基礎知識・審査

クレジットカード審査に落ち続ける人の5つの特徴。申し込み頻度も大事です。

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クレジットカードの申し込みをしたもののカード会社から審査落ちの通知が届いた時にはショックですが、それには必ず理由があります。

「審査を通ったらもうけもの」と思って申込した場合は別ですが、審査に落ちる理由に思い当たるふしがない場合はどうしていいのかわからなくなります。

審査に落ちる理由は、クレジットカード会社に問い合わせても具体的には答えてもらえません。せいぜい「当社の審査基準に満たなかったため」という言葉が聞けるだけです。

クレジットカード審査基準そのものがクレジットカード会社によって違い、それぞれ社外秘となっているので具体的な理由を説明することができないのです。

この記事では、クレジットカード審査に落ちたときの対策の手順を紹介します。もちろんすべて納得するような結果は保証できませんが、一人で悩んでいるよりはずっとすっきりすることはお約束できます。

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審査落ちする人の5つの特徴 〜落ちる理由はどこにある?

クレジットカードの審査に落ちる理由はひとつではありません。どんな時に審査担当者が却下と判断するのかを一つ一つ解説していきます。

クレジットカードの審査に頻繁に落ちる人は、以下の特徴のどれかにひっかかっているはずです。

特徴①:収入、生活が不安定

収入事情は、クレジットカード会社にとって最も気になることです。ではどういった場合に収入が不安定と判断されるかというと、勤務年数・自営年数が短いというケースがほとんどです。

新卒は例外として、20代半ば以上の年齢で勤務年数が数か月といったケースがこれにあたります。職種としては、いわゆる非正規の雇用形態は不安定とされる可能性が高く、勤務年数が短い場合は特に不安定と判断されるでしょう。

また、申込書を記載するときには軽視されがちなのが居住年数です。

居住年数で何が判断できるのかというと、賃貸物件で居住年数が数か月であれば、いつ転居してもおかしくないので生活が不安定と判断されることがあります。自己所有や家族所有に比べて、賃貸物件や公営団地などは不安定の要素が高いのです。

これらの理由で却下された場合は、まずは収入や生活の安定に努めることが先決となります。クレジットカードを作るまでの信用力がまだないと考えましょう。

特徴②:過去に支払い遅延がある

PeteLinforth / Pixabay

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過去のクレジット利用歴(クレジットヒストリー)は、CICという個人信用情報機関のデータを参照することでチェックすることができます。

クレジット関連の利用歴だけではなく、消費者金融の履歴もわかります。クレジットでは正常利用していても、消費者金融で遅延があればそれを理由に審査落ちします。

ネガ情報と呼ばれている遅延履歴は5年間保存されるので、自分では忘れていることが理由で却下された可能性もあります。過去の支払い遅延で却下された場合は、最低でもその遅延が解消してから5年間はクレジットカードは作ることができません。

したがってこの場合は、時間の経過を待つしかありません。

⇒クレヒスの作り方|延滞情報は何年残る?その期間はカード作れない?

⇒クレジットカード審査に携帯料金・割賦購入の支払い延滞は影響する?意外と知らない大事な知識

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特徴③:他社カードの利用が多い

stevepb / Pixabay

申込したクレジットカードの発行会社だけでなく、他社の利用実績も審査に影響します。

たとえ支払い遅延がなくても、残高やカード利用枠が一定以上であれば、それ以上のカード発行を見合わせることがあります。審査落ち理由1~3までは支払い能力に関するものですが、この場合は個人に対する与信枠の問題となります。

これの対策としては、既存の残高を減らしたり、不要なカードを解約したりすることです。残高やカード解約のデータ反映の時間や、短期間での申し込みの集中を避ける意味でも、再度申込するのは6か月後が妥当でしょう。

特徴④:クレジットカードの利用実績が全くない

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クレジットカードを申込する側にとっては、利用実績がないということは初めてクレジットカードを作ることにつながるので、優遇されてもいいのではないかと思ってしまいます。

しかし実際のクレジットカード会社は、”利用していなかったことには理由があるはずだ”と考えます。

具体的には「5年以上前にネガ情報があって今はクリーンなだけではないか?」「申し込みはしたが却下されてその情報が消えているだけではないか?」と考えるのです。

また、収入が不安定でようやく安定したばかりではないかといったネガティブな発想が多いのです。

こうした審査落ち理由は申込側からはどうしようもない面もありますが、比較的通りやすいショッピング系クレジットの利用や申込したカードよりもグレードが低いカードを作って実績を作るしかないでしょう。

ショッピング系カードでは即日作れる「エポスカード」や、田舎で強い「イオンカード」がおすすめです。

公式サイト エポスカード

公式サイト イオンカード(WAON一体型)

特徴⑤:特殊なケース

geralt / Pixabay

特殊な却下ケースとしては、個人信用情報機関へのご登録があります。つまり第三者の情報が間違って自分の情報として登録されているケースです。

データを入力するのは人間なので完全とは言えません。実際にそうした実例も存在しています。

対処方法は簡単で、落ちる理由の1~4までに当てはまらないと思ったら、CICとJICCへ情報開示の請求をします。もし、身に覚えのないネガ情報が登録されていたら、調査依頼や抹消手続きを申請してみましょう。

⇒個人信用情報機関への情報開示はどんなときにする?3つの個人信用情報機関全部に開示しないといけない?

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クレジットカードによって違う審査基準

クレジットカード

申込するクレジットカードを間違えたために審査落ちするというケースは意外に多いかもしれません。

自分が欲しいと思っているクレジットカードが、果たして自分の収入や支払い能力に見合っているのかを見極める必要があります。

新卒社会人がいきなり本格的なゴールドカードに申込みしても落とされるでしょう。それに近いことを自分がやっていないかどうかをよく考えてみてください。

今はカード面だけがゴールドで、サービスや審査基準は一般カードと変わらないものもありますが、本来ゴールドカードの審査基準は一般カードとは格段の差があります。

クレジットカード会社も高額の利用率が高く、収入が高く安定している客層を求めているので、入会基準はなるべく間口を広げる意味で具体的な勤務年数や年収の縛りはなくすようになりました。

今では、プラチナカードでさえ自ら申し込みができるカードが増えているのがよい例です。

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それでも、本格的なゴールドカードの審査は一般カードとは大きく違います。もしゴールドカードが欲しいのであれば、一般カードで実績を積み重ねていくことが最も近道だといえます。

カード会社側としても、年収や勤務年数の裏付けは難しいですが、実績だけは嘘をつきません。もっとも信頼性が高い判断基準なのです。

本格的なゴールドカードにより近いのは、三井住友VISAカードクラシックや、JCB一般カードです。銀行系をおすすめするのはゴールドカードとしてのステータスの高さです。流通系や信販系に比べると、重みが違うというのは誰でも感じることでしょう。

公式サイト三井住友VISAクラシックカード

また、三井住友VISAカードには例外として”20代専用のゴールドカード”があります。いち早くゴールドカードを手にしてみたい人に適しています。

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背伸びしてゴールドカードに申込して審査落ちしたという以外でも、入会条件をよく確認しないで申し込みして落ちるというケースもあります。

クレジットカードによっては年齢や性別といった条件以外にも、特殊な条件が付くこともあるので事前によくチェックしておきましょう。

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何度もクレジットカード審査に落ちる人

Counselling / Pixabay

一度審査に落ちるとすぐに次のクレジットカードを申込する人には、続けて落とされる要素があるといえます。

CICという個人信用情報機関では、過去6か月間のオーダー情報も提供しています。つまり、過去6か月の間に何度もクレジットカード申込をしていると、そのすべてが一目瞭然となるのです

クレジットカード会社は、短期間に集中した申し込みを嫌います。結果が却下であっても承認であっても関係なく、短期間に集中しているという点が問題なのです。

どれでもいいからカードを何枚も欲しいというのは健全な考え方ではありません。その考えに審査担当者は違和感をかんじて覚えて、審査落ちという結果につながるのです。

一度落とされたらその理由を検討して、改善できることであれば却下理由を解消してから、6か月以上経過後に再度申込をしましょう。

これを徹底すれば少なくても意味のない申し込みはなくすことができます。

まとめ

ここで解説した審査落ち理由はすべてではありません。個別のクレジットカードによっては様々な審査落ち理由が存在するかもしれませんが、基本的なクレジットカード会社の考え方は理解できたかと思います。

クレジットカードの審査は基本的には長く安定した返済が可能かどうかという判断につきます。その考え方が中心となっていろいろな審査判断が行われるのです。

クレジットカード会社の考え方を理解して、それを踏まえてクレジットカードの申し込みに臨むと今までとは違った結果になるでしょう。

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