JALマイルをザクザクと貯めることができる「JALカード」。
「入会搭乗ボーナス」や「毎年初回搭乗ボーナス」といったボーナスマイルサービスがあるので、JALマイラー(マイル好きの人)や出張の多いビジネスマンには見逃せないクレジットカードです。
JALカードには、最も庶民的な普通カードから最上級のプラチナカードまで多くの種類があります。中でも一般的に所有しやすいのは「普通カード」「CLUB-Aカード」「CLUB-Aゴールドカード」辺りです。
今回は、3種類の中でも上級カードである『CLUB-Aゴールドカード』をご紹介します。
ゴールドカードなので当然それなりの年会費はかかりますが、ボーナスマイルがアップするほか、空港では会員専用ラウンジが利用可能になるなど、旅する人にとっては嬉しい特典が揃っています。
ゴールドカードなのでステータス性もあり、ちょっと格好つけたいビジネスマンにはピッタリですよ。
公式サイトJALカード
普通カードとCLUB-Aカードについては以下の記事を御覧ください。
普通カードJALカードはボーナスマイルがザクザク貯まる!旅行保険も国内・海外ともに完備です。
CLUB-AJALのCLUB-Aカードはボーナスマイルと旅行保険がさらにアップ!
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JAL普通カードとCLUB-Aの違いを比較/空港ラウンジ特典の有無がカギ
旅行好きの人や出張の多いビジネスマンに人気のマイル系カード。JALグループ航空をよく使う人なら当然、JALカードが一押しなのは間違いありません。 ただJALカードって、カードの種類が他に比べてややこし ...
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CLUB-Aカードの基本スペック
カード名 | CLUB-Aゴールドカード |
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB(他) |
年会費 | 17,280円(家族カード:8,640円) ※アメックスは20,520円/家族8,640円 ※ダイナースは30,240円/家族9,720円 |
申込資格 | 20歳以上で安定収入がある方 ※提携ブランドによって申し込み資格が異なります(後述) |
マイルボーナス |
入会搭乗ボーナス:5000マイル 毎年初回搭乗ボーナス:2000マイル 搭乗毎のボーナス:フライトマイルの25%プラス |
ショッピングマイル |
通常利用:200円=1マイル ショッピングマイルプレミアム入会時:100円=1マイル |
特典サービス |
提携カードの空港ラウンジが利用可能 JALビジネスカウンターでチェックイン可能 会員誌とオリジナルカレンダーが無料で届く (他) |
付帯保険 |
旅行傷害保険(国内・海外):最高1億円 ショッピングガード保険(国内・海外):年間300万 賠償責任(海外旅行):最高1億円 携行品損害(海外旅行):1回50万/年間累計100万 |
申込サイト | JALカード |
CLUB-Aゴールドカードの基本スペックはこのようになっています。
気をつけなければならないのは、CLUB-Aゴールドカードの中でも提携ブランドによって申し込み資格や年会費が変わってくるという点です。
特に、アメックスブランドやダイナースブランドは年会費も高く、申し込みのハードルも高くなります。
では、それぞれのポイントについて見ていきます。
提携ブランド別の申し込み資格・年会費・審査基準まとめ
CLUB-Aゴールドカードの提携ブランドは、定番のVISA/MasterCard/JCBを始め、アメリカン・エキスプレスやダイナースカードといったグレードの高いブランドまで揃っています。
どのブランドを選ぶかは自由ですが、ブランドによって年会費や審査ハードルも変わってくるのでチェックしましょう。
JCBブランド
JCBブランドの年会費は通常通りの、本会員17,280円(家族カード:8,640円)となっています。
申し込み資格は、『20歳以上でご本人に安定継続収入のある方(ただし学生は不可)』となっています。ゴールドカードなのでやはり”安定継続収入”の条件は含まれていますね。
