信用情報機関JICCに加盟しています。
JICCには法人情報の記録もあるので、法人カードの利用状況や契約内容は審査のときに参照できます。
さらに連帯保証人となる法人代表者の情報も参照できるので、過去に延滞や事故歴があると審査は通過しないのは個人申込と同じです。
逆に言えば、法人代表者が個人として良好な利用実績があれば審査を通過しやすくなりますね。
審査基準
審査基準は非公開なので、ビジネスゴールドカードの審査も推測するしかありません。
個人カードでのクラシックカードとゴールドカードでは、カード利用枠の最低金額に大きな差があります。クラシックカードの最低10万円に対して、ゴールドカードは50万円です。
しかし、ビジネスカードではクラシックもゴールドも最低利用枠は同じ20万円となっていますね。
これを考えると、個人カードほどクラシックとゴールドの審査基準に差はないと判断できます。
ある程度業歴があって過去の利用に問題がなく、黒字経営であればゴールドカードにチャレンジしていいでしょう。
まとめ
法人カードを作るのであればやはりゴールドカードのほうが、カード利用枠も大きくなるのでおすすめですね。
経費を決済するのが目的の法人カードでは、なるべく多くの経費をカード決済することでメリットがあります。経費の一部を中途半端にカード決済してもあまりメリットがありません。
さらに、法人であればステータスを強調するというのも取り引き先に対するメリットになります。その点でも銀行系カードとしてのステータスが十分にある三井住友ビジネスゴールドカードはおすすめです。
まだ法人カードを利用したことがない会社にも、三井住友ビジネスゴールドカードはおすすめできる法人カードです。
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