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保険代節約!年会費無料カードで海外旅行傷害保険を合算させよう

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antriksh / Pixabay

クレジットカードの海外旅行向けサービスとして、海外旅行傷害保険の付帯は今や常識になりつつあります。

しかし、このサービスは提供側に保険料の負担がかかるため、クレジットカード会社の顔ともいえるプロパーの一般カードでは、補償内容はあまり十分とは言えません。

ゴールドカードのレベルでようやく充実してきたという印象を受けますが、ゴールドカードは誰でも作れるわけではありません。

そこで、年会費無料カードの活用が必要となるのです。

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年会費無料カードの活用方法

年会費無料カードの活用法を解説する前に、クレジットカード付帯海外旅行傷害保険の特徴をおさらいしてみましょう。

合算可能な補償

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海外旅行傷害保険の補償金額は、条件によって合算することが可能です。

まず、死亡・後遺障害については合算できません。何枚クレジットカードを持っていても、その中で最大の保険金しか支払われません。

死亡・後遺障害以外の補償に関しては、複数のクレジットカードに海外旅行傷害保険が付いていた場合、それらは合算して保険金が支払われます

ただし、同じクレジットカード会社から発行されたカードは除かれます。つまり、カード発行会社が違っていれば、死亡後遺障害以外の保険金は合算されるということになります。

【複数の海外旅行保険付きカードを持っていた場合】

  • 死亡・後遺障害 ⇒ 合算不可(最大の保険額が適用)
  • その他 ⇒ 合算可能

※ただし、同じカード会社発行のカード同士は合算不可

利用付帯と自動付帯とは

StockSnap / Pixabay

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クレジットカードの付帯の海外旅行傷害保険には2種類の適用条件があり、それぞれ「自動付帯」「利用付帯」と呼ばれています。

自動付帯は名称のとおり、クレジットカードを持っているだけで自動的に保険が適用になります。

対して利用付帯は、航空運賃や旅行代理店のパッケージ料金などを、そのクレジットカードで決済するという条件で適用されます。航空運賃以外でも空港へのタクシー料金、バス料金なども対象となります。

  • 自動付帯:カードを持っているだけでOK
  • 利用付帯:旅行代金や交通費など、どこかでカードを使うことが条件

⇒利用付帯・自動付帯って何?クレジットカード海外旅行保険の基本解説

年会費有料カードと無料カードの組み合わせ

lcb / Pixabay

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年会費無料カードを複数持っていれば、合算によって海外旅行傷害保険の補償をアップすることができますが、もちろん無制限にアップさせることはできません。

利用付帯の場合はカード決済が条件となるので、一般的に2~3枚が限度となります。それ以外のクレジットカードは年会費に関わらず、自動付帯である必要があります。

クレジットカードの組み合わせとしては、利用付帯のクレジットカードを2~3枚、自動付帯のクレジットカードは何枚あっても構いませんが、年会費と審査があることを考えると3~4枚をうまく組み合わせるのがベストでしょう。

  • 利用付帯のカード:2〜3枚
  • 自動付帯のカード:3〜4枚

そもそも何枚もゴールドカードを作れる人であれば、年会費無料カードを活用しなくても補償は充実していますよね。

なのでここでは、”いかに年会費にお金をかけないで補償を充実させられるか”という観点で、おすすめのクレジットカードを紹介します。

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海外旅行傷害保険が充実したおすすめのクレジットカード

JCB EIT

JCB EIT

  • 死亡後遺障害・・・2000万円
  • 治療費用・・・・・100万円(1回の事故、病気につき)
  • 賠償責任・・・・・2000万円(1回の事故につき)
  • 携行品損害・・・・20万円(保険期間中100万円限度)
  • 救援者費用・・・・100万円限度

JCBが発行するJCB EITは、年会費永年無料で上記の補償内容の海外旅行傷害保険が付帯されています。

年会費無料で自動付帯のクレジットカードは珍しいので貴重なカードと言えます。ちなみに支払いは初回手数料なしのリボ払い専用となっています。

公式サイトJCB EIT

リボ払い専用JCB EITカードを一括払い(手数料無料)に変更する方法

JCBが発行する「JCB EIT(エイト)」は、名前の通り”8つの価値”を持つカードです。 年会費無料 ポイント2倍 海外旅行保険 ショッピング保険 リボ払い初回手数料無料 ネットでの不正利用被害を補 ...

