最近では決済のキャッシュレス化が進んでおり、決済手段として現金以外のものが利用できる場合が多くなりましたね。
IT技術が普及につれ、クレジットカード、プリペイドカード、デビットカードなどを利用する人は年々増えてきています。
とは言っても、まだまだ「後払い」になるクレジットカードには抵抗がある人も多いです。そんな人にはぜひ「前払い」式のプリペイドカードを使って欲しいところ。
ただ、「プリペイドカード」ってクレジットカードより馴染みが薄いので、クレジットと何が違うのか、またどう使い分ければいいのか意外と知られていません。
そこで今回の記事では、「プリペイドカード」と「クレジットカード」、この二つのカードの違いについて解説していきます。
二種類のカードの違いをしっかり理解して使い分けられれば、日々の決済がより効率化できますよ。
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プリペイドカードってなに?
プリペイドカードは「先払い式」のカード
プリペイドカードは原則として、「先払い形式のカード」です。名前の通りですよね。
もう少し詳しく言うと、プリペイドカードの中にも大きく分けて2種類あります。
- 現金をカードにチャージして利用する「チャージ型」
- カードに入っている金額を使い切れば終わり「使い切り型」
この2種類です。
「使い切り型」の代表的なカードは「クオカード」「Amazonギフト券」「Vプリカ」などですね。
「チャージ型」の代表的なカードは「LINE Payカード」「Suica」「PASMO」「au walletプリペイドカード」「三井住友VISAプリペイド」などです。
プリペイドカードが利用できる店舗
利用できる店舗は、プリペイドカードによってさまざまです。
Amazonギフト券はAmazonでしか利用できませんし、nanacoギフト券はnanacoチャージにしか利用することが出来ません。
その反面、VISA、MasterCard、JCBなどの国際ブランドが付帯しているプリペイドカードは、クレジットカードとほとんど変わらず多くの店舗で利用することができます。
プリペイドカードは発行手数料や発送手数料など発行時に手数料がかかる場合が多いですが、年会費は無料なカードがほとんどです。
保有し続けることに関してはかかる費用はありません。
プリペイドカードとクレジットカードと何が違うの?
似たような機能であるクレジットカードと何が違うのでしょうか。
プリペイドカードがクレジットカードと異なる点は大きく下記3点あります。
- 手持ち分のお金しか使えない
- 審査がない
- 付帯サービスや特典がない
1. 今持ってる分のお金しか使えない
まず一つ目に、プリペイドカードは先払いなので、現在持ってる分のお金しか利用できません。これに対してクレジットカードは「後払い」なので、今持ってない金額でも決済できます。
10万円しか手元にないのであれば、10万円しか買い物できないのがプリペイドカード。手元に10万しかなくても100万円の買い物ができてしまうのがクレジットカードです(利用枠によりますが)。
プリペイドカードは自分のお金をカードに入れて使うだけですが、クレジットカードはいわば「借金」です。カード会社にお金を借りて、後から返済するというものですね。
比較的大きなお金でも工面しやすいという点ではクレジットカードの方が有利ですし、身の丈を超えたお金を使ってしまうのが嫌な方はプリペイドカードのほうが良いでしょう。
2. プリペイドカードは審査がない
プリペイドカードには審査がありません。なぜなら「借金」するわけではないからです。信用は別に要りません。
逆にクレジットカードの場合は、カード会社がカード会員にお金を貸さなければならないため、どんなカードであれ「ちゃんと返済してくれる人かどうか?」を見極める審査があります。
審査が甘いカードでも、過去に金融事故を起こした方や18歳未満の方は利用することが原則的として出来ません。
一方でプリペイドカードであれば、金融事故を起こした人でも18歳未満でも、誰でも利用することが出来ます。プリペイドカードの方が簡単に利用できるということですね。
3. プリペイドカードには特典や付帯サービスは基本ない
3つ目は、プリペイドカードにはクレジットカードのような豊富な付帯サービスや特典が基本的にありません。あったとしても非常に少ないし、それほどのものでもありません。
クレジットカードなら、カードにもよりますが「旅行保険」「優待店舗での割引」「豊富なポイント交換先」「キャッシング機能」など、さまざまな付帯サービスがあります。
ゴールドカードやプラチナカードにもなると空港ラウンジを無料で利用できたり、コンシェルジュが付いたりと贅沢な特典を使い倒すことも可能です。
やはりクレジットカードは後払いというリスクを背負う分、それを補うための特典をアレコレ提供してくれているのです。
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プリペイドカードのメリット・デメリット
プリペイドカードのメリット
プリペイドカードのメリットは、まずお金の管理がしやすいという点でしょう。
チャージした分しか利用できないので、不用意に利用してしまったり、プリペイドカードが原因で過度な債務を負ったりということはありません。
残高も確認できますので、利用状況の管理はしやすいでしょう。
そして、プリペイドカードはオンラインショップで利用することが出来るというのもメリットです。
18歳未満の人でも、最近ではインターネットを利用したショッピングを利用されている方も多いかと思います。
そんな時に困るのが決済方法でしょう。
ネットショッピングはクレジットカード払いが一般的な支払い方法ですが、カード申込には年齢制限があり、18歳未満の学生の方は発行することが原則としてできません。
そんな時はプリペイドカードを利用すると、簡単に決済できて便利ですよ。
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プリペイドカードのデメリットは?
