ETCは、高速道路の料金所で止まらずに料金の精算ができるので大変便利なシステムです。というか、もはや免許証とセットでなくてはならないマストアイテムだと言えます。
自動車免許は20歳前後か20代の間に取得する人が多いと思いますが、そんな人は同じタイミングでETCカードが無料発行できるクレジットカードを作るのがおすすめです。
おそらく免許取るのと、初めてのクレジットカードを作るのが大体同じ時期も多いのではないでしょうか?
そこで今回はETC初心者に向けて、ETCカードの仕組みから、ETCカードを無料発行できるおすすめのクレジットカードを何枚か紹介していきます。
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ETCの仕組みとETCカードの作り方
ETCというと、高速道路の料金所をわざわざ止まらずにスムーズに通過できる仕組みというイメージしか持っていない人も多いと思いますが、実はスムーズ以外にもメリットがあります。
ETCのメリット
ETCには、「ETC割引」と「ETCマイレージサービス」という2つのサービスによって、高速料金を割引で利用できるメリットがあります。
ETC割引
ETCを利用するだけで自動的に高速料金が割引になります。
平日朝夕割引・休日割引・深夜割引などで30%の割引もあるのでお得ですね。
ETCマイレージサービス
ETCで支払った料金に応じてマイレージポイントが付与され、貯まったポイントを高速料金に還元できます。
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社の場合、10円で1ポイント付与され次の通り還元できます。
- 1,000ポイント→500円分(還元率2%)
- 3,000ポイント→2,500円分(還元率8.3%)
- 5,000ポイント→5,000円分(還元率10%)
ETCを利用するのに必要なもの
ETCレーンを利用するためには、「車載器」と「ETCカード」の2つが必要です。
車載器
車載器はETCカードをセットする機器で、車両1台につき車載器1台が必要です。これはカー用品店などで購入する必要があります。
価格は5,000円前後から2万円台まで幅広い価格帯となっていますが、休日に高速道路を利用する程度なら低価格の車載器で十分です。車載器にはセットアップが必要なので、購入店でセットアップもしてもらいましょう。
ETCカード
とはいえ、車載器の購入前にETCカードを作っておかなければいけません。
ETCカードを使った高速料金代はクレジットカード引き落としになるため、クレジットカードを持っていないとETCカードは発行できません。
まだクレジットカードを持っていない人は、次で紹介するETCカード無料発行が可能なクレジットカードを作ればETCカードもセットで作れます。
このときなるべくお金をかけないようにするために、クレジットカードの年会費とETCカードの年会費・発行手数料が全て無料のカードを選ぶといいですね。
万が一クレジットカードの審査で却下された場合は、高速道路会社で発行している「ETCパーソナルカード」であれば審査不要で作ることができます。その際は、保証金(デポジット)が必要となるので注意しましょう。
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年会費無料/ETC無料発行/ETC年会費無料のおすすめクレジットカード
ETCカードが無料発行できるクレジットカードの中でも、クレジットカード/ETCともに年会費無料で、全てが完全無料で作れるカードを紹介していきます。
セゾンカードインターナショナル
実際に私が20歳くらいの頃にETCカードと一緒に初めて作った1枚が、この セゾンカードインターナショナル 。初心者向けのカードなので審査もすんなり通りました。
ポイント還元率は0.5%と普通なのですが、永久不滅ポイントなので有効期限がなくいつまでも大量に貯めることができます。
私も何年か貯め続けたポイントで、ICクッキングヒーターと折り畳み自転車を交換しましたよ。ポイント無期限だとこうした大型商品とも交換できるので嬉しいです。
そのほか特に尖った特徴はなく、良くも悪くもカード初心者向けのザ・スタンダードカードですね。
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エポスカード
全ての人に最もおすすめできるのが エポスカード です。
年会費無料にも関わらず海外旅行傷害保険も付帯されており、さらに日本全国5000店以上の飲食店やレジャー施設などを優待価格で利用できる超豪華特典が付いているので、持っていて損することが100%ありません。
さらにエポスカードは、1年間で50万円以上の利用実績を積むとゴールドカードへの招待状が届きます。
エポスゴールドカードは通常年会費5,000円かかるのですが、招待状があれば年会費無料のままゴールドカードになれるという特典付きです。年会費無料で持てるゴールドカードは超少ないので、かなり貴重なカードだと言えますね。
ポイントも200円単位で貯まるので、高速料金でも無駄なくポイントが貯まりますよ。
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三井住友VISAカード(条件付き)
20代以上の人であれば、クレジットカードにもステータス性や「格好よさ」を求めたい人も多いでしょう。
そんな人には銀行系カードの代表格である 三井住友VISAクラシックカード がおすすめです。
三井住友VISAクラシックカードは通常年会費1250円なのですが、条件を満たせばETCカードともに年会費無料にすることができます。
カード年会費はマイ・ペイすリボへの登録で無料となります。
- Web明細の登録
- マイ・ペイすリボ(リボ払い)への登録
ETCカードの年会費無料条件
- 年1回以上の利用
ETCカードは年1回でも利用すれば年会費無料なので条件クリアは簡単でしょう。
問題はクレジットカードの方の「マイ・ペイすリボ」つまりリボ払いへの登録です。正直、お金の管理にズボラな人はリボ払いは使うべきではありません。
一応マイ・ペイすリボは初回手数料が無料なので、初期設定で毎月の返済額をカード限度額と同額に設定しておけば、初回(無料)で一括返済できるので問題ありません。
しかし初期設定は面倒で結局そのまま放置する人が多いので、やはり自己管理の甘い人はマイ・ペイすリボは辞めておいた方が無難ですね。
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JCB一般カード(条件付きで年会費無料)
三井住友VISAカードと双璧をなす人気銀行系カードが JCBカード です。
JCBカードの場合も、年会費無料にするには条件が2つあります。
- MyJチェック(Web明細)の無料登録
- 年間50万円以上のカード利用
Web明細はただクレジットの明細をWebにするだけなので問題ないですが、若干ハードルが高いのが年間50万円以上のカード利用ですね。
毎月あたり42000円の利用が必要なので、一人暮らしであればスマホ代から光熱費までなるべくクレジット払いにし、日頃の買い物もクレジットを使うよう習慣付ければ難しいラインでは決してありません。
10年単位で長くクレジットカードを利用するのであれば、早めにJCBカードを持っておいて実績を貯め、上級カードを目指すのがいいでしょう。
⇒JCBカード公式サイトを見る-
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まとめ
年会費無料でかつETCカードも無料で利用できるクレジットカードを5枚紹介しました。
まだ紹介しきれないカードがありますが、自分で利用してみたいクレジットカードが、ETC無料なのかを調べてみるのもいいでしょう。
条件付きでカード年会費が無料になるクレジットカードも、サービスは充実しているのでおすすめですよ。
いずれにしてもETCカードを無料にしているクレジットカード会社は多いので、高速料金を節約するためにもETCカードを活用しましょう。
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