東京など都市部で暮らす人は、電車やバスの移動でSuicaを使っている人多いと思います。ちょっとした買い物もSuicaで出来ちゃうので便利ですよね。
ただ、手間なのはSuicaへのチャージです。
コンビニのレジや駅の券売機でもチャージできますが時間がかかって面倒ですし、残高不足のせいで改札が通れなくて乗りたかった電車を見送った経験は誰にでもあるはず……。
そんなとき役立つのが、Suica自動チャージ機能付きのクレジットカードです。
クレジットカードで残高チャージを行えるので、チャージの手間も時間も削減できます。さらにチャージ分でポイント還元を貯められるので二重にお得になるのです。
そこでこの記事では、
- クレジットカードでSuicaチャージできるといかに便利か
- Suicaチャージができるおすすめのクレジットカードを5種類紹介
といった点を書いていきます。
Suicaを使うことが多い人は本当に便利なので、1枚持っておくことをおすすめします。
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Suicaチャージができるクレジットカードがあると、こんなに便利!
まずSuica機能付きクレジットカードを持っておくと、ざっと以下のようなメリットを享受できます。
クレカでSuicaチャージのメリット
- チャージでポイントが貯まる
- オートチャージで手間がかからない
- モバイルSuicaはアプリから簡単チャージ可能
- 定期券機能付きカードもあって1枚3役
それぞれ詳しく説明を加えます。
Suicaチャージでポイントを貯めて還元を受けられる
まず最も大きいメリットとして、対象のクレジットカードでSuicaチャージをすればポイントを貯められます。
ポイント還元率はカードごとに異なりますが、特にビューカード系列のクレジットカードなら1.5%の高還元率となるので非常にお得です。
私もSuicaチャージは、主にビックカメラSuicaカードというビューカードのクレジットカードを使っています(↓下記記事にレビュー書いています)
参考記事ビックカメラSuicaカードの活用法!5年使用で分かったメリットデメリット【ポイント/オートチャージあり】
オートチャージ対応カードならチャージの手間もかからない
Suicaチャージ対応のクレジットカードの中には、オートチャージ(自動チャージ)を利用できるものもあります。
オートチャージ機能があると、例えば改札を通った時にSuica残高が一定額(あらかじめ設定した金額)を下回っていると自動的に残高をチャージしてくれるので、Suicaの残高不足で改札を通れなくなってしまうリスクがなくなるのがメリットです。
Suicaの残高がいくら以下になったら自動チャージするかも、↑のように設定できます。
ただし、オートチャージは設定したのを忘れていると不本意なタイミングでクレジット決済が行われてしまうリスクもあるので、頻繁にSuicaを使わないはあえて設定しないというケースもあります。
モバイルSuicaならチャージはアプリからすぐに行える
スマートフォンやガラケーでモバイルSuicaを使っている場合は、アプリを利用してその場で残高チャージを行えます。
500円以上から入金可能で、チャージするとクレジットカードから利用金額が引き落とされるしくみです。
なおAndroidやガラケーのモバイルSuicaにクレジットカードを紐付けて使う場合、ビューカード系列のカード以外を登録すると1030円の年会費がかかるので覚えておきましょう。
(iPhone向けのApple Payなら他社カードでも年会費はかかりません)
Suicaや定期券機能付きなら1枚3役!持ち歩くカードの枚数も最小限に
後に紹介するビュー・スイカカードなど、クレジットカード自体にSuica機能や定期券機能まで付いているものもあります。
そうした多機能カードを持っておくと、
- クレジットカード
- Suica
- 定期券
が1枚のカードに集約できるので、財布の中身を減らせてスマートです。
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Suicaチャージができるおすすめのクレジットカード5選
Suicaチャージ機能付きクレジットカードの便利さを紹介したところで、実際にSuicaチャージができるおすすめのクレジットカードを紹介します。
- Suicaそのものが付帯されたカード3枚
- モバイルSuicaと連携させてクレジットチャージできるカード2枚
以上、計5枚を紹介していきます。
カードスペックなど確認しつつ、自分に合った1枚を見つけてみてください。
Suica機能が付帯されたおすすめクレジットカード3枚
Suicaチャージで還元率1.5%!ビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカードはビューカード系列で、オートチャージやクレジットチャージに対応するだけでなく、Suicaチャージで1.5%のJREポイント還元を受けられるのが特徴です。
カードの基本情報は以下の通り。
年会費 | 初年度無料、2年目以降477円(前年1回以上の利用で無料) |
申込資格 | 日本国内にお住まいで電話連絡の取れる満18歳以上の方 |
ポイント還元率 | 通常1,000円につきビックポイント5ポイント+JRE POINT5ポイント(0.5%+0.5%)
Suicaチャージ、特急券購入などの対象商品:1000円につきJRE POINT15ポイント(1.5%) |
国際ブランド | VISA、JCB |
追加カード | ETCカード |
旅行傷害保険 | 国内旅行傷害保険:最高1000万円 海外旅行傷害保険:最高500万円 |
電子マネー | Suica |
ビックカメラSuicaカードは次で紹介するビュー・スイカカードと違って、定期券機能や家族カードの追加ができない代わりに、以下の3つのメリットがあります。
3つのメリット
- 年会費が年1回の利用で無料になる
- 1.5%還元の対象外の支払いでも合計1%の高還元を受けられる
- ビックカメラ等でポイントカードとして使うこともできる
またカードの利用で貯まったJRE POINTは、Suicaへ1円単位でのチャージを行えるのも見逃せません。
以下の条件に当てはまっているような人におすすめしたいカードです。
こんな方におすすめ
- クレジットカードの年会費を無料で使いたい
- SuicaチャージやJR東日本の特急券購入など、1.5%還元の対象商品の支払いが多い
- ビックカメラやコジマ、ソフマップで買い物をする機会がある
-
ビックカメラSuicaカードの活用法!5年使用で分かったメリットデメリット【ポイント/オートチャージあり】
私はSuicaを使って電車に乗る機会がとても多いので、Suicaへのチャージをもっと楽に簡単にできるSuica用クレジットカードの存在が欠かせません。 いま愛用しているのが「ビックカメラSuicaカー ...
