JCBが発行する「JCB EIT(エイト)」は、名前の通り”8つの価値”を持つカードです。
- 年会費無料
- ポイント2倍
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
- リボ払い初回手数料無料
- ネットでの不正利用被害を補償
- カードデザインが豊富
- Web明細サービス
年会費無料やポイント2倍など分かりやすいメリットを打ち出しており、若者やカード初心者にも初めてのカードとして検討できる1枚です。18歳以上なら学生でも申し込むことができます(高校生は不可)。
ただし1つ注意が必要なのは、JCB EITカードは”リボ払い専用カード”であるということ。この点を軽視していると、知らぬ間に損な使い方をしてしまいます。
クレカ通の間では常識ですが、こうしたリボ払いは”ある小技”を使えば、リボ手数料なしで一括返済にすることが可能です。
JCB EITカードを検討している人は、リボ払いのメリットと注意点の両方をしっかり理解し、必ず一括返済にする手続きを取っておきましょう。
公式サイトJCB EIT
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JCB EITカードの基本スペック
カード名 | JCB EIT |
国際ブランド | JCB |
申込資格 | 18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方(高校生不可) |
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1000円=2P(OkiDokiポイント) |
追加可能カード |
|
付帯保険 |
|
主な特典 |
|
申込サイト | JCB EIT公式サイト |
カード初心者にも優しい審査基準
JCB EITカードの申込資格は、「18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方(高校生不可)」となっています。
この資格を見ても、収入が低いorない学生や専業主婦でも問題なく作れるカードであることが分かります。年会費も無料で持ちやすいカードなので、初めてのクレジットカードに向いていると言えます。
JCB EITの申込はネットからしかできません。公式サイトから簡単に申込ができるようになっています。
公式サイトJCB EIT
リボ払いのメリットと注意点
リボ払いのメリット
「リボ払い(リボルビング払い)」とは、毎月一定額を返していく返済方法です。
支払う回数が基準の「分割払い」と違い、毎月の支払い額が基準になるのが「リボ払い」です。上手く理解できない人は下記記事を参考に。
参考記事リボ払いと分割払いの違いとは?手数料・利子を比較すればどちらがお得かは明白
毎月3万ずつ、毎月5万ずつと、月ごと返済額を自分で決めることができるのがメリットだと言えます。高い買い物をしても、月ごとの支払いは分割払いより少額にすることができるので、”身の丈を超えた高額商品”にも手が届いてしまいます。
「◯十万の買い物したのに、毎月3万円ずつ返せばいいだけなんて、ラッキー♪」
なんて言うと、一見とても魅力的な返済方法に見えるのが、「リボ払いの罠」です。
リボ払いのデメリット
リボ払いは、支払い額が常に一定なのが魅力ですが、返済の度に金利分が上乗せされていきます。
リボ払いで支払いを小分けにして完済までの返済回数が多くなるほど、その分だけ金利がどんどんプラスされていき、結果的に元の購入額より遥かに高い額を支払うハメに……。
支払いを先延ばしにすればするほど金利が増え、最悪の場合、金利分だけを永遠に支払い続けるという無限ループに陥ります。
クレジットカード破産者のほとんどがリボ払いによって破産するのはこのためです。
⇒クレジットカード破産はリボ払いが原因?延滞、強制解約、強制執行の恐怖
表向きは非常に魅力的なリボ払いですが、基本的にクレジットカードにおいてリボ払いは御法度です。
「じゃあ、リボ払い専用のJCB EITカードはやめた方がいいの?」
というと、そんなことはありません。
実は、リボ払い専用カードでも、一括払いで返済する小技があるからです。
リボ払いで一括返済する小技とは
JCB EITカードでは、毎月の返済額を自分で設定することができます。強制的に1回で返済する方法は至極簡単で、”毎月の返済額を利用可能額と同額にする”だけです。
カード利用枠が30万なら、毎月の支払い額も30万に設定します。そうすれば、カード利用額内で購入した商品は全て、初月で全額返済できるという仕組みです。
JCB EITカードのリボ払いは、初月手数料が無料なので、初回で全額返済すれば手数料もかからず、完全に一括払いと同じ返済が可能になります。
