自営業の方やアルバイト、パートの方など社会保険に加入されていない方は、毎月の国民年金保険料に頭を悩ませている方も多いかと思います。
国民の義務とはいっても毎月16,000円前後と決して安くはない保険料がかかってき、年間に換算すると20万円近くにも及んでしまいます。
せっかくこれだけの額を払うのですから、少しでも得を取るためにクレジットカードを利用するのが良いでしょう。
2008年3月から国民年金保険料のクレジットカード払いが可能になったので、決済が非常に楽になるうえ、ポイントを貯めることもできるようになりました。
20万近い支払い額でポイントが貯められれば、かなりおいしいですよね。
今回は、国民年金保険料をクレジットカードで払うことのメリットと、最も手軽でお得な「コンビニ払い+nanacoチャージ」の活用法を紹介します。
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国民年金のクレジットカード払いでポイントはつく?
もちろん、国民年金保険料をクレジットカードで支払ったとしてもポイントは付与されます。
国民年金保険料は第1号保険者であれば毎月必ずと言っていいほどかかってくるお金で、なおかつ金額も大きいので、この金額にポイントが付与されるのは大きいです。
しかしながら、中には国民年金保険料の支払いでポイントが付与されないカードがあります。
意外にも三井住友VISAカードやダイナースクラブカードは国民年金保険料の支払いには利用できません。
他にも、支払いはできてもポイントは付与されないカードもありますので、念のため支払い前にコールセンターに聞いてみるのが良いでしょう。
国民年金保険料の支払い用クレジットカードでお悩みの人には、 リクルートカード をおすすめします。
年会費無料でありながら審査も通りやすく、ポイント還元率が1.2%と最高水準の高さを誇ります。
ポイントを貯めるならリクルートカードで間違いありません。下記で説明しますが、nanacoチャージを使った支払い方法も選択できますよ。
公式サイト リクルートカード
国民年金はコンビニで支払いが簡単!nanacoとクレジットチャージを利用しよう
クレジットカードで国民年金保険料を支払うことが出来るのはわかったけれども、クレジット払いの手続きが面倒くさいからやりたくない……。
といった方におススメなのが、nanacoを利用して国民年金保険料を支払いポイントを貯めることです。
nanacoは税金関係の支払いができる唯一の電子マネーですが、税金関係の支払いではnanacoポイントは付与されません。
そこで重要となってくるのが、クレジットチャージです。
nanacoの支払いの時にポイントを付与させるわけではなく、クレジットカードからnanacoにチャージした時にクレジットカードの方にポイントを付与させるということになります。
クレジットカードの中には、nanacoチャージが可能なカードはあっても、チャージでポイントが付与されるカードは意外と少ないです。
nanacoチャージでポイントが付くカードとして最もポイント還元率が高いのが、 リクルートカード で1.2%。
それ以外で、1%還元を誇るのが 楽天カード や Yahoo! JAPANカード (JCB)ですね。
いずれも年会費無料なので、国民年金や税金をコンビニで支払っている人は1枚持っておいた方が良いでしょう。
このnanacoチャージでポイントを貯める小技は、国民年金だけでなく公共料金なんかでも使えるので便利ですよ。
関連記事公共料金の支払いでポイント貯める方法。nanacoチャージを活用しよう!
国民年金保険料のお得な支払い方法「2年前納」とは?