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定期券機能付き・還元率1.5%のビュー・スイカカード
ビュー・スイカカードは、Suicaチャージで1.5%のポイント還元を受けられるしくみです。さらに、家族カードや定期券機能にも対応しているため、Suicaのみを徹底的に活用したい人におすすめです。
カードの基本情報は以下の通り。
年会費 | 477円 |
申込資格 | 日本国内にお住まいで電話連絡の取れる満18歳以上の方 |
ポイント還元率 | 通常1000円につき5ポイント(0.5%)
Suicaチャージなどの対象商品:1000円につきJRE POINT15ポイント(1.5%) ボーナスポイント制度あり |
国際ブランド | VISA、MasterCard、JCB |
追加カード | 家族カード、ETCカード |
旅行傷害保険 | 国内旅行傷害保険:最高1000万円 海外旅行傷害保険:最高500万円 |
電子マネー | Suica(定期券機能付き) |
ビュー・スイカカードは、ビックカメラSuicaカードと比べて基本還元率が0.5%と低い代わりに、以下の3つのメリットがあります。
3つのメリット
- 家族カードを発行できる(年会費477円)
- ボーナスポイント制度で、支払い金額が一定額になるごとにポイントを貰える
- 定期券機能あり(定期券購入でもポイントは1.5%還元!)
ボーナスポイントは年間の利用額が一定金額になるごとに付与されるしくみで、貯まり方は以下の通りです。
付与されるポイント | |
30万円以上 | 250ポイント |
70万円以上 | 1000ポイント |
100万円以上 | 1500ポイント |
150万円以上 | 2500ポイント |
それぞれの段階でポイントがもらえるので、利用金額が150万円以上になれば5,250円分のポイントになります。ビックカメラSuicaカードと同様、貯まったポイントは1ポイント単位でSuicaにチャージできます。
また、ビュー・スイカカードは定期券機能も付いている多機能カードです。定期も一緒にしてしまいたい人には便利なカードですよ。
こんな方におすすめ
- 通勤通学に使う定期券をカードに付けて利用したい人
- ビックカメラやコジマなどに行く機会があまりない人(行く人はビックカメラSuicaカードがお得)
- 家族カードを活用し、家族内のSuicaに関する支払いをまとめたい人
-
Suica定期券機能付き「ビュー・スイカ」カードのメリットデメリット|オートチャージ・ポイントの貯め方まで紹介
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みずほ銀行を使っている人に便利!みずほマイレージクラブカードセゾンSuica
みずほ銀行を利用している人におすすめなのは、みずほマイレージクラブカードセゾンSuicaです。というのも、みずほ銀行のキャッシュカード機能が付いているからです。
カードの基本情報は以下の通り。
年会費 | 無料 |
申込資格 | 18歳以上(高校生不可) |
ポイント還元率 | 1000円ごとに1ポイント(0.5%) |
国際ブランド | VISA |
追加カード | ETCカード |
旅行傷害保険 | なし |
電子マネー | Suica |
みずほマイレージクラブカードセゾンSuicaは、
- みずほ銀行のキャッシュカード
- セゾンカードのクレジットカード
- Suicaカード
この3枚が1枚に集約された多機能カードです。
SuicaはもちろんオートチャージやモバイルSuicaへの登録に対応しています。ビューカードの1種としてカウントされているため、AndroidやガラケーのモバイルSuicaに登録しても年会費はかかりません。
また、みずほマイレージクラブカードセゾンSuicaで貯めた永久不滅ポイントは有効期限がないのも魅力。期限切れの心配がないので長期間かけてじっくり貯めるのもアリですし、細かく使おうと思えば200ポイントごとに1000円分のSuica残高と交換できるので便利です。
Suicaを使っていて、かつみずほ銀行を利用している人におすすめの1枚ですね。
>> みずほマイレージクラブカードセゾンSuicaの公式サイトはこちら
モバイルSuicaと連携させてクレジットチャージできるカード2枚
下記カード2枚のどちらかをモバイルSuicaで使う場合は、年会費がかからないiPhoneのApple Payへの登録がおすすめです。
ポイント還元率1.2%!メインカードにもおすすめしたいリクルートカード
リクルートカードは、年会費無料のクレジットカードの中では人気筆頭の1枚です。というのも基本還元率1.2%というめちゃくちゃ強いメリットがあるからです(私も現在で使っています)。