レックスカードLite(ライト)

  • 死亡後遺障害・・・2000万円(後遺障害は80万円~2000万円)
  • 治療費用・・・・・200万円
  • 賠償責任・・・・・2000万円
  • 携行品損害・・・・20万円(1旅行中および1年の限度)
  • 救援者費用・・・・200万円限度

ジャックスが発行するカカクコム提携カードのレックスカードLiteも、年会費永年無料です。

年会費のあるレックスカードと違う点は、ポイント還元率が1.25%(レックスカード1.5%)という点です。レックスカードLiteでは上記の海外旅行傷害保険が自動付帯されています。

合算される補償内容も充実していて、JCB EITと2枚持つことができれば、かなり補償が充実します。

オリコiB(iD×QUICPay)カード

  • 死亡後遺障害・・・2000万円
  • 治療費用・・・・・200万円
  • 賠償責任・・・・・2000万円
  • 携行品損害・・・・20万円
  • 救援者費用・・・・200万円限度

オリコiB(アイビー)カードは条件付きで年会費無料になるクレジットカードです

。条件は金額ではなく年1回の利用なのでクリアしやすい条件となっています。

Ponta Premium Plusカード

  • 死亡後遺障害・・・2000万円(後遺障害は80万円~2000万円)
  • 治療費用・・・・・200万円
  • 賠償責任・・・・・2000万円
  • 携行品損害・・・・20万円(1旅行中および1年の限度)
  • 救援者費用・・・・200万円限度

Ponta Premium Plusカードはジャックス発行のクレジットカードなので、上記のレックスカードLiteと併せて持っても補償は合算されないので注意が必要です。

年会費は有料ですが、リボ専用コースに登録すると年会費は無料となります。同じジャックスカードなので補償内容はレックスカードLiteと同じで、自動付帯となっています。

具体的なクレジットカードの組み合わせ方法

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上記でご紹介したクレジットカードは年会費無料、または簡単な条件で無料になる自動付帯のクレジットカードです。

年会費有料カードや利用付帯カードまで考慮すると複雑になるので、いま自分が持っているクレジットカードにプラスできるクレジットカードを選ぶのが得策です。

選ぶポイントとしては、自分が持っているクレジットカードと違う発行会社のカードであること。上述したように、発行会社が同じ場合は補償が合算されません。この点に気を付けて年会費無料のカードを選んでみましょう。

また、複数のクレジットカードに申し込みをするときは、同時に申込しないほうが無難です。

個人信用情報機関では、6か月以内の申込データ情報をクレジットカード会社に提供しています。短期間で申し込みが集中していること人を、クレジットカード会社は嫌います。

嫌われると審査で却下される可能性があるので、一枚申し込みをして発行されたら、6か月の間を空けてもう一枚申し込むといった方法が無難です。

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まとめ

無料のクレジットカードを活用して海外旅行傷害保険の補償を増やす方法は、カードの枚数も増えて管理も大変になります。

可能ならば、将来的にはゴールドカードといったグレードの高いクレジットカードを持つほうが効率よく補償金額を増やすことができます。

ゴールドカードになると年会費が税別でも10000円以上するカードも多いので、なかなか踏み切れない人も多いでしょう。

しかし、最近では20代向けのゴールドカードや、年会費が軽減できるサービスもあります。

⇒20代専用のゴールドカード!?三井住友VISAプライムゴールドカードでモテる男に!

 

また、クレジットカードの利用金額が年間100万円以上という人は、年会費無料で作ることができるゴールドカードも発行されています。

そのような比較的持ちやすいゴールドカード情報は下記記事にまとめています。

⇒招待の基準は?年会費無料で持てるゴールドカードがコスパ良すぎる

年会費無料カードを複数の申込をするのが面倒という人は、この機会にゴールドカードも検討してみるといいでしょう。

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