クレジットカード5大国際ブランドの中でも、アメックス(アメリカン・エクスプレス)と双璧をなすステータスブランド「ダイナースクラブ」。
経営者や弁護士、医者といったハイステータスな人たち御用達のカードブランドとあって、”持っているだけで社会的地位の証明”とすら言われます。
そんなダイナースクラブの一般カードである「ダイナースクラブカード」は、カード盤面こそシルバーですが、そのステータス性やスペックはゴールドカードの中でも最強レベルとされています。
一般カードながら、その年会費は実に22,000円(!)
利用限度額の一律制限もナシで、申込資格は27歳以上としています。
さらに、(ダイナースブランドの中では)一般カードにも関わらず、世界600カ所以上の空港ラウンジが無料で利用できるという貴族ぶり。普通のゴールドカードのように国内主要空港のラウンジサービスじゃないですよ? 「世界中の」ラウンジが無料なんです。一般カードにしてレベルが桁違いです。
他にも、高級レストランのコース無料サービスがあったりと、特典内容も全てがVIPクラス。
一般カードからして、もはや文句ナシのプレミアムカードです。
ハイクラスなカードを手にして、リッチでスマートなカード生活を送りたい人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
公式サイトダイナースクラブカード
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ダイナースクラブカードの基本スペック
カード名 | ダイナースクラブカード |
カードデザイン | |
国際ブランド | Diners Club |
申込資格 | 基本27歳以上 |
年会費 | 22,000円(税抜き) |
家族カード年会費 | 5,000円(税抜き) |
利用限度額 | 一律制限ナシ(※) |
ポイント還元率 | 利用100円=1P |
ETCカード | 無料発行 |
保険とサポート |
旅行保険(国内・海外):最大1億円 ショッピング保険:年間最大500万円 コールセンター(24時間365日無休) 海外トラベルデスク |
主な特典 |
国内外600カ所以上の空港ラウンジ無料利用 JR東海プラスEXサービス 手荷物宅配サービス エグゼクティブダイニング (他) |
申込サイト | ダイナースクラブカード |
(※)ダイナースクラブカードには、一律の利用限度額を設けていません。カード会員個々の収入や利用状況などから限度額は個別に設定される仕組みになっています。
審査基準は厳しめ。申込は27歳以上です。
さすがハイブランドとだけあって、ダイナースカードは一般カードからして審査基準は甘くありません。申込資格は基本27歳以上となっており、大人として相応の経済基盤がある人のみを対象としています。
27歳に”基本”と添えてあるのは、「例外は認める」という意味でしょうが、例えば一流企業のサラリーマンで若いうちから年収の高い人などは例外にあたるかと思います。またはフリーや自営業、起業家など小金持ちのビジネスオーナーなど。
とはいえ、なにも年会費10万を超えるような「ガチ金持ち専用」のレベルではないので、一般庶民であっても27歳以上でそれなりにしっかりとした収入基盤があれば問題なく申し込んで良いと思います。
公式サイトダイナースクラブカード
⇒今がチャンス!最高峰ダイナースカードの種類や審査基準を徹底解説
ノーマルカードでも空港ラウンジ付き! 主な旅行系サービス・保険
国内外の空港ラウンジが無料利用
国内の主要空港を含め、世界各国600カ所以上の空港ラウンジが無料で利用できるようになります。通常、空港ラウンジ利用は1人3000円前後かかるので、そのおトクさが分かると思います。
ラウンジごとにサービス内容は異なりますが、新聞雑誌やWi-Fi環境などはもちろん、無料ドリンクサービスや食事までついてくるラウンジもあります。
出発前の時間やフライト間の待ち時間をリラックスして過ごしたい人には極上のサービスですね。ただし、無料になるのは会員本人のみなので、同伴者の方は有料になります。
その他空港サービス
- 手荷物配送サービス
- 空港送迎タクシーサービス
- 空港パーキングサービス
- 空港前泊ホテルサービス
などなど。
宿泊関連サービス
国内・海外のホテルや旅館にて、割引や優待特典が多数用意されています。
- 世界最大級の宿泊サイト「Hotels.com」で、合計室料から10%割引。
- 予約サイト一休.comでは「プラチナ会員」のサービス内容を受けられる
- 海外高級ホテルにて、部屋のグレードアップ、食事やスパの優待にも対応
などなど、他にもまだ書ききれないほどの宿泊特典があります。
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旅行保険も億単位
ダイナースクラブカードの旅行保険は、国内・海外ともに最高1億円となっています。仮にも一般カードで億単位の保険は他に例がないですね。
ただし、自動付帯(無条件で適用)となるのは海外旅行の5000万円分のみとなります。旅行代金の一部をダイナースクラブカードで支払うこと(利用付帯)によって、国内旅行に最高1億円、海外旅行に+5000万円が付帯されます。