プリペイドカードのデメリットは、カードを落としたり紛失した時に誰でも簡単に利用できてしまうということです。
クレジットカードであれば、暗証番号やサインが必要なので本人以外は基本利用することができませんし、いざ不正利用されても被害額はしっかり補償されます。
プリペイドカードの場合は、本人でなくてもカードを持っていれば利用出来てしまいます。
チャージ型のプリペイドカードであれば、暗証番号がある場合もありますが、使い切り型のプリペイドカードの場合は注意が必要です。
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プリペイドカードとクレジットカードの使い分け方
衝動買いタイプやお金の管理が苦手な方はプリペイド
プリペイドカードは、手持ちのお金以上に買い物したくないときや、ついつい衝動買いしてしまう方にこそおすすめです。
プリペイドカードは現金で買い物するよりもポイント還元されたり、現金をわざわざ持ち歩く必要性がなかったり、小銭を出す必要性がなかったりと、あらゆる面で現金よりも利便性に長けております。
というか今の時代は、現金で払うことのメリットがゼロです。
プリペイドカードなら残高も逐一確認できますので、お金の管理をしやすいというのもおすすめできる点です。
付帯サービスを利用したい方、大きな出費にはクレジットカード
後々しっかり返済できることが前提ですが、大きな買い物や出費にはクレジットカードが便利です。手持ちのお金以上の金額を扱えますし、ポイント還元率もクレジットの方が高いカードが多いです。
また、分割払いやボーナス払いなど、支払い方法を柔軟に選べるのも助かります。
特に結婚式や旅行、ブランド品の購入など大きな出費になるときには一括払いは苦しいケースも多いでしょう。そんな時は支払いを分割すれば負担を和らげることができます。
ただ、クレジッカードで払うということは実質的には借金して商品を購入していることと大差はないので、利用しすぎには注意をしましょう。とくにリボ払いは注意が必要ですよ。
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また、海外旅行保険がついてくるのもクレジットカードの特徴です。
プリペイドカードでも一部海外旅行保険があるカードはありますが、極めて少数です。それに対してクレジットカードでは多くのカードで海外旅行保険が付帯しています。
海外での事故や病気に対する備えは必要ですので、海外で利用するときはクレジットカードをおすすめします。
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他にも飲食店やレジャー施設などで優待割引を受けることが出来るのもクレジットカードの特徴ですね。
クレジットカードの場合は、カードによって優待店舗で正規料金から5%や10%またはそれ以上の割引を受けることができたり、カード会員限定のサービスを受けることが出来たりします。
こういった本来の機能以外でもメリットがあるのはクレジットカードの強みでしょう。
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プリペイドカードの入手方法
プリペイドカードは、様々なところで入手することが出来ます。
「使い切り型」の場合はコンビニやスーパー、ドラッグストア、インターネットなど様々な場所で入手することが出来ます。
「チャージ型」の場合は、カードを発行している会社に直接申し込みする場合が多いです。
LINE PayカードならLINEから申込し、三井住友VISAプリペイドであれば、三井住友VISAカードに直接申し込みする必要性があります。
関連ポイント3%還元!LINE PayカードとファミマTカードのチャージ技が超お得!
また入手する際は手数料がかかってしまう可能性がありますので、どのくらい手数料がとられるのか確認しておくのが良いでしょう。
まとめ
決済機能で見ると、プリペイドカードは「先払い」、クレジットカードは「後払い」です。
お金の管理が苦手な方は入金した以上の買い物ができないプリペイドカード、お金の管理がしっかりできる方は付帯サービスが多いクレジットカードをおすすめします。
どちらのカードも一長一短がありますので、ご自身にあったカードを選択してみましょう。