カッコいいカードフェイスに充実した特典サービス、あらゆる用途に用いることの出来る高額な利用枠と、ゴールドカードやプラチナカードを始めとした上位カードをいつかは手に入れたいと考えている方が大勢います。
かつてはゴールドカードでも「30歳以上/年収500万以上」が条件なんて言われていましたが、今ではその基準もかなり緩和され、20代でも比較的容易にゴールドカードに手を伸ばすことができます。
そこで今回は、あらゆる世代で高い人気を誇る「アメリカン・エキスプレス・カード」(以下 アメックス)を例に、一般向けのグリーンカードからゴールドカード、プラチナカードへの審査を通過するための具体的な方法をご紹介します。
気になる審査基準や、アメックス社がどんな人に上位カードを持ってほしいと考えているのかを知ることで、狙っている上位カードを獲得できる可能性はグッと高くなりますよ。
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アメックスグリーンからゴールドへの審査・インビテーションは難しくない
アメックスは現在、一般会員向けのグリーンカードに加えて、ゴールドカードとプラチナカード、センチュリオン(ブラックカード)と3種類の上位カードを発行しています。
年会費35万を誇りクレジットカードの頂点に立つアメックスのブラックカードは、有名芸能人や大手企業の創業者など、ごく限られた超富裕層にのみ発行されているため今回は割愛します。
⇒アメックス総まとめ!グリーン、ゴールド、プラチナ、ブラックまで最高峰ブランドカードを一挙紹介!
ゴールドとプラチナの上位カードのうち、ゴールドカードは実はあまりアップグレードの難易度が高いカードではありません。
グリーンからゴールドへの切り替えも険しい道程だと思われがちですが、実際のところグリーンカードを既に取得していさえすればインビテーションも必要なく、他社カードのアップグレードと比べても難易度は低いのです。
これは、アメックスのグリーンとゴールドの位置付けの違いにあります。
多種多様な決済手段のひとつとしてアメックスを用いる方にはグリーンを。
一方、年間29,000円(税別)という高額な年会費を支払ってでも、そのステータスやゴールドカード向けの付帯サービスを利用したいと考えている人にはゴールドカードを持って欲しい。
これがアメックスの考えるグリーンとゴールドの位置付けです。
これにより、グリーンからゴールドへは本人の希望があれば高い確率で審査を通過できます。
もちろん支払いに遅延があったり、年収がグリーンカードの発行基準ギリギリであったり、これまでほとんどカードの利用がなかった場合(スーパーホワイト)などはこの限りではありませんが、日常的にカードを使っている場合には、ほぼ確実にゴールドカードを取得することが可能と言えるでしょう。
グリーンとゴールドは無料申し込み可
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ゴールドからプラチナはインビテーション制。審査は厳しくなる
アメックスのランクアップが一気にハードルを上げるのは、ゴールドカードからプラチナカードへの昇格です。
まずグリーン→ゴールドカードとは異なり、プラチナカードは原則アメックスからのインビテーションがない限り申込むことすら出来ません。
インビテーションの発行基準は原則非公開にされており、具体的にどのくらいの年収や年間利用額があれば発行してもらえるのか、誰もわかりません。アメックスのWEBサイトでもカードラインナップにはプラチナカードが掲載されておらず、真相は闇の中です。
これにより、クレジットカードを取り上げている雑誌の特集やWEBサイトでは様々な噂や都市伝説が取り沙汰されています。
例えばコンビニやスーパー、ドラッグストアなど庶民的な場でアメックスを使ってはいけない。高級レストランや一流ホテルの支払いにアメックスを使うとインビテーションを貰えるなど、皆様もこれまでにご覧になったことがあるかもしれません。
多くはもちろん根拠のないネタですが、これもアメックス上級カードの神秘性が高い証拠ですよね。
アメックスのインビテーション審査で大切なのは、使う場所よりも利用頻度
プラチナカード発行の具体的な審査基準は未だ明らかではありませんが、2008年にアメックスの日本法人副社長である中島好美氏へのインタビューで、インビテーションの審査基準について触れられたことがありました。
これによると、もちろん年会費と決済手数料がアメックス社の収益の柱である以上、多額の利用実績があることがインビテーション発行の絶対条件であることは間違いありません。しかしカードの使い方についての見方は、噂や都市伝説とその真相に大きな違いがありました。
アメックスは確かに、沢山カードを利用する方へインビテーションを発行していることを断言しています。
しかし、それは何も高級な場所での利用や、1回毎の決済額の高さにのみこだわるわけではなく、たとえ1回あたりの決済額が少なくとも、日常生活において高い頻度でカードを利用する方にこそ上位カードを持って欲しいというのがアメックスの考えであると答えています。
つまり、スーパーやコンビニなど庶民的な場所で使うとインビテーションを貰うことが出来ないというのは全くのデタラメに過ぎません。アメックスはむしろ、そういった場所であっても自分たちのカードを積極的に利用して欲しいと考えているのです。
もし噂を鵜呑みにして、カードを利用する機会をごく僅かな場所に制限していたとしたら……インビテーションは永久に貰えなかったかもしれませんね。
⇒プラチナカードの審査基準、年収の目安は? 申込でも作れるの?