せっかくカードに1億円もの保険が付くのだから、タクシー代など移動費をカード払いするなどして旅行保険はMAX適用されるようにしたいところ。
旅行会社が勧める保険商品などを検討する手間も省けるので、旅行の準備もスムーズに進みますね。
⇒利用付帯・自動付帯って何?クレジットカード海外旅行保険の基本解説
ショッピング保険は最大500万円
海外でのショッピングやネット購入などに不安があっても、ショッピング保険が付いているので安心です。
カード購入した商品が、破損や盗難、不正といった被害にあった際には、年間で最高500万円までダイナースクラブが補償してくれます。保証期間は購入日より90日以内となっています。
トラベルデスク・緊急アシスタントなどサポート体制もバッチリ
ダイナースクラブカードは、サポート体制も手厚いです。
カードに関する問い合わせを受けるコールセンターは24時間365日稼働していますし、
海外旅行において、観光案内やホテル・レストランなどサービスの手配、トラブルの相談までを受けてくれる海外トラベルデスクも旅の心強い味方です。
ケガや病気といった緊急時にも、海外緊急アシスタントサービスが24時間医療サポートをしてくれます。
コース料理が1名無料になる「エグゼクティブ・ダイニング」
お食事系のサービスとして利用価値が高いのが、「エグゼクティブ・ダイニング」。
ダイナースクラブと提携している特定のレストランに2名以上でコース予約すると、1名分のコース料理が無料になるサービスです。
使いどころと言えば、家族での食事でも良いですし、ビジネスライクな食事会でも良いです。ただやはり、最も効果を発揮するのはデートではないでしょうか。
男性であれば、意中の女性と食事に行く時には最強の武器になります。ダイナースカードにエグゼクティブダイニングを利用して食事代をサービスしたりすれば、もうスマート過ぎてデキる男もいいとこです。
意中の女性を食事に誘いたい世の男性は、ぜひ「ダイナースクラブカード + エグゼクティブダイニング」で攻めてみてください。
※エグゼクティブダイニングは、半年に1度しか使えません(4月1日~9月30日と10月1日~3月31日の各期間)。ムダに使わず、”勝負のとき”の切り札として取っておきましょう。
※多人数で利用する際は、6名以上予約で2名無料のグループサービスもあります。
その他の食事系サービス
- おもてなしプラン(選りすぐりのレストランで会員限定のおもてなし)
- 料亭プラン(高級料亭をダイナースクラブが予約代行)
- ナイト イン 銀座(銀座のバーなどで優待サービス)
などなど。
⇒ダイナースクラブカードの会員限定イベントをご紹介!ハイステータスを優雅に満喫しよう!
ポイント還元率は基本1%以下と高くない
ポイント交換先はマイルがおすすめ
ダイナースクラブのポイントプログラムは「ダイナースクラブリワードポイント」。
ダイナースクラブカードでは、100円利用につき1ポイントが貯まります。ただし、他カードと違って1P=1円相当ではないことに注意が必要です。
ダイナースクラブカードのポイントの使い道は大きく2つ。
- 用意されている商品や商品券と交換する
- マイルに交換する
ダイナースクラブ推薦のグルメや家電商品との交換レートは、1Pあたり0.5円相当ほどになることが多いです。円の還元率にすると0.5%程度なので、お世辞にもポイント還元率は高くありません。
一方のマイルへの交換だと、1P=1マイル相当のレートで交換することが可能です。1マイルには1円以上の価値があるので、ポイントを交換するならマイルがおすすめです。
マイル交換できる航空会社は以下の通り。
- ANA
- デルタ航空
- ユナイテッド航空
- 大韓航空
ただし、ポイントをマイルへ移行するには、別途ダイナースグローバルマイレージ(年間参加料:税抜6,000円)への参加が必要となっているのがやや悩みどころ。
正直な話、ダイナースクラブカードはポイント目的で上手く使えるカードではありません。
なぜ、ハイクラスのカードはポイント還元率が高くないのか?
ダイナースクラブカードに限らず、年会費の高いハイクラスカードはポイント還元率がそこまで高くない……むしろ一般カードより低いカードもけっこう見受けられます。
なぜなら、端的に言うとターゲットが金持ちだからですね。お金を持っている人は以下の習性を持っています。
- ポイント還元率なんてそこまで気にしていない
⇒そんなにケチケチしていない - そもそものカード利用額の規模がデカい
⇒還元率が低くても結局貯まる。
なので、ハイクラスなプレミアムカードはポイント還元率で勝負せずとも顧客をしっかり獲得できるのです。
まとめ
良くも悪くも、ハイクラスの人たちをターゲットにした、ハイクラスのクレジットカードです。ステータス性は抜群ですし、持っているだけでちょっとした優越感に浸れるのは間違いないでしょう。
ただ正直なところ、海外旅行や高級レストランなど、ちょっとリッチな贅沢をしない人にとっては、現実的に考えて有効活用できるカードではないかもしれません。
まさに、持つ者を選ぶカードだと言えます。
20代も後半を過ぎて出世や昇進をした際に、ひとつハイクラスになった自分への褒美としてダイナースクラブカードを持ってみるのも良いかもしれませんね。
公式サイトダイナースクラブカード