確かにクレジットカードで国民年金保険料を支払いをするとポイントが付与され、なおかつクレジットヒストリーも積むことが出来るというメリットがあるのですが、割引率のみ考慮するならば「2年前納」の方が高い割引率となります。
国民年金保険料の5つの支払い方法
国民年金保険料の支払いの方法は、以下の5つがあります。
- 【毎月払い】
→当月の保険料を翌月に支払う方法 - 【毎月払い(早割)】
→当月の保険料を当月に支払う方法。クレジット決済不可。 - 【6か月前納】
→4~9月分の保険料を4月末に支払い、10~3月分の保険料を10月末までに支払う方法 - 【1年前納】
→4~3月分の保険料を4月末に支払う方法 - 【2年前納】
→4~翌々年3月分の保険料を月末に支払う方法
原則として、下に行けば下に行くほど割引率が高くなります。
また毎月払い(早割)についてはクレジットカードでの支払いはできません。
クレジットカードでの納付と口座振替を比較した場合、口座振替の方が割引にはなる反面、クレジットカードの方はポイントが付与されるという特徴があります。
年間換算した場合は詳しくは下記のとおりとなります。
口座振替の場合
横スクロール可能です。
支払い方法 | 1回あたりの納付額 | 割引額(年間) | 保険料(年間) |
毎月払い(早割) | 16,210円 | 600円 | 194,520円 |
6ヶ月前納 | 96,450円 | 2,220円 | 192,900円 |
1年前納 | 191,030円 | 4,090円 | 191,030円 |
2年前納 | 377,310円(2年分) | 15,690円(2年分) | 188,655円 |
クレジットカードの場合
支払い方法 | 1回あたりの納付額 | ポイント付与 | 割引額(年間) | 実質保険料(年間)。 ※ポイント分差し引いた金額 |
毎月払い | 16,210円 | 1,944P | 0円 | 193,176円 |
6ヶ月前納 | 96,450円 | 1,935P | 1,580円 | 191,606円 |
1年前納 | 191,660円 | 1,916P | 3,460円 | 189,744円 |
上記のとおりとなり、1年前納であればクレジットカードの方がお得になっています。
口座振替で2年前納になると1年前納の割引額と比較すると、割引額が大幅に増えて2年で15,690円になります。
しかしながら、およそ40万円近い金額を一度に負担するのは大変ですよね。
余裕がある方のみ2年前納を利用し、それ以外の方はクレジットカードでの支払いを利用するのが良いかと思います。
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国民年金保険料の支払い方法をクレジットカードに変更したい場合は?
これまで口座振替や電子納付などで支払っていたけど、この機会にクレジットカードでの納付に切り替えたいという方もいるでしょう。
そんな時は、支払い方法を変更しましょう。
所定の申込用紙で変更手続きができますが、日本年金機構のホームページからダウンロードするか、年金事務所や年金相談センターに置いてあるので取りに行きましょう。
その申込用紙を年金事務所、年金相談センターに提出すると数週間後に「国民年金保険料クレジットカード納付のお知らせ」が届きますので、それで手続きは完了です。
もちろん郵送でも大丈夫ですよ。
これから初納付という人でも、同じ方法で申し込みすればクレジットカードで納付できます。
また、国民年金保険料の支払いの場合は一括払いのみです。
分割払いやリボ払いなどで支払うことはできませんので、その点は注意が必要です。
クレジットカードでの2年前納が2017年4月から可能に!
2014年からはじまった国民年金保険料の2年前納制度ですが、従来は口座振替のみでした。
それが2017年4月から、クレジットカードや現金でも可能になるという発表が厚生労働省からでました。
なので今後は口座振替を利用するメリットというのはほとんどなくなってき、クレジットカードで支払するメリットしかないという形になります。
さらに前納の良いところは、国民年金保険料というのは年々段階的に上がってきていますので、前もって納付することで次年度のあがった分の保険料を支払わなくても良いというメリットがあります。
しかしながら、クレジットカードの前納の申込期限は毎年2月末までとなっています。今年度は終了していましましたので、来年度前納したいという方は早目の手続きが必要です。
申し込みが終わったら、4月分から翌々年の3月までの保険料を4月末までに納付してもらう必要があります。
まとめ
クレジットカード払いのメリットを享受する上で重要となってくるのが、前納の利用です。
以前は、口座振替での2年前納か、またはクレジットカードでポイントを付与させるか迷いどころでしたが、平成29年4月より2年前納がクレジットカードでできるようになりましたので、支払方法は迷いなくクレジットカードが一番お得ということになりました。
もちろんお得だからと言って、あまり多くの金額を前納すると後々の生活費が困るということになりかねませんので、しっかり無理のない範囲で前納を利用しましょう。
こうした国民年金や税金などの支払いのために、1枚は高還元率のクレジットカードを持っておきましょう。nanacoチャージでポイントゲットも可能となると、
この辺りのカードが、年会費無料かつ審査も優しいのでおすすめです。