とはいえ、安定継続収入とは、「収入が高いこと」ではなく「継続した収入があること」を意味しているので、しっかり働いて継続的に収入を得ている人ならば安心して申し込むことができます。
VISA、MasterCardブランド
VISAとMasterCardブランドも、年会費は通常の本会員17,280円(家族カード:8,640円)です。
申し込み資格は、『20歳以上、一定以上の勤続年数・営業歴と安定収入のある方』となっています。JCBブランドの「安定収入」に加えて、「一定以上の勤続年数と営業歴」という項目がプラスされていますね。
このことから、審査のハードルはJCBブランドよりやや高いと思われます。サラリーマンであればある程度の勤続年数、フリーランスや個人事業主であればある程度の事業歴が必要になります。
アメリカン・エキスプレスブランド
アメックスブランドは年会費が少々高くなり、本会員20,520円/家族8,640円となっています。
申し込み資格は、『20歳以上でご本人に安定した収入のある方(学生を除く)』となっています。JCBと同じですね。アメックスはブランド力が高いわりには審査に優しいことでも知られています。
ダイナースブランド
ダイナースブランドは年会費が飛び抜けて高く、本会員30,240円/家族9,720円となっています。
申し込み資格は、『原則として27歳以上』となっています。間違いなく最も敷居の高いブランドであることが分かりますね。
ステータス性は高いですが、かといってボーナスマイルなどは他ブランドと変わらないので、コスパを考えると難しいところです。ただ、JALカード自体の特典だけでなく、ダイナースクラブの特典が別途あります。
各ブランド独自の特典やサービスは公式サイトで要確認
アメックスやダイナースのような敷居のやや高いブランドは、ブランド独自の会員特典やサービスを用意していますので、提携ブランド選びの際はその点もちらっと確認しておくと良いです。
各ブランドごとの会員特典やサービスは、公式サイトに詳しい情報が載っています。
公式サイトJALカード
以下からのCLUB-Aゴールドカードの情報は、最も人気かつスタンダードであるJCBブランドを前提にご紹介していきます。
『ボーナスマイル』でマイルをザクザク貯める
通常のフライトでもらえるフライトマイルの他に、JALカード会員に限りプレゼントされるボーナルマイルが3種類あります。
1. 入会搭乗ボーナス
まずJALカードを作った時点で、初回搭乗時に入会搭乗ボーナスマイルが貰えます。CLUB-Aゴールドカードでは5,000マイルを貰うことができます。
東京⇒沖縄のフライトで貯まるマイルがおよそ980マイルなので、CLUB-Aカード入会特典だけ東京ー沖縄2往復半したときと同じ分のマイルが貰えます。
2. 毎年初回搭乗ボーナス
さらに、毎年1回目の有料フライトの際には初回搭乗ボーナスを貰うことができます。
こちらも、CLUB-Aゴールドカードは2,000マイルがプレゼントされます。もちろん、通常のフライトマイルとは別にボーナスとして貰えるマイルです。
交換先にもよりますが、1マイル=1〜1.2円ほどの交換率になりますので、入会搭乗ボーナスと初回搭乗ボーナスだけで7,000円強のマイルを得ることができるわけです。
通常フライトマイルに上乗せボーナス
さらにさらに、通常のフライトマイルに上乗せされるボーナスマイルもあります。
CLUB-Aゴールドカードカードだと、通常フライトマイル+25%です。この上乗せボーナスは、初回に限らず搭乗のたびに貰うことができます。
先の東京ー沖縄を例に出すと、片道でおよそ980マイル貯まるので、往復で約2000マイル。CLUB-Aカードカードだと25%上乗せされるので2500マイルを貯めることが可能です。
ボーナスマイルについてさらに詳しくは下記公式サイトで確認できます。
公式サイトJALカード
ボーナスマイルはJALグループ便に限るので注意!
上記の3種類のボーナスマイルは、下記JALグループ便に搭乗したときに限ります。
- 日本航空(JAL)
- 日本トランスオーシャン航空(JTA)
- 日本エアコミューター(JAC)
- 琉球エアコミューター(RAC)
また、北海道エアシステム(HAC)については、JAL便名で搭乗した場合に限りボーナスマイルの対象になります。
ショッピングマイルでもコツコツ貯めよう!
JALカードショッピングマイル・プレミアムに無料入会で100円=1マイルに!