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インビテーション審査通過を目指す具体的なカードの使い方
さて、それではプラチナカードのインビテーションを獲得するための具体的な方法をご紹介しましょう。
まずはアメックスゴールドを取得する。
まずは、インビテーション不要で取得できるアメックスゴールドを手に入れることが最初の一歩です。既にアメックスグリーンを持っている方は切り替えを検討しましょう。
ゴールドカードを経由しないでプラチナカードのインビテーションが届いた話も時折耳にしますが、件数としてはやはり少ないものです。ここは「急がば回れ」で行くことが一番。プラチナを確実に取得するためには、まずゴールドへ申し込むことが近道です。
アメックスゴールドは、そのステータス性の高さからは意外なほど審査も優しめで、正社員なら年収300万円台でも審査通過しているケースが多々あります。
またアメックスは銀行系カードに比べて、個人事業主にも優しい一面が知られているので、自信を持って申し込みして大丈夫ですよ。
まだ学生の方や20代の新卒レベルであれば、先に アメリカンエキスプレス・カード(グリーン) を持っておき、ある程度使っておけばスムーズにゴールドに切り替えられるはずです。
>> アメリカンエキスプレス・ゴールドカード公式サイトはこちら日常生活のあらゆる場面でアメックスを使う。
審査を通過してゴールドカードが手元に届いたら、次はあらゆる機会でアメックスを使っていきましょう。
普段の買い物はもちろんのこと、公共料金や携帯料金の支払い、通勤定期や新聞・雑誌の購読料など、アメックスで支払いが出来るものは全部ひとまとめにしてしまうことをオススメします。
⇒家賃 税金 保険料全てカード払い可!お得にポイント貯める公共料金まとめ
嬉しいことにアメックスは、ポイント還元率も決して見劣りしていません。楽天ポイントやTポイントを始め、大抵の交換先で利用代金の0.5%相当のポイントに交換できる他、マイルへの交換の場合には更に高い還元率が適用されます。
そのため、プラチナカードを欲しいために他のカードで得られるはずだった沢山のポイントを無駄にしてしまうといったことはありません。
アメックスに限らず、延滞は絶対NG
うっかりやってしまいがちですが、カード代金の支払いは絶対に延滞しないようにしましょう。
せっかく沢山のカード利用があっても、アメックスをはじめ他のカードの支払いが滞りがちではインビテーションは届きません。ひどい場合にはカードの更新が見送られてしまう可能性もあります。
これを防ぐため、アメックスはもちろん、他のカードについても支払いを滞らせてしまわないよう十分な注意が必要ですよ。クレジットヒストリーに傷をつけるとインビテーションは確実に遠ざかります。
参考記事クレヒスの作り方|延滞情報は何年残る?その期間はカード作れない?
まとめ
アメックスのゴールドカードとプラチナカードを手にする方法、またプラチナカード発行にあたって必要なインビテーションの獲得方法についてご紹介してみました。
アメックスは嘘も誠もおおくの噂が飛び交いがちですが、その背景のひとつには、アメックスがこれまで築き上げてきた高いブランドイメージがあります。
バブルの頃には憧れのカードとして真っ先に名が挙がり、洗練された広告や海外旅行時に使える豊富な特典、高額な年会費などがブランドイメージを高めていった一方、庶民的な店では使いづらい印象が生まれたのも事実。
それが「高級店で使わないとインビテーションが届かない」という都市伝説に結びついてしまったものと推察されます。
しかし先にご紹介した通り、アメックス日本法人の副社長本人が「これは全くのデタラメである」と明言されています。
そのため使う場所を一切気にすることなく、安心してあらゆるところでアメックスを使っていきましょう。それがプラチナカード発行への最短経路となりますよ。
公式サイト アメリカンエキスプレス・カード(グリーン)
公式サイト アメリカンエキスプレス・ゴールドカード