出張や旅行などで飛行機をよく利用する方も多いと思います。
飛行機を利用するときに現金だけで支払うと高額な費用になりがちですが、費用の負担を軽減させてくれるのがマイルです。
1マイルは航空券で利用すると最低でも1.5円以上の価値はあり、直前での利用やファーストクラスなどの利用では現金で支払うよりも断然お得になります。
しかしながらこのマイル、普通にクレジットカードを利用しているだけではなかなか貯まりません。
そこで活用したいのが、電子マネーです。
実はマイルというのは電子マネーを有効活用することによって貯めやすくなるんです。
今回は、電子マネーでお得にマイルを貯める方法や交換方法まで詳しく説明していきます。
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JAL系カードを利用して電子マネーでお得にマイル貯金
JMB WAONでのチャージでポイント付与できる「JALカードTOKYU POINT ClubQ」
JALカードと東急が提携して発行している「JALカードTOKYU POINT ClubQ」は、電子マネーを活用してお得にマイルを貯めることができるカードのひとつです。
通常年会費2,160円(税込)ですが、さらに追加3,240円(税込)で「ショッピングマイル・プレミアム」に加入すると、100円利用につき1マイル付与されるようになります。
お得にマイルを貯まるのであれば、このショッピングマイル・プレミアムの加入は必須です。
さらに特徴的なのが、WAONへのチャージでマイルを貯めることができることです。
最近ではWAONを利用して決済できる場所が増えてきており、イオンはもちろんのこと提携しているショッピング、グルメ、コンビニなど様々な場所で利用することができます。
JALマイルをお得に貯める上で、WAONは必須ともいえる電子マネーです。
JMB WAONカードまたはモバイルJMB WAONアプリを登録している携帯電話があれば、WAONにクレジットチャージをすることできます。
ショッピングマイル・プレミアムに加入していると、マイル還元率は次の通り。
- クレジットチャージで100円につき1マイル
- WAONの利用で200円につき1マイル
つまり、WAON200円の利用につき3マイルが付与されますので、マイル還元率1.5%です。他のマイル還元方法の中でも極めて高い還元率になりますね。
またJALカードTOKYU POINT ClubQでショッピングマイル・プレミアムに加入して、クレジットで利用する場合は全国5万店舗以上のJAL特約店で利用すると100円で2マイル付与されます。
JALカード特約店は
- ファミリーマート
- イオン
- ENEOS
- 松坂屋
- ダイマル
- ロイヤルホスト
- ディノス
- トヨタレンタカー
などスーパー、レストラン、レジャー関連など幅広く対応していますので、意外なところで利用できる場合があります。
これらの場所ではWAONではなく、クレジット決済を利用するとよりマイルが貯まりますよ。
PASMOチャージでのマイル付与はなくなっている点が注意点
以前はこのJALカードTOKYU POINT ClubQはPASMOでのチャージでもマイルが付与されましたが、2017年4月1日からはマイル付与はなくなり、TOKYU POINTの付与となっています。
もちろんTOKYUPOINTの付与できる点もメリットではありますが、マイルよりも価値が低いので、この点は注意しましょう。
関東の交通機関をよく利用する方であればJALSuicaカードを
PASMOではクレジットチャージでのマイル付与はできませんし、TOKYUPOINTからマイルに交換したとしても還元率は下がってしまいます。
そこで、関東在住の方であればJRやバスでSuicaを利用している人も多いと思いますが、そんな方におすすめなのが、JALSuicaカードです。
JALSuicaカードは、Suicaチャージで1,000円につき6ビューサンクスが付与されます。
600ビューサンクスポイントで通常でも500マイル、ショッピングプレミアムに加入している場合は1000マイルに交換することができます。
陸でも空でもお得にマイルを貯めたいという方は、このJALSuicaカードがイチオシですね。
公式サイト JALカード
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nanacoを利用してマイルを貯めるリクルートカード
税金や国民年金、公共料金の支払いが可能な唯一の電子マネー「nanaco」。nanacoは普通ではクレジットチャージでマイルを貯めることができないのですが、ちょっと工夫することでマイルを貯めることができます。
その方法とは、Pontaポイントとリクルートカードを利用することです。
リクルートカードは、nanacoチャージできるクレジットカードの中でもポイント還元率が最高の1.2%貯まります。
そして、リクルートカードで貯めたリクルートポイントは等価でPontaポイントに交換することができます。
Pontaポイントに交換したら、WEBサイトの「PontaWeb」からJMB×Pontaの会員登録を行うことによって、2Pontaポイントにつき1マイル交換することができます。
- nanaco
↑チャージ/↓1.2%ポイント還元 - リクルートカード
↓等価交換 - Pontaポイント
↓2Pontaポイント=1マイルに交換 - マイル
つまり、リクルートカードを利用してnanacoにクレジットチャージをすると、最終的にチャージ金額の0.6%のマイル還元がされるということです。
リクルートカードは年会費無料で発行することができ、JMB×Pontaの会員登録も無料で行うことができます。さらに1.2%ポイント還元というスペックの高さですから文句ナシです。
公式サイト リクルートカード
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セブンイレブンでANAマイルを貯めるにはQUICPay付きANA JCBカード
ここまでJALマイルのお得な貯め方でしたが、ANA JCBカードを保有している方ならば、ANAマイルも電子マネーを利用してお得に貯めることができますよ。
利用する電子マネーは、QUICPay(nanaco)です。
ANA JCBカードで移行手数料5,400円(税込)の10マイルコースに登録し、セブンイレブンで利用するとマイル還元率が1.6%以上と高還元となります。
仕組みとしては下記のとおりとなります。
QUICPay(nanaco)の利用で1,000円の利用につきOkiDokiポイントが1ポイント(1ポイント=10マイル)貯まります。
セブンイレブンはANAカードマイルプラスの加盟店なので、200円につき1マイル付与されます。
nanacoポイントも208円(税込)につき1ポイント付与されます。nanacoポイントはANAマイルと相互交換でき、500nanacoポイントで250ANAマイルと交換できます。
つまり、セブンイレブンでは1,080円の利用につき17.5マイル付与され、マイル還元率1.62%となります。
上述の、JALカードTOKYU POINT ClubQとWAONの組み合わせよりもお得な還元率ですね。
またANA JCBカード保有者であれば発行手数料が324円(税込)かかりますが、キーホルダー型の「ANA QUICPay+nanaco」がおすすめです。
チャージタイプのnanacoと、後払いタイプのQUICPay、さらにANAのスキップサービスという3つの機能を一つのキーホルダーに登載しています。
小型なので、もち運びにも便利でデザインもおしゃれに仕上がっています。
ちょっとした外出時、例えば散歩やランニングなどに出たときも、わざわざ財布を携帯する必要がなく、このキーホルダーをつけていればドリンクや軽食など買えて便利ですよ。
公式サイト JCBカード
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まとめ
マイルは陸(ショッピング)で貯めるか、空(フライト)で貯めるかによってもおすすめカードが変わってくるのですが、ある程度飛行機に乗る機会が多い人はANAかJALの提携カードは持っておいた方が何かといいですね。
なので今回紹介したのだと、 JALカード か JCBカード かでしょう。細かい還元率の違いはありますが、ここはJAL派かANA派かで選べばOKです。
飛行機はあまり乗らず、基本的に陸(ショッピング)で貯めたい人は汎用性の高い リクルートカード が良いですね。電子マネーを利用せずとも基本還元率1.2%という高さは他にない魅力です。しかも年会費無料という素晴らしさ。
ぜひ、自分にあったクレジットカードと電子マネーのコンボを見つけてマイルをお得に貯めてみてください。
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