CLUB-Aゴールドカードは、ショッピングマイルを100円=1マイルで貯めることが可能です。
通常のJALカードのショッピングマイルは200円=1マイルであり、別途年会費3000円+税のショッピングマイル・プレミアムに入会することで100円=1マイルと2倍になるのですが、
CLUB-Aゴールドカードは、ショッピングマイル・プレミアムに無料で自動入会されています。なので、常時100円=1マイルでショッピングマイルを貯めることが可能になります。
購入金額がマイルに自動清算されるので、マイルへの移行手数料などはかかりません。
日頃の買い物をJALカードで済ませるようにすれば、プラスのマイル分でショッピングマイル・プレミアム年会費分のもとは取れそうですね。
JALカードの特約店での利用なら「さらに2倍!」
日本全国に52,000店舗あるJALグループの特約店でカード利用すると、マイルがさらに2倍貯まります。
代表的な特約店としては、以下のお店が挙げられます。
ショッピングマイル・プレミアム入会とのコンボなら、【100円=2マイル】でザクザク貯めることが可能になるので、マイル好きの人には堪らない特典ですね。
ショッピングマイルについても詳しくは下記公式サイトで確認できます。
公式サイトJALカード
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JALマイルの効率的な貯め方|特典航空券で年1回の沖縄旅行へ!
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国内の空港ラウンジが無料で使える!
国内主要空港(とハワイ・ホノルル空港)の会員ラウンジを無料で利用できることも大きな特典です。
新聞雑誌やWi-Fi環境が整っており、ドリンクサービスや軽食などが無料提供されるラウンジもあるので、出発の前の時間をリラックスして過ごすことができます。
ただ注意が必要なのは、提携カード会社の会員ラウンジのみ無料利用可能な点です。空港には別会社のラウンジもありますので、間違えて入らないように注意が必要です。
また、提携ブランドによって対象の空港も若干変わってくるので確認しておく方が良いでしょう。
旅行保険も国内・海外ともに最高1億円が自動付帯
旅行特典では、ラウンジサービスだけでなく、国内・海外の旅行傷害保険もしっかりと付帯しています。
CLUB-Aゴールドカードでは、国内海外ともに最高1億円が自動付帯します。1億円とはさすがゴールドカードです……。
もちろん「自動付帯」なので、航空券や旅行代金にカードを利用していなくとも自動で適用されます。
この旅行保険によって、もし海外旅行中に病気やケガといったトラブルに合っても保険が適用されるうえ、24時間日本語で相談できるサービスも付くので安心感が違いますね。
海外だと医療費がバカ高い国も多いので、ヘタに入院でもしようものなら数百万の医療費を請求されることもありますが、1億円もの保険が付いていれば心強いです。
CLUB-Aゴールドカードを持っているだけでこれだけの保険が自動で付けば、旅行会社から勧められる外部保険への加入を検討する手間も省けるので助かります。
⇒利用付帯・自動付帯って何?クレジットカード海外旅行保険の基本解説
海外旅行にはショッピングガード保険も!
国内・海外問わず、ショッピング保険も最高300万円が付帯します。
ショッピング保険とは、海外でカード購入した品物がもし破損や盗難、災害などの被害にあった場合に、購入日から90日間に限り年間最高300万円まで補償してもらうことができる保険です。
まとめ
CLUB-Aゴールドカードには他にも、JALビジネスクラスのチェックインカウンターを利用できる特典もあり、混雑するチェックインをスムーズに手続きできるメリットもあります。
ラウンジでくつろぐこともでき、搭乗ごとにフライトマイルの25%分のボーナスマイルもつくので、出張の多いビジネスパーソンにはメリットの多いゴールドカードとなっています。
ただし、提携するブランドによって年会費やブランドごとの特典が異なってくるので、ブランド選びの際はしっかり確認しておきましょう。
公式サイトJALカード
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クレジットカードはポイント目当ての人が主流ですが、なかには「マイル目当て」の人も多くいます。 マイルはフライトで貯めるのがスタンダードですが、クレジットカードや電子マネーを駆使して日常生活でマイルを貯 ...