JCB EITカードを使う際は、最初に必ず「毎月の返済額をカード利用額と同額に設定」しておくことをおすすめします。
この設定さえしてしまえば、JCB EITカードは非常におトクなカードとして使うことができます。その点を以下に説明していきます。
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ポイント還元は通常の2倍!約1%の還元率
JCBカードのポイントプログラムは「Oki Dokiポイント」です。
通常のJCBカードは1000円利用につき1ポイントの還元率ですが、JCB EITは2倍の1000円=2ポイントでポイントが貯まります。
Oki Dokiポイントは、「JCBギフトカード」や、セブンイレブンの「nanacoポイント」、その他豊富な商品と交換することができます。
交換レートは商品により、およそ1ポイント=3〜5円相当となります。ギフトカードやnanacoポイントは1P=5円の価値で交換できます。
とすると、カード1000円利用=2P=10円相当となるので、JCB EITの基本還元率は1%に値します。年会費無料カードとして高還元率です。
海外旅行も安心の付帯保険
海外旅行保険は最高2000万
JCB EITカードは、海外旅行保険が最高2000万円まで自動付帯します。自動付帯なので、特定の条件は必要なくJCB EITカードさえ持っていれば自動適用されるのでおトクです。
⇒利用付帯・自動付帯って何?クレジットカード海外旅行保険の基本解説
国内旅行の保険は付帯していないのが弱点ですが、年会費無料のカードで海外2000万円は非常に優秀ではないでしょうか。さらに自動付帯なので、サブカードとして持っておくだけでも充分な価値があります。
関連記事年会費無料で海外旅行保険が付帯のおすすめクレジットカードまとめ|サブカードで保険料の節約を!
ショッピング保険は最高100万円
カードで購入した商品が破損や盗難などの被害に合ったときは、購入日より90日以内であれば、年間最高100万円までJCBが補償してくれます。
国内でも海外でも適用されるので、海外でのショッピングも安心してできます。
JCBでe安心制度でネットショッピングの被害も補償
ネットショッピングでカードを不正利用されてしまった場合(身に覚えのない支払い)は、「JCBでe安心制度」によって請求をキャンセルすることが可能です。
通常のショッピング保険と合わせて、買い物においては非常にガードが強い点が JCBカード のメリットでもあります。
カードデザインはオシャレで豊富なラインナップ
全6種のデザイン
JCB EITカードは、全6種のスタイリッシュなデザインから好みの1枚を選べます。
- ストライプ
- ブラック
- ステッチ
- チェック
- ドット
- ロゴ
デザインの評判も良いJCB EITです。どれもカッコいいですが、一度決めたデザインは変更できないので慎重に選びましょう。
また、家族カードも同じ本会員デザインと同じものになります。
チェック!公式サイトでデザインカードを見てみる
ストライプ、ブラック、ステッチには、QUICPay(電子マネー)が搭載
ストライプ、ブラック、ステッチの3デザインカードには、ポストペイ型電子マネー「QUICPay(クイックペイ)」が搭載されています。
ポストペイ型電子マネーは、使った金額が後からクレジットカードと一緒に請求される仕組みなので、PASMOやSuicaといったプリペイド型と違って現金チャージの必要がありません。
専用の端末にピッとかざせば一瞬で会計が完了するので、QUICPayを持っていれば本当に現金を持つ必要なくなります。
もちろんクレジットカード(クレジット機能)で払うこともできますが、コンビニなど少額の買い物でクレジットを使いたくない人も多いです。そんな時は、高額決済はクレジット機能で、数百円程度の少額決済はQUICPayで、と使い分ければ効率化できます。
ひとまず、ポストペイ型電子マネーのラクさを知ってしまったら、現金を持つのが面倒になるほどの威力です。
⇒電子マネーはポストペイ型がおすすめ!iDとQUICPayの特徴まで比較!
まとめ
「リボ払い専用」という弱点をカバーするため、「年会費無料」「ポイント2倍」「海外保険・ショッピング保険」など年会費無料カードにしては高いスペックを誇っているのがJCB EITカードの特徴です。
しかし、リボ払い専用という弱点は、ご紹介した「月の返済額を利用可能額と同額にする」という設定をすれば解決できるので、それだけで普通に高スペックなカードとして持つことができます。
デザインも豊富ですが、どうせならQUICPayが搭載されている「ストライプ」「ブラック」「ステッチ」の3種から選んだ方がおトクかと思います。
公式サイトJCB EITカード
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