そんなリクルートカードですが、Suicaチャージに正式対応しているのでSuicaユーザーにもおすすめできます。
カードの基本情報は以下の通り。
年会費 | 無料 |
申込資格 | 18歳以上(高校生不可) |
ポイント還元率 | 1.2% |
国際ブランド | VISA、MasterCard、JCB |
追加カード | 家族カード、ETCカード |
旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険:最高2000万円 国内旅行傷害保険:最高1000万円 |
電子マネー | なし |
公式サイト | リクルートカード |
リクルートカードは電子マネーチャージに強く、すべての国際ブランドでモバイルSuicaとnanacoへのチャージが可能です。
VISAとMasterCardなら楽天EdyやSMART ICOCAにも対応しているので、多くの電子マネーチャージに活用したい場合はJCB以外を選ぶと良いです。
また、電子マネーチャージでのポイント還元は月間30000円分までに制限されているので、ポイントを無駄にしないためSuicaのチャージ額が30000円をオーバーしないように気をつける必要があります。
リクルートカードは年会費無料でありながらポイント還元率は1.2%ととても高いので、Suicaチャージ専用でなくメインカードとして普段の生活費決済と合わせて活用するのがおすすめです。
どこで使ってもポイントがザクザク貯まりますし、貯まったポイントはPontaポイントへ交換したり、ポンパレモールやじゃらんなどで支払いに使ったりできます。
私はリクルートカードの利用で貯めたポイントをPontaへポイントと交換して、ローソンなどで活用するようにしているので使い道に困ったことはありません。
- 年会費無料
- ポイント還元率1.2%
- Suicaチャージも可能
- 旅行保険も海外・国内ともに付帯
と、控えめに言っても最強レベルにお得なクレジットカードなので、私は全ての人にリクルートカードをおすすめしています(笑)。
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最強と評判!還元率1.2%を誇るリクルートカードのメリットデメリット
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1%還元のOrico Card THE POINTは入会直後のチャージがお得!
Orico Card THE POINTは基本ポイント還元率が1%と高く、電子マネーチャージや支払いに強いクレジットカードです。こちらもリクルートカードと同様、メインカードとして使うのに役立ちます。
カードの基本情報は以下の通り。
年会費 | 無料 |
申込資格 | 原則として18歳以上(高校生は除く) |
ポイント還元率 | 100円につき1ポイント(1%) 入会から6ヶ月間は100円につき2ポイント(2%) |
国際ブランド | MasterCard、JCB |
追加カード | 家族カード、ETCカード |
旅行傷害保険 | なし |
電子マネー | iD、QUICPay |
Orico Card THE POINTは通常1%還元と高還元率なことに加えて、入会から6ヶ月間は2%還元を受けられるのがポイント。
一気にポイントを貯めるために、カード入会と同時にまとめて残高をチャージするのがおすすめです。Suica1枚のチャージ上限は20000円なので、20000円チャージして400ポイントを獲得しましょう!
貯まったオリコポイントはAmazonギフト券に交換したり、オリコプリペイドカードへチャージしてVISA加盟店で使ったりできます。私は主にAmazonギフト券に交換して買い物で使っています。
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評判高いOrico Card THE POINTのメリットデメリット|便利な使い方を紹介【オリコカード・ザ・ポイント】
クレジットカードを選ぶにあたり、私は「ポイント還元率」と「ポイントの交換先(使い道)の充実度」を何よりも重視しています。 私は月々の出費が平均30万円かかっているので、ポイント還元率が高ければ高いほど ...
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まとめ
以上、Suicaチャージが使えるクレジットカード情報をまとめてみました。
クレジットカードでSuicaチャージができると、いちいち残高を気にしたり券売機でチャージしたりといった手間が省けるので本当に便利なのを実感しています。
日頃からSuicaを利用している人は、Suicaチャージができるクレジットカードを1枚持っておいて